プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ただ今僕は中学生なのですが、日本の将来に不安を持っています。
いろいろ本をよんでますが、むずかしくて理解できないこともあるので、
質問しました。まだまだ未熟なのですが、ご指導お願いします。

質問内容

企業の貸借対照表と政府のプライマリーバランスの概念を比べました。
企業や銀行などなら、自己資本率が大切なように、

国としたら、自己資本率のような概念はあるのでしょうか?

疑問に思うのは、国の借金と資本が貸借対照表の借り方の部分なら、
貸方の部分は、国の不動産や税収などになると思うのですが、

そうすると、自己資本率で考えると、マイナス%になるのではないかと思いました。

企業の財務の概念を政府に当てはめるのもちがうようなきがしますが…


そして2011年のプライマリーバランスを見ましたが、
http://www.sumai-fun.com/l-hikaku/010/post-32.html

その年だけの歳出・歳入だけしかわからず、
過去からの負債の額等も含めた判断ができないので、国全体の累積収支・支出
が判断ができません。
翌年度に負債額を繰越しているようにも見えないので、分からなくなりました。


企業の運営実績は財務諸表で判断しますが、

国を企業のように比べる時に使う、財務諸表なものは、プライマリーバランスしかないのでしょうか?
(例えば、アメリカと日本やオーストラリアなどを比べるときに…)

よろしくお願いします。 参考になる書籍などもありましたら教えてください。

A 回答 (1件)

まずは、一次資料、この問題だったら財務省のデータをまずは見ることをお勧めします。



> 国としたら、自己資本率のような概念はあるのでしょうか?

ありません。
自己資本比率が大切なのは、何らかのショックがあっても資産が目減りしたとしても債務超過にならないようにするためです。
特に銀行などでは、多くの資産は貸付金や出資金などの形をとるため、一定程度の自己資本規制がなければ、預金すら守られないような事態になります(実際にイギリスの大手銀行が、一支店の出した損失のために倒産したことがあります)。

一方で国の場合には、何らかのショックがあった場合でも債務を即座に清算することはないため、債務超過であっても利払いと債務返済が滞りなく行われていれば特に問題ありません。


> 国の借金と資本が貸借対照表の借り方の部分なら、貸方の部分は、国の不動産や税収などになると思うのですが、
> そうすると、自己資本率で考えると、マイナス%になるのではないかと思いました。

まずは日本政府の貸借対照表を見てみましょう。
http://www.mof.go.jp/budget/report/public_financ …
ここにあります。

政府の会計(サイフだと思って下さい)には一般会計・特別会計の区別があります。また子会社も多いです。平成22年度はまだ一般会計分しか作られていないので、平成21年度の連結財務諸表を見てみましょう。
資産が772兆円に対して負債が1086兆円なので、自己資本比率を計算すれば-40%程度になります。


> 企業の運営実績は財務諸表で判断しますが、
> 国を企業のように比べる時に使う、財務諸表なものは、プライマリーバランスしかないのでしょうか?

国家観の問題になりますね。国は儲けるべきでしょうか?
儲けるべきであれば、自己資本比率がマイナスなんてあり得ません。1円でも多く税を上げ、1円でも少なく支出して、1円でも多くの利益を計上するべきですからね。企業はそれで良いんです。

さて、国家はどうでしょうか。
国家は、財政破綻しない範囲で、国民の幸福のために(建前上は、ですよ)税を少なくし支出を多くすべきです。
この財政破綻しない範囲の一つの指標として用いられるのがプライマリーバランスです。


> (例えば、アメリカと日本やオーストラリアなどを比べるときに…)

例えば日本は国民皆保険ですが、アメリカには国民健康保険なんてものはありません。アメリカの州ごとの違いもあります。
したがって、制度が違い過ぎ、国が提供している行政サービスが違い過ぎるので、一律にどうというのは難しいです。

しかし、例えば国民負担率という指標があります。これは、一定のサービスに対して国民がどのくらい支出しているかの指標です。
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/conditio …
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この回答へのお礼

at9_amさん
とても感謝します。ありがとうございます。
すごく分かりやすかったです。
とても勉強になりました。
親に聞いても担任に聞いても、分からなかったので、とても目からウロコ状態です。

これから、よい日本になると良いのですが…
そのためには、自分自身もっと勉強と経験を積んでいきたいと思います。
本当に感謝します。

お礼日時:2012/05/06 11:29

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