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漠然と顔料インクは滲まないから普通紙くっきり、そのような事は分かっていても、
家にある主人のエプソンの大型の顔料プリンターで普通紙にプリントしてもそれほど
くっきりな印象はありませんでした。
メーカーが顔料インクと染料インクをわざわざ分けて売っているのはそれなりのメリットが
あるからだと思いますが、実際に使ってみて、それほど大きな差異は感じません。
詳しい方にお聞きしたいのは、こういう場合は顔料じゃないと駄目というようなことはあるのでしょうか?
ヨドバシなどで聞くと写真は顔料だと奇麗じゃないとも言われましたけど、少なくとも家の主人の
顔料プリンターで写真を印刷するととても奇麗なのですが・・・・

A 回答 (5件)

こんばんは。

染料インクと顔料インクの違いは以前質問された時に、回答いたしておりますが・・・

今回、先の回答者さんが、大体回答されましたが、重大な誤りがありますので訂正しておきます。

>・インクを重ねると下層の色が消えるため、中間色の表現が不得意なため、写真などの高画質の出力には向きません。

欠点としてあげている上の事例は、明らかな誤りです。もし顔料インクが不透明で、下の色を
掩蔽してしまうのなら、赤インクを持たない機種では赤色が表現出来ないことになります。
確かに顔料インクは並列加法混色の原理も一部で利用しておりますが、あくまでCMYによる
減法混色で色を表現します。従って顔料インクでもインクは透明ですからマゼンタインクの上に
黄色のインクが乗れば赤色が表現できる訳です。

また染料インクで印刷した写真が顔料インクで印刷した写真より奇麗だという意見も
私は肯定できません。確かに染料インクは粒子が細かく用紙に拡散してなだらかなグラデーションを
作りますし、用紙のテクスチャを活かしたプリントが得られますから、超光沢を好まれる方には
染料が向くことは否定できません。

しかし、顔料インクは滲まないという特徴からドットのエッジの切れがよく、非常に透明感のある
シャープな画像が得られます。ですから質問者さんのご主人のプリンタ(恐らく4000、5500、5600)で
印刷した物が廉価版の染料プリンタで印刷した物より奇麗なのは当然なのです。これらのプリンタには
グレーインクを搭載しているという大きな特徴があります。
これらの高級顔料プリンタはあくまで写真印刷専用ですので、普通紙に印刷しても奇麗には印刷できません。

それはつまりインクが透明だからです。そして普通紙に印刷すると用紙の表面に止まらず、用紙に
沈んでしまいますから、奇麗に印刷できないのです。奇麗に印刷するためには、黒インクを
フォトブラックからマットブラックに交換しなければなりません。

これに対してヨドバシの店員が言った、顔料で写真は奇麗じゃないというのは、廉価版の事務用の
プリンタの話です。PX-101とかPX-404Aというような機種の話です。この手の事務用顔料プリンタは
いわゆるガッシュのような透明度の低い顔料インクを使っているため、先ほど述べた理由で色再現に
問題があります。その反面普通紙の表面にとどまりくっきりした画像が得られるのです。

顔料インクで印刷した写真は透明感のある色が出にくいとは全くデタラメです。
用紙の光沢を生かしたプリントが得られないのは事実ですが、多色インクの高級顔料プリンタは、
染料インクなどより遥かに透明感のあるプリントを得ることができます。

染料インクで写真用紙に印刷すると用紙の樹脂層のなかにインクのある成分が溶け出して徐々に
滲んでくるという欠点が染料プリンタにはあります。かなり改善はされましたが、化学反応ですから
避けることは出来ません。ですから、長期間プリントを保存する必要性がある場合は顔料プリンタしか
選択肢はありまあせん。

また顔料プリンタは印刷後15分程度色が安定し、1時間程度でほぼかたまりますが、染料の場合は
色が安定してかたまるまで144時間必要とします。
ただ、顔料プリントは印刷直後から色が変わらないと思っている方も多いようですが、それは間違いで
直後から15分くらいの間に、色はマゼンタから黄色の方へシフトします。

結論を言えば耐久性を必要とすれば顔料とうことになりますが、超光沢のプリントが必要で無い場合には、
染料インクのメリットはあまりありません。まあ、対応する紙が多いということはありますが。
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この回答へのお礼

いつも的確な回答をありがとうございます。やはりそれぞれの特徴を理解して使わないと
いけないのですね。
私も主人の部屋の顔料プリンターとリビングの染料プリンターで、同じものをプリントして
比べましたが、遥かに顔料プリンターの方が立体感のある、奇麗な写真でした。
染料プリンタの色はけばけばしくて下品ですよね・・・
回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/20 10:21

No.2です。


> >・インクを重ねると下層の色が消えるため、中間色の表現が不得意なため、写真などの高画質の出力には向きません。

> 欠点としてあげている上の事例は、明らかな誤りです。もし顔料インクが不透明で、下の色を
> 掩蔽してしまうのなら、赤インクを持たない機種では赤色が表現出来ないことになります。
> 確かに顔料インクは並列加法混色の原理も一部で利用しておりますが、あくまでCMYによる
> 減法混色で色を表現します。従って顔料インクでもインクは透明ですからマゼンタインクの上に
> 黄色のインクが乗れば赤色が表現できる訳です。

・ご自分で、顕微鏡で確認されることをオススメします。
顔料系インクの重なりは、誰だった「あれ~、、、なんじゃこりゃ」って思うこと請け合いです。
実際、エプソンが顔料系から染料系に方向転換する際に、理由として上記の欠点を第一に掲げていましたから。

・パット目は、誰だって染料インクの方がメリハリがあり、綺麗に見えるハズ。
顔料インクと染料インクで、抜けるような青空の写真を見比べればハッキリします。
ただ、私は梅雨時のアジサイのようなメリハリが似合わない写真も、沢山、存在するわけです。
おとなしい色調の写真には、むしろ、顔料系の方がイメージに近い、感じのよい表現できると思っています。
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この回答へのお礼

回答者さんのご意見は、個人的な偏った物と言う認識を持ちました。
奇麗かどうかは、感覚的な物ですからそれは良いと思いますが、
前の回答者さんの意見を否定するなら、納得するような説明が欲しかったですね。
CMYKのインクだけで加法混合の原理でどうやってRを表現するのか・・・知りたいです。

私は顔料プリンターの方が遥かに高画質の写真が得られることを確認しました。
主人はプリンター関連では無いですが技術者なので、プリンターの設定なども
自動補正や推奨設定などは使わず、手動で適切な補正を行っています。

またおっしゃる青空こそ、染料プリンターじゃ寝ぼけたような色にしかなりません。
およそ染料プリンターの写真にメリハリなどは全く感じません。

再度の回答お疲れ様でした。

お礼日時:2011/12/20 10:32

”くっきりの印象がない”とのことですが、印刷の設定は合っているでしょうか?


私もエプソンの大型顔料プリンタを使っています。このプリンタ、普通紙と光沢のある写真用とでは黒インクが違い、交換が必要です。写真用のまま印刷するとあまりきれいに印刷されません。また、写真用の設定のまま普通紙に印刷するとこれまた今一つです。

エプソンの場合、プロ用の写真向けの機種は顔料です。プロに使われているのですから、写真に関してはそれだけの品質があるわけですね。だから顔料だときれいではない、というのは写真用のプリンタでは正しくないですね。安価な顔料機はわかりません。
私は顔料と染料、両方使っています。微妙な諧調はプロ用の顔料機の方が上です。ですが、染料には鮮やかさと光沢があります。見た目が派手ですね。なので、人に配る写真は染料機を使うことが多いですね。

”こういう場合は顔料じゃないと駄目”、私の場合作品を仕上げるのは必ず顔料です。
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この回答へのお礼

やはりそうなんですね。黒インクを交換しなきゃならないのですね。
そうですよね、プロの方々に支持されているのは品質が良いからですよね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/20 10:17

家庭用の写真プリンタに、一時期、エプソンが顔料系に力を入れていました。


しかし、エプソンも家庭用の写真プリンタは染料系に移行しています。

現在、顔料系のインクを使用するプリンタはビジネス用途の大判プリンタなどが主体です。
因みに、ずーと染料系インクを使い続けてきたキヤノンもビジネス用途の大判プリンタには顔料系インクを使用しています。

> ヨドバシなどで聞くと写真は顔料だと奇麗じゃないとも言われましたけど、少なくとも家の主人の
> 顔料プリンターで写真を印刷するととても奇麗なのですが・・・・
・比べていないからですよ。
顔料系インクと染料系インクでプリントして、2枚を比べたら勝負になりません。

私は、キヤノンの染料系A3プリンタとエプソンの顔料系A3プリンタの双方を愛用しています。
キヤノンの透明感ある艶やかな発色は、確かに、大変美しいと思います。
ですが、エプソンの透明感の少ないマットな感じも、落ち着いていて、なかなか大人っぽい良いモノだと思います。

【顔料インク】
非常に細かい色粒子を少量の液体に混ぜ込んであります。
液体は短時間で蒸発するため、紙の上に色粒子を塗りつけるイメージで発色させます。

利点
・水や油に溶けません。
・紫外線などへの耐候性があります。

欠点
・プリンタヘッドノズルが詰まりやすい。
・透明感がないマットは発色。(場面により、独特の美しさもある)
・インクを重ねると下層の色が消えるため、中間色の表現が不得意なため、写真などの高画質の出力には向きません。

【染料インク】
染料は粒子を持たない物質で、水や油などに良く溶ける性質があります。
染料は液体ですから、紙の繊維の中に浸透して発色します。

利点
・プリンタヘッドノズルが詰まりにくい。
・透明感がある艶やかな発色。
・紙の繊維にインクを重ねる事により中間色の表現が得意なため、写真などの高画質の出力に向いています。

欠点
・水に滲みやすい。
・紫外線への耐光性がない。
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この回答へのお礼

>エプソンも家庭用の写真プリンタは染料系に移行しています。
では、なぜ、高級なA3プリンターは顔料なのでしょうね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/20 10:13

染料インクは、濡れるとすぐ流れてしまうから、宛名プリントや年賀状出力には使いにくいです。


技術が進んだとはいえ、褪色も染料の方が早い。ポスターやステッカーのようなものは顔料で作りたい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/20 10:11

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