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炭酸水素ナトリウムを加熱すると何ができるか

★実験★

1.炭酸水素ナトリウムを乾いた大型試験官に入れ、加熱。ガラス菅の先から出てきた気体を他の試験官に集める。

2.集めた試験官に石灰水を入れてふる。

3.加熱した試験官の口についた液体に塩化コバルト紙をつける。

4.炭酸水素ナトリウムと加熱後の白い物質を同じ量ずつ水に入れる。

とけ方のちがいを見た後、フェノールフタレイン溶液を加える。

で、4、で質問があるんですが、

加熱後の物質のほうが水に溶けやすく、またフェノールフタレイン液を入れたとき赤くなったのです

が、その理由が分からないのです。

明日、レポート提出なので、教えてください。

A 回答 (2件)

2.で石灰水、3.で塩化コバルト紙と書いてありますから、これは二酸化炭素と水の存在を確認しています。



炭酸水素ナトリウムを加熱すると、炭酸ナトリウムと二酸化炭素と水になります。

2NaHCO3 → Na2CO3 + CO2 + H2O


さて、炭酸は水の中で
H2CO3 ←→ H+ + HCO3- ←→ 2H+ + (CO3)2-
と言った具合になります。

炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムのナトリウムは、水溶液中ではほとんど外れてナトリウムイオンになるので
Na2CO3 → 2Na+ + (CO3)2-
NaHCO3 → Na+ + HCO3-
となります。

水、すなわちpH=7.0付近では、炭酸は H+ + HCO3- くらいの段階が居心地がいいので、
炭酸水素ナトリウムから出たHCO3-はそのまま
炭酸ナトリウムから出た(CO3)2-はH+を取りこんでHCO3-になろうとします。
すると、水の中に等量あったはずのH+とOH-から、H+が奪われるので、pHが上がります。
つまり塩基性に傾きます。
ゆえに、フェノールフタレイン液で赤くなるのです。
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4の理由でいいのかな?



炭酸水素ナトリウムが炭酸ナトリウムという物に変化したから

水に溶かした炭酸ナトリウムはアルカリ性が強いので赤というか赤紫色に変化する
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