アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

例えばキリスト教の場合、
『旧約聖書』の神は「生めよ増やせよ地に満てよ」と人間に命じている
→よって神の意志に逆らう、生殖以外の性交は罪
→オナニー禁止

という事が分かりましたが、なぜ神は生殖を目的としない射精行為を罪としたのですか?
オナンの話がオナニーの語源であり、主はオナンの膣外射精を罪としたとありますが、
それはどういう理由からですか?その思想はどのようにして生まれたのか?

また、この事を深く知るためにはどんな本を読めばいいですか?
教えて下さい。宜しくお願いします。

A 回答 (10件)

精子のムダ打ち禁止。



性的欲求を満たすだけの行為はムダでしかない。

この回答への補足

何に対して、無駄なのでしょうか?

補足日時:2011/12/19 16:12
    • good
    • 0

この件は異端である、モルモン教が詳しいと思います。



ですのでそちらのほうから調べたら何かわかると思います。

この回答への補足

モルモン教ですか。調べてみます。

補足日時:2011/12/19 16:26
    • good
    • 0

快楽に溺れるというものが愚かな行為として考えられているからです。


性欲に限らず、食欲だって「暴食」は大罪とされていますね。

この回答への補足

快楽=罪ですか。そうした理由は何故なんでしょう?
歴史的には、現在どのようにとらえられているんでしょうか。

補足日時:2011/12/19 16:28
    • good
    • 0

http://libopa.fukuoka-edu.ac.jp/dspace/bitstream …

生殖を目的としない僧侶が、自分もやっていたが、やったらあかんなぁと思って、世俗の人間にも禁止した。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%8E%E6%84%9B% …
おせっかいな人が、聖書に理由を見出したようです

この回答への補足

読ませて頂きました。ありがとうございます。
自分で考えた結果、
社会の規律を守るため、欲望のまま生きること、つまり生殖のための射精以外を禁止した
→そしてオナニーは生殖のためでもなんでもない、ただの欲望の産物なので禁止ということになった
つまりオナニーは、行きすぎた規制をくらったって事ですか?
すみません、言葉が上手くなくて。

補足日時:2011/12/19 22:03
    • good
    • 1

オナニーを禁止したというのはちょっと違います。


(いやその通りですが)

例えば食の目的とは「体の滋養」です。
その目的を果たさず暴飲暴食することは「体の害」を与えかねない害悪です。
つまりお腹一杯食べたり、満たされるまで食べることは
体の滋養を目的としたものではなく、「欲」に任せるということです。
欲に任せるのがなぜ悪なのか。
欲は自分だけでなく他人の権利や命を奪いかねないからです。

では性行為の目的とはなんでしょうか。
解りますよね。「生殖行為」です。
この目的外に欲に任せた場合、
他人の命や権利を奪いかねない結果になることがあります。
人間は自制心(理性)を持つことで人間社会を良く保つことができますが、
全ての人が欲望のままに走ると人間社会が崩壊しかねません。

だから宗教上では「欲」を自制することを教えられるのです。

この回答への補足

なるほど、社会の規律を守るために欲を自制せよと教えたという事ですね。
性欲の場合、強姦などの性行為は権利を奪いかねない暴力的なものなので理解できますが
何故オナニーは禁じられたのでしょうか。誰にも迷惑をかけない気がするのですが。

補足日時:2011/12/19 21:51
    • good
    • 1

http://libopa.fukuoka-edu.ac.jp/dspace/bitstream …

18世紀が欧州においてどんな時代だったという理解が必要だと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/18%E4%B8%96%E7%B4%80 18世紀
http://ja.wikipedia.org/wiki/17%E4%B8%96%E7%B4%80 17世紀
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4% …  アイザック・ニュートン

ニュートンは万有引力を発見していますが、17世紀の清教徒革命の影響も受けています。
清教徒革命の説明はいろいろありますが、人間の生き方はどうよ?という視点で考えると、神様の普遍的な原理が俗世間でも貫徹するのよという考え。一番神様の原理主義者は、修道院にいる僧侶で、その僧侶は性行為禁止。その考えを俗世間でもしなくっちゃねというのが清教徒の考え。なんせPUREですから。
その原理主義的な生き方から、原理主義で生きていない、一般ピープルも原理主義で生きろ!というのが啓蒙主義です。上から目線で「お前たちは蒙昧であるので、それを啓いてやろう」というのが啓蒙ですんで。

んで、朝はちゃんと起きろとか、昼間は酒を呑むなとか、他人の生活に口を突っ込む。
その口のツッコミ方の一つに、オナニー禁止があったということになります。

他人の私生活まで口を突っ込む発想が19世紀末に、ダーウィンの遺伝学を受けて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%84%AA%E7%94%9F% …
優生学となります。
オナニーどころか、基準に合わない奴は子供も作るなという運動。

なぜダーウィンだ、優生学だというのをここで記述すのかというと、こういうこと。
宗教が他人の私生活に口を突っ込むように指示しているのではなく、他人の私生活に口を突っ込むという啓蒙思想は、キリスト教徒に当時否定されたダーウィンの遺伝学を使ってでも、他人の生活に口を突っ込む。この他人の生活に口を突っ込むというのは、キリスト教云々ではないということです。

この回答への補足

なんとなく分かりました…もう少し勉強していきますが
つまり結局のところ、
聖書で神は(この場合モーセですか?)が生殖以外の射精は禁止、言っているだけで
それはこういう理由だからだ、だから従うべきだ等と長い歴史の中で色んな人が解釈して訴えて
今に至る。つまり色んな人が訴えてきた解釈は知ることができるが、
元々の「なぜ神はこう言ったのか?」について知る事はできない、って事で合ってますか?

補足日時:2011/12/19 23:41
    • good
    • 0

オナンの罪は膣外射精に対する罪・・・もっと言うと兄の財産を独り占めにするために未亡人となった兄嫁に子種を授ける義務を拒否した事に対する罪です。



オナンの罪を自慰行為と結びつけたのは18世紀以降の事です。
18世紀になり医学者が自慰行為が人体にとって有害であると唱え始め、その説が世の中に広まると、やがて聖書のオナンの話しと結びつけオナニーを禁止しようとしました。
もちろん医学的なオナニー有害論は今では否定されています。



参考書籍 
ディディエ=ジャック・デュシェ著 『オナニズムの歴史』
※新品はもう手に入らないかもしれませんが、Amazonで中古が出品されていました。タイトル通りヨーロッパ社会におけるオナニーに対する考え方の歴史について書かれています。


>宗教がオナニーを禁止したのは何故?

キリスト教以外の宗教でもオナニーを禁止しているのですか?

イスラム教では礼拝前30分はオナニーを禁止しているそうです。
つまり礼拝の直前(30分以内)でなければオナニーしてもOKってことですね。

また日本 の仏教の場合、性欲(煩悩)そのものは否定していますが、修行半ばでまだ煩悩を捨てきれない僧侶が女犯の罪を犯さぬようオナニーで性欲を処理する事はむしろ奨励していたそうです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとうございました。
書籍を購入しまして、現在読み進めています。
また何かあれば質問させていただきます。
皆様、無知な私にご丁寧な回答くださって本当にありがとうございました!!

お礼日時:2011/12/28 21:24

つまりは、聖典解釈はご自由に



となります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80% …

自慰行為を悪とみなす保守派も存在する

アメリカの保守派(アメリカの保守とは、キリスト教原理主義者)は厳しい解釈
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E5%AE%88% …
なので、中絶反対とかになる。
ちなみにアメリカにおけるリベラルとは、キリスト教原理主義からの自由をいいますが、彼らがキリスト教を信じていないかというとそうではない、リベラルはリベラルな聖典解釈をしています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

URLありがとうございます。
また色々と書籍を購入しまして、現在読み進めています。
また何かあれば質問させていただきます。
皆様、ご丁寧に回答くださって本当にありがとうございました!!

お礼日時:2011/12/28 21:26

キリスト教を例にとっておられるので、そこに焦点を絞って回答を試みたいと思います。




>何故オナニーは禁じられたのでしょうか。

これは宗教由来というのは、議論の別れるところで時代時代によって温度差があるようです。
「生殖以外の性交は罪」という点ではなく、「(無用な)快楽」そのものが「罪」とされる時代もありました。
有名なものに「七つの罪源」というものがありますが、これは聖書そのもにには言及されていません。
六世紀後半のグレゴリウス1世が定めたというのが定説で、罪の重い順から

「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」

です。
この「七つの罪源」は、時代や場所、文化などによってはかの「モーセの十戒」よりも重要視されます。
重要なのは、キリスト教の「聖典」には一言も言及されていない(修道士が言及することはありましたが)という点ですね。
つまり、宗教が先にあるのではなくて社会・文化が先にあってそれに影響されて宗教に反映されたとも考えられるわけです。(理由は以下に触れます。)
中世の詩聖「ダンテ・アリギエーリ」の著書『神曲』の地獄編でも地獄の「第二圏」に置かれています。(地獄の門>周辺地>アケローン川>第一圏~第九圏まであって深くなるにつれ罪が重く、最下層にはサタンがいます)

さて、社会・文化が先にあってという理由ですが、中世ではキリスト者の世俗化が進み、それに対する反発から中世宗教改革(有名なプロテスタンティズム運動とは別)が起こりました。
その時に活躍したのが世界最古の修道会と言われるベネディクト修道会でした。
彼らのモットーというか戒律は、「清貧」「従順」「貞潔」「定住」というものです。
これらも、いわゆる人間の「欲望」を節制しろって考えですね。
つまり、世俗化して欲に溺れていく宗教者や信者を目の当たりにした真面目な修道士が、自らを戒めると共に社会にもそれを求めたといえます。
その後も、時代によって強弱があるものの「過度な欲望」が道徳的にタブー視されていたようです。

で、「オナニー」という行為そのものに反対を唱えられたのは、結構新しく一六世紀頃からだという説があります。
そして、一九世紀に向かって最高潮を迎えることになります。
ただ、理由は宗教的というよりはもっと複雑な要因が絡んでるようです。
例えば、プロテスタンティズムによる宗教改革とそれによる宗教戦争の頻発や国民国家創設などを背景にしたナショナリズムによるプロパガンダの産物とする意見、医学的見地から人体に有害だとする意見などが提出されています。



>また、この事を深く知るためにはどんな本を読めばいいですか?


以下は参考文献です。

『自慰―抑圧と恐怖の精神史』 (原書房 )
ジャン スタンジェ (著), アンヌ ファン・ネック (著), 稲松 三千野 (翻訳)

『マスタベーションの歴史』 (作品社 )
石川 弘義 (著)

『オナニズムの歴史』 (文庫クセジュ)
ディディエ・ジャック デュシェ (著), Didier‐Jacques Duch´e (原著), 金塚 貞文 (翻訳)

『ヴァギナ 女性器の文化史 』(河出文庫)
キャサリン・ブラックリッジ (著), 藤田 真利子 (翻訳)

『ペニスの文化史』 (作品社 )
マルク ボナール (著), ミシェル シューマン (著), Marc Bonnard (原著), Michel Schouman (原著), 藤田 真利子 (翻訳)


と、こんなところかと思います。
仏教その他の宗教については門外漢なのでご容赦ください。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ベストアンサー、遅くなって申し訳ありませんでした。
沢山の参考文献、また詳しい説明など本当に助かりました。
何冊か書籍を購入しまして、現在読み進めています。
また何かあれば質問させていただきます。
皆様、ご丁寧な回答くださり本当にありがとうございました!!

お礼日時:2011/12/28 21:31

自慰行為をする際、異性を思い浮かべるわけですが、それを女デーモンにそそのかされていると考えたようです。

リリスとか、リリム、あるいはサキュバスでしょうか? その辺は分かりませんが。女デーモンが男をそそのかすのは精液を糧とし、そのせいで子を増やすからで、となると自慰行為は単にデーモンの誘惑に負けるだけではなく、自らの精液を女デーモンに捧げていることになり、しかもデーモンの増加に加担することになるわけです。

参考文献:ジャン・マルカル『メリュジーヌ 蛇女=両性具有の神話』第4章「メリュジーヌとリリト」 大修館書店(1997年)
    • good
    • 3
この回答へのお礼

参考文献ありがとうございます。
見てみることにします!

お礼日時:2011/12/28 21:27

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A