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テキストに次の文があります。
Die Strasse fuehrt zum Brandenburger Tor.
Brandenburger の er は辞書で見ると「地名につけて形容詞をつくる」
用法のようです。さらに辞書には「格語尾はつかない」と書いてあります。
「格語尾はつかない」はどのような意味なのでしょうか。
多分それが分かれば解決すると思うのですが、Brandenburger の後にくる名詞の
性によって er は変化するのでしょうか。
どなたか教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

  語尾変化には派生語尾と活用語尾があります。


   名詞から形容詞を作るのは、派生語尾で、例は -er
   名詞や形容詞について格や数を示すのは、活用語尾
Brandenburger には、核を示す活用語尾(例えば zum は3格ですがその格を示す語尾)をつける必要がない ということでしょう。

    言い換えれば格の表示は Brandenburger が修飾している名詞と、前にある冠詞で表示されているから必要ない、という意味だと思います。
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この回答へのお礼

SPS700様
 ていねいなご回答感謝いたします。

> 語尾変化には派生語尾と活用語尾があります

初めて知りました。しかしご説明から今回のBrandenburgerのerは派生語尾で
後に来る名詞の性や格に関係しないということが分かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/25 13:03

これは例外的に格変化をしない形容詞であるという意味です。



ドイツ語の形容詞は原則的に性・数・格で変化します。これは派生語尾の有無は関係なく、性・数・格を表示する役割が形容詞にあるため冠詞、名詞とともに変化します。

例えば、Gold という名詞に派生語尾 -en を付けた形容詞 golden「金の」は goldener, goldenes ... のように完全に変化します(お手持ちの参考書に載っている形容詞の変化と同じです)。
また形容詞 alt の比較級 lter において -er も派生語尾ですが、これも lterer, lteres ... のように変化します。

つまり、名詞の前に付く冠詞、形容詞、指示代名詞、所有代名詞などは名詞と一緒に性・数・格を表すため無変化というわけにはいきません(形容詞には強変化、弱変化、混合変化がありますが詳細は参考書をご覧ください)。一方、Er ist alt のように述語の位置にある形容詞は変化しません。

しかし何事にも例外はあり、無変化形容詞の代表が地名から派生する -er 形容詞です。辞書をご覧になると分かりますが -er が付いたものは形容詞の意味と「?の市民」という意味があります。

Brandenburger ブランデンブルクの/ブランデンブルク市民
「市民」の格変化
単数
der Brandenburger
des Brandenburgers
dem Brandenburger
den Brandenburuger
複数
die Brandenburger
der Brandenburger
den Brandenburgern
die Brandenburger

ここで見ていただきたいのは複数2格です。複数2格は「ブランデンブルク市民たちの」という意味ですが、これが形容詞の起源でつまり die Brandenburger Galerie「ブランデンブルクのギャラリー」というのは die Galerie der Brandenburger 「ブランデンブルクの市民たちのギャラリー」が起こりで、のちにこれを形容詞 “のように” 転用したもので、本来「複数2格」という「すでに変化した形(たまたま単数1格と同じ形)」であるため、これ以上変化しようがないのです。

他に orange「オレンジ色の」、rosa「薔薇色の」など新しい外来系の形容詞に無変化のものがあります。
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この回答へのお礼

trgovec様
 しばらくメールをチェックしなかったので締め切り後にもかかわらずわざわざご回答
下さったことを知らず、お礼が遅れて申し訳ありません。

>ここで見ていただきたいのは複数2格です。複数2格は「ブランデンブルク市民たちの」という意味ですが、これが形容詞の起源でつまり die Brandenburger Galerie「ブランデンブルクのギャラリー」というのは die Galerie der Brandenburger 「ブランデンブルクの市民たちのギャラリー」が起こりで、のちにこれを形容詞 “のように” 転用したもので、本来「複数2格」という「すでに変化した形(たまたま単数1格と同じ形)」であるため、これ以上変化しようがないのです。

「形容詞の起源」とはこのようなものだったのですか。
感銘をうけました。
このような貴重な知識を教えてくださってありがとうございました。

お礼日時:2012/02/01 14:32

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