プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

粗食や質素な食事は体に良いと言われるけど、粗食しか食べられなかった時代であった江戸時代や明治時代に生きた人の生存年齢を人名事典で調べてみると、50代~60代で死亡している人がほとんどで、体系もほっそりしていて80歳まで生きた人は稀にしかいませんでした。その時代の生存平均年齢は、生まれた時に死亡ことが大きかったのでそは事実で低かったのは当然ですが、成人まで生き延びた人が粗食であるために長生きできなかったのか?、それが不思議です。現代の飽食の時代は、肉食・乳製品をたくさん食べてたっぷり太っていても80歳や90歳を超えている人は沢山います。現在の平均寿命は、医療の発達で病人や未病の人が生存しているだけなのでしょうか?野菜や穀物の粗食中心主義の痩せた人は長生きしないのでしょうか?

A 回答 (8件)

日本人の長寿化の要因は多様で、食事の変化だけでは説明がつきません。



大きな要因のひとつが寄生虫の激減です。余りにも激減しすぎて現代日本人はすっかり忘れ去っていますが、寄生虫が寿命を縮めていて、世界は今でも寄生虫の害に苦しんでいるのです。「体系もほっそりしていて」というのは寄生虫に栄養を奪われていたのも理由だったわけです。東南アジアやアフリカの発展途上国では今も大きな問題になっています。日本で激減したのは医学的な取り組みが成功したことが挙げられますが、化学肥料の普及が大きな効果を挙げたのです。昔は化学肥料を輸入する為の外貨も無かったので、人糞に頼っていました。戦後のある時期まで鉄道で糞尿を輸送していたぐらいです。それが寄生虫の卵も運んでいた訳です。糞尿が鉄道輸送されたのは、ガソリンの使用が統制されていた為で、鉄道輸送の終焉が必ずしも人糞の肥料利用の終焉を意味する訳ではありませんが、人糞の肥料利用が寄生虫の普及にもなっていた訳です。寄生虫の卵がついた野菜を食べれば、体内で孵化することになります。だから医療の発達だけでは無いのです。

もう一つは天然痘に代表される感染症の激減です。WHOは1980年に天然痘の世界根絶宣言を行なっていますが、昔は感染症が寿命を縮めていたのです。結核、ジフテリア、腸チフス、コレラ、ペストなど。上下水道の普及や排水の暗渠化などの衛生環境の向上によってハエや蚊などの病原菌を媒介する小生物も減少しているのではないでしょうか。確かなデータは持ち合わせていませんが、農村部はともかく、都市部では激減したような気がします。

いろんな意味で私たちの社会はリスクが減少する方向で急激に変化しているように思います。

冷房が無い時代は、夏の暑さだって高齢者や乳幼児にとっては脅威だった筈です。

論じると切りがありませんが、この50年、100年で日本の社会がどのように変化してきたか、質問者さんにも振り返っていただきたいのです。

また肉食に偏する食生活の欧米化は本当に礼賛すべきものなのかどうかも良く考えていただきたい。

欧米人は大豆を食べなかったから肉を食べる必要があった。しかし日本人は古くから、豆腐・厚揚げ・油揚げ・納豆・おから・がんもどき・きな粉などの大豆加工食品を食べてきました。

例えばがんもどきには、ビタミンK、カルシウム、脂質、マンガン、マグネシウム、鉄、銅、たんぱく質、亜鉛、リン、ビタミンEが豊富に含まれています。牛肩ロース肉(和牛)などよりよほど栄養豊富です。がんもどきに無くて牛肩ロース肉(和牛)に有る栄養素はビタミンB12ぐらいです。
そのビタミンB12は海苔に含まれています。

私には牛肉の方がよほど粗食に思えます。

観念的な言葉の遊びをしていても無意味です。現代人の飽食は、脂質だけの飽食であって、他の栄養素は忘れられているということです。そんな飽食の何がありがたいのか私には理解できない。ひとつひとつ具体的に詳細に分析すれば済むことです。しかし横着な現代人は決してそうしようとしない。

栄養カテゴリーの質問に出てくる単語は「体重」「カロリー」「栄養価」の3語だけ。具体的な栄養素は何一つも出てこない。日本人の脳みそは、脂肪の塊なのだろうか。それで長生きして何の意味があるのか。
    • good
    • 9

こんにちは


私も最近生活習慣病(結石で救急車搬送された)と言われ、特に、食事にはとても興味と疑問を持っています。
健康で長生きするための、ベストプラクティス(最適な方法)が健康雑誌やテレビのようなバイアスや広告主の意向の影響しない(健康食品の悪口を言って降板させられた人いましたし。)、科学的なエビデンスがあれば是非知りたいと思っています。
あまりに、私と同じ質問だったので、回答というわけではないですが失礼させて頂きました。

なお、うちの祖母(95歳で健康)の例ですが、
昔の食事は非常に質素で漬け物とご飯だけだったようです。しかし、非常に健康です。ただ、祖父は40歳で癌で亡くなっていますので統計的にはどうかと思います。ただ、父系は3世代癌ですので食事よりも遺伝かもしれません。

また、これに付け加えて、実は、食事よりも、外に出て運動する事の方が遙かに重要なのでは(祖母は晴れの日は90年以上毎日外にいます。祖父は半オフィスワーカーだったようです。)・・・等とも思っています。一体何が正しいのやら・・・
    • good
    • 1

江戸時代・明治時代の人が長生きできなかった理由は、粗食だからではなくて、栄養バランスが悪かったこと、もっといえば塩分摂取過多のため高血圧・心臓疾患のためだと考えられます。

長生きする前に循環器系の病気になってしまっていたのです。日本人は伝統的に塩分を摂り過ぎています。織田信長の時代は一日に50gも塩分をとっていたのだとか。江戸時代の江戸前のお寿司はもっともっとしょっぱかったようです。

現在でも厚生労働省が定める成人の目標塩分摂取量は10gですが、WHOは6gです。WHOの基準を日本で採用すると、健康的だとされる和食・日本食、特に外食産業は壊滅します。和食・日本食は脂肪の代わりに塩で味付けをする料理なのです。

現代は栄養学が進歩して、栄養バランスに関する知識が江戸時代・明治時代より発達しています。だから同じ粗食といっても江戸時代・明治時代と比べることは不合理ですね。

現代でも80歳・90歳まで生きる人はたくさんいますが、医者いらずで過ごしている人はほとんどいないでしょう。つまり現代医療がなかったらそこまで生きていないということです。また100歳を超える長寿の人たちはおしなべて粗食ですよ。また私は数年間アメリカにいましたが、アメリカでも長寿の人には痩せている人が多く、あまり高脂肪なものを口にしませんし、食事の量にも気を使っています。デップリしている人はやっぱり長生きできないのです。

あと飽食を続けていると糖尿病になりやすいですね。運よく糖尿病にならなかった人が80歳・90歳まで生き延びたということなのかもしれません。運よく、といっても、日本人は1億人もいますから、生き延びた人も大勢いることになります。でも粗食にしておけば80歳・90歳まで生きる人たちはもっと増える可能性があると思いますよ。
    • good
    • 2

粗食か飽食かといえば、飽食が健康にいいに決まっています。

十分な栄養があることは感染症での死亡率が圧倒的に下がります。現代人はもっともっと長生きを目指していますので、食べすぎもよくないと言っているわけです。
 粗食は健康的には論外でしょう。
 肉や乳製品が入ってきて十分な動物性タンパクを摂取できるようになってから、飛躍的に寿命が延びるようになったのでしょう。体の丈夫さ、若さが以前の植物たんぱく中心の時代とは比較しようもありません。
 医療の発達、塩分の摂取をみんなで控えましょうという指導など、様々な要件を差し引いても、現代の世界的長寿社会は飽食によることは、疑いようもないでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
粗食がいいか、飽食がいいか、皆さんの回答をうかがって益々わからなくなってきました。食べすぎは良くないのは皆様の共通の回答ですが、実は私もある本を見て朝食抜きの生活を1ヶ月行ってみたのですが、痩せているうえに行ったので立ち眩みはするし、階段を上がるのに足がすぐにだるくなって、おまけに走る元気が消え失せてしまいました。動物の肉や乳製品はもう2年も口にしてません。体重は益々痩せ細ってしまいました。この健康法はメタボリックの方の健康法ということが分かり、だまされたような感覚です。どんな健康法がいいかまだ迷っています。やはり肉や乳製品はたっぷり取らなければいけないのですね。

お礼日時:2012/04/25 21:01

再度。



動物性脂肪=肉ですよね?
これって、アメリカでも見直されているじゃないですか?
日本食がはやって、肉を控える人が増えて・・・これ、何故だと思いますか?

パン、乳製品、肉・・これらがすっかり日本人の食生活に入り込んだ本当の理由、わかりますか?
アメリカの産業です。
確かに、日本人の身長は伸び、いい影響もあったでしょうけど、悪い意味でも体質も大きく変わりました。
糖尿病などの成人病もも増えましたよね。

栄養学は、それほど追求できていないときから過信され、大きく影響しました。
一日30品目を取らなければならない・・・。
でも、世界中でこれほど種類をたくさん食べる民族は、他にはいないのです。
そのために、すっかり季節感もなくなり、真冬でもトマトやきゅうりを食べています。
現代日本人の食生活は、どこか異常です。

たんぱく質・・日本人なら、大豆という栄養豊富な食品があるのに、長い間肉の陰に隠れてきました。
牛乳・・確かに栄養バランスがいい食品ですが、取りすぎると悪いと言われだしたのは、最近のことです。
卵・・以前は一日1個と言われていましたが、現在では論説はさまざまです。
カルシウム・・これは昔から食べてきたいりこ(煮干)や小松菜、海草などで充分取れます。
高度成長に合わせて変化してきた日本人の食生活は、見直されてきているのです。

「粗食」という言葉。
これは、古くからある言葉ですが、最近言われているのは、本来とはちょっと意味が違います。
今でも人気の「粗食のすすめ」という本が、ベストセラーになってから、まずマスコミでよく使われ出し、多くの人に浸透しました。
この本が出てから、「粗食ブーム」という言葉も、よく使われました。

著者は、ご飯と味噌汁と漬物の3品を基本食として、さらに季節の魚介や野菜を足す献立をすすめています。
今毎日食べているような食事は、時々の贅沢食で充分。
栄養が最もある時期に、その美味しさを味わうというのが、著者のいう「粗食」であり、食の豊かさです。
今使われる「粗食」は、もともと「粗末な食事」という意味ではないのです。

今、塩糠がはやっていますよね。
これも、「粗食ブーム」とは全く無関係ではないと、私は思います。
味噌や納豆から離れていた人たちが、もとに戻ってきた感があります。
それにしては、ちょっと騒ぎすぎですけどね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しく沢山の説明、たいへんありがとうございます。

粗食には肉や卵に代わる栄養素があるんですね。もう少し勉強したいと思います。
成人病になりやすい食品を摂りすぎる現代人は、やはり現代の進歩した医療に生かされているのかもわかりませんね。そういえば昔の人は元気な人が多かったような気がしますが、最近元気のない老人が、お医者さんに「歩くようにと」言われたのか無表情で散歩している姿がよく見かけられるのは気のせいでしょうか?

お礼日時:2012/04/23 20:12

>50代~60代で死亡している人がほとんどで、体系もほっそりしていて80歳まで生きた人は稀にしかいませんでした


これは医学の進歩です。
例えば、結核ひとつとっても、昔はこれで若い人たちがたくさん亡くなったのです。
88歳の義父は、狭心症で2度手術をしています。
30年前なら、生命をかけた大手術でしたし、これほどの高齢者では、手術自体も無理でした。
それが今では、手術も簡単になり、翌日には普通に食べて普通に動き、たったの3日で退院です。


>粗食や質素な食事は体に良いと言われるけど
現代言われる「粗食や質素な食事」は、昔のそれとは全く意味が違います。
江戸時代や明治時代の庶民から見たら、相当贅沢な食事です。
食べ物に豊かになりすぎているからこそ、「粗食」という言い方が使われているのです。

また、現代の飽食は、戦後経済的に立ち直り、好景気も後半からだったかと思います。
現在長生きされている方々は、育ったときも働き盛りも、いまよりはるかに粗食です。
食が豊かになったのは、人生も後半を過ぎてからです。

今の若い人たちが、今の高齢者と同じように長生きできるかは、疑われています。
むしろ栄養の偏り、例えばカルシウム不足など、体の老齢化が早くなることが、よく心配されています。

この回答への補足

ご丁寧で分かりやすいご回答ありがとうございます。
私の年齢は50代後半で成人を過ぎたころから経済成長が始まり、欧米型食生活が氾濫するようになってきました。カルシウムの不足どころか現在はカルシウムの沢山含まれる乳製品や、脂質の動物性脂肪の摂りすぎと言われています。回答では贅沢な食事が良いと判断しましたが、食の豊かさの意味がもう少し分からないのです。

補足日時:2012/04/22 17:02
    • good
    • 3

>その時代の生存平均年齢は、生まれた時に死亡ことが大きかったのでそは事実で低かった



現代ほど医学が進歩していなかったので、大人でもちょっとした病気で死んでますよ。
死亡時の年齢と共に、死因を調べるとわかるかと思いますが。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

医学の進歩による伝染病などの克服は、長生きの大きな原因でしょうね。伝染病にならないで生き延びた人は、回答者さんの言われる通り、どんな病気で死んだのかも知りたいところです。

お礼日時:2012/04/22 08:43

http://j.people.com.cn/2008/07/29/jp20080729_919 …
http://www.pr-sup.com/50/
http://yogananda.cc/health/cyoujyu.html

ご参考に成るかと思います。

要するに「長寿の条件」は沢山有ると思うのです。
しかし、「理想的環境」で生活したとして、全ての人が長寿を全うするか?。
答えは「否」でしょう。
人には「個体差」が有ります。

単に「粗食」と書かれても内容が違えば、粗食の意味も大きく違って来ます。
★「栄養バランスの悪い」、本当の「粗食」なのか?。
★見かけは粗食だが、実際は「栄養バランスが良い」。
この2点の差は大きいと思います。

「江戸わずらい」と称された「脚気(かっけ)」は、一種の「栄養失調」なのですが、不思議と「米が豊作」で、美味しい白米を腹一杯食べられる年に流行し、当時は「疫病(伝染病)」と思われていたとか。
「玄米食」なら、脚気は予防出来たのです。

また、食生活や栄養面に加え、「医療の発達」。
これは、非常に大きいと思います。
「天然痘」は根絶され、「結核」で死亡する人は現在では稀か「ゼロ」。

話しが脱線してしまいましたが。
>粗食や質素な食事は体に良いと言うけれど?

回答です。
「粗食」や「質素な食事」の内容に寄ります。

この回答への補足

丁寧で良くわかるご回答ありがとうございます。
私の言う「粗食」は、5大栄養素の中でも昔はあまりとれなかった動物性の脂質や乳製品などのタンパク質を省く食品で、タンパク質は豆類の穀物や少しの魚やミネラルは野菜などの自然食品から摂ることを想像しています。毎日脂ぎった肉汁をたらふく食べても、アルコールを浴びるように飲んでも酵素分解して長生きしている人もたくさんいます。医療の発達はよくわかるのですが、どんな食生活や栄養面の影響が非常に大きいのでしょうか。

補足日時:2012/04/22 16:42
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!