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No.4ベストアンサー
- 回答日時:
"力のモーメント" について、基本的なことを確認しておきます。
O,Pに伸びる棒があります。
O点が回転軸で、棒の一点Pに力Fが作用しています。
力Fが、棒を回転させることを考えます。
Fを図のように、2つの成分に分けて見ると
F" は、回転に寄与していません。F"の方向に力を加えても、棒は回転するはずがないからです。
このことから、Fの成分F'(棒に垂直な方向の分力)が、真に回転に寄与する成分であることがわかります。
つまり、Fの、O点回りのモーメントの大きさMは
M=F'・L=(F・sinθ)・L
となります。
ところで、式は、F・(L・sinθ)と見ることもできます。
この式の
L・sinθ
が、 腕の長さ と呼ばれる量です。
図形的に見ると L・sinθ=OQの長さ です。
OQは、力Fの作用線(P,Qを通る直線)に、 O点から下した垂線 と位置づけられます。
以上から、力Fのモーメントの大きさは、
(1)F'×OP
または
(2)F×OQ
として表すことができることになります。
もちろん、どちらで表しても構いません。
蛇足になりますが、θの代わりに 180°-θ を使っても
sinθ=sin(180°-θ)
が成り立ちますから、力 F と、FとOPのなす角度は 鋭角を使っても鈍角の方を使っても同じ結果を与えます。
![「モーメント」の回答画像4](http://oshiete.xgoo.jp/_/bucket/oshietegoo/images/media/8/1001450_5497e9c6dc721/M.jpg)
No.3
- 回答日時:
>重力によるモーメントはうでの長さがcosθ0×l/2で力がmgということでいいのでしょうか?
その通りです。
確認しておきましょう。力のモーメントの大きさは
力の大きさ・腕の長さ
として表されます。
ここで、「腕の長さ」とは、注目している力の作用線と、回転軸との距離(回転軸から、力の作用線に下した垂線の長さ)です。
添付図で、A点のまわりのモーメントを考えるのですから、回転軸はA点として考えることになります。
(1)mgによるモーメントは
力の大きさ=mg
腕の長さは、mgの作用線(添付図の D,Mを通る直線)に、Aから下した垂線ADの長さです。
腕の長さ=図のAD=(L/2)・cosθ
∴モーメント=mg・(L/2)・cosθ で右回り
>垂直抗力のモーメントはどの三角形を見てるのでしょうか?
まず、鉛直方向の力の釣り合いから
N=mg
という関係が成り立っていることがわかります。
(2)A点のまわりの、Nによるモーメントでは
力の大きさ=N=mg
Nの作用線はB,Cを通る直線ですから
腕の長さ=AC(OBと同じ長さ)=L・cosθ
∴モーメント=mg・L・cosθ で 左回り
(3)A点のまわりの、摩擦力 F によるモーメントでは
力の大きさ=F=μN=μ・mg
Fの作用線はB,Oを通る直線ですから
腕の長さ=AO=L・sinθ
∴モーメント=μ・mg・L・sinθ で右回り
最後の力(A点に作用している、壁面からの垂直抗力N')によるモーメントは0(回転軸に加わる力は物体を回転させる能力を持ちませんから、そのモーメントは常に0)ですから、
棒が回転しない=”棒に作用しているすべての力のモーメントの和=0”
という条件は
mg・(L/2)・cosθ+μ・mg・L・sinθ=mg・L・cosθ
として表されます。
すべての項にmgLが含まれていますから、整理すると簡単な式になって
μ・sinθ=(1/2)・cosθ
∴tanθ=sinθ/cosθ=1/(2μ)
![「モーメント」の回答画像3](http://oshiete.xgoo.jp/_/bucket/oshietegoo/images/media/b/1001450_5497e9c6b53bf/M.jpg)
No.2
- 回答日時:
重力は垂直下向きで、その大きさはmg、作用点は棒の中点です。
重力によるモーメントは中心からの距離:L/2
重力の、棒に垂直な成分:mgcosΘ
の積になります。
垂直抗力は垂直上向きで、その大きさはmg、作用点は床との接点なのでそのモーメントは
中心からの距離:L
棒に垂直な成分:mgcosΘ
の積になります。
摩擦力は垂直効力に摩擦係数を掛けたもので、その方向は水平(棒と床の接点から壁に向かう方向)、作用点は床との接点です。そのモーメントは
中心からの距離:L
棒に垂直な成分:mgμcosΘ*sinΘ
の積になります。
No.1
- 回答日時:
壁との接点を中心とした場合の
(1)重力によるモーメント L/2*mgcosΘ
(2)床から受ける垂直効力によるモーメント L*mgcosΘ
(3)床から受ける摩擦力によるモーメント μL*mgcosΘ*sinΘ
が釣り合います。(1)と(3)は同じ方向、(2)だけが逆方向なので
L/2*mgcosΘ+μL*mgsinΘcosΘ=LmgcosΘ
cosΘ/2+μsinΘcosΘ=cosΘ
μsinΘ=cosΘ/2
μtanΘ=1/2
この回答への補足
すみません
重力によるモーメント L/2*mgcosΘ
床から受ける垂直効力によるモーメント L*mgcosΘ
床から受ける摩擦力によるモーメント μL*mgcosΘ*sinΘ
重力によるモーメントはうでの長さがcosθ0×l/2で力がmgということでいいのでしょうか?
垂直効力のモーメントはどの三角形を見てるのでしょうか?
摩擦力のモーメントはなぜこんな式になったのでしょうか?
教えてください!
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