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白内障手術を受ける方々は大変多く、手術自体はさほど難しいものではないようですが、手術後の感染症や手術中の合併症もあると聞き、怖くなります。

後発白内障や網膜剥離なども手術後の合併症にあげられてますが、実際どれくらいの確立で起こるものなのでしょうか?

A 回答 (2件)

私自身は白内障の手術を受けた経験はありませんが職業柄眼に関する病の患者さんは多く知っています。

(盲学校にいたので)

まず最初に確率を問われているのでお答えしますがそれは統計的なことなので私には分かりません。
その上であえてお答えします。

まず白内障の手術とは現在は若い人の場合は水晶体の内液を抜いてレンズ機能をコンタクトレンズで代用するか40代以降は液を抜いた膜内に人工の眼内レンズを入れるのが通常でそれ自体は難しいものではありません。
前者なら下手したら一週間を待たずして退院できます。

しかし、どんな簡単な手術でもリスクは伴うものです。

仰るような術後の合併症(主に感染症に起因するもの)はどんな手術でも起こりえますがそんなことを気にしていてはどんな手術でも出来ません。
しかし、そういった短期的なリスクはあるものの左右両眼一度に手術する例もあるくらいですからリスクの確率は推して知るべししょう。

白内障の場合最も多く聞く後遺症は術後の眼内レンズに対して起こる異物反応です。
これは全く起こらない人が殆ですが時々聞きますし私の知り合いにも何人かはいらっしゃいます。(盲人の知り合いが多いためもあり)
この人たちは眼内レンズに対して毛細血管が周りを取り巻くように伸びてくるため月一で通院で済みますがレーザーでそれを焼く必要があります。
後長期的な後遺症としては調整機構が殆ど効かなくなりますから遠視気味になることくらいですね。

まあ、通常の白内障は年齢が余程高齢でもない限り手術のタイミング如何で術後の結果が変わるわけではありませんから受けられる方はじっくり考えればいいと思います。

ただ、車を運転されるのが必須の生活をされている場合は早めの方が良いですかね。
視界の白み方は夜間照明に対する方が強いですから夜間運転は特に危険ですから。

それではお大事に。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただいてありがとうございます(^-^)
参考にさせていただきます。

お礼日時:2012/03/20 12:16

なにもしなくても起こるリスク、術眼の状況によっておこりやすいリスク、手術の状況によっておこりやすいリスク、さらに、術者の技量によってある程度左右されるリスクがありますから、「実際」といわれても、あなたの眼と手術環境次第でぜんぜん違います。


ふつうの市中病院の手術室でまったく問題無しにおわるのは9割以上です。「問題」は、術後には影響のないマイナーなトラブルを含みます。視力に影響する合併症がおこるのは、研修指定病院でも1000件にあって数件程度、という一般論としての印象は書いておきますが、病院のレベルにもよるし、あなたに何もおこらない担保にはなりません、念のため。

そもそも、白内障手術は、核硬化のない初期にやれば簡単に決まってますので、施設間のデータ比較には意味が余りありません。特に下手な医者は、視力が下がってもいないのにやりたがることが多いので、あまりに合併症がない、もしくは速い術者は、むしろ、ある程度その要素があると疑えます。それでもトラブルのある術者もいるのですがね。


問題なく終了しても眼内炎は数千件に1件あるといいます。術前からのアトピー性皮膚炎があれば率ははねあがります。術中の破嚢があったり、終了後ハイドロ(眼圧の補正)しなくても上がるといいます。このあたりは術者に技量に一部依存するでしょうが、それも含めての手術です。
角膜内皮減少がもともとあった場合、術後さらに減少して胞状角膜症で見えなくなることもあるでしょう。チン氏帯がゆるけりゃ核落下のリスクあり。もともと前立腺肥大で薬のんでりゃ、虹彩脱出のリスクは増大します。

後発白内障はめずらしくない確率でおこります。視力に影響するレベルでも数10%はあるでしょうが、これはレーザーで外来で処理できるので、眼科医にとってはリスクに入りません。

網膜剥離は、破嚢した場合や核落下した場合には積極的に合併症にいれるでしょうが、通常に終わった場合は、むしろ、白内障のおかげで剥離の発見や治療が容易になったと考えるべきです。

あなたの場合どうなのかよく担当医にきいてきめてください。基本的には、少々のことがあっても仕方ないと覚悟がないなら手術なんてやめてください。もちろん見えないのは我慢です。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただいてありがとうございます(^-^)
参考にさせていただきます。

お礼日時:2012/03/20 12:12

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