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前回に引き続き真空管アンプについての質問なんですが, KT88の球の中が若干青くなっている様な状態です。これは何か異常が起こっているのでしょうか?
若干ブーンとスピーカーから聞こえるのですが何か関係があるのでしょうか?
対処方法などあれば教えて頂けないでしょうか?
よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

先回の質問にも回答したものです





>>>KT88の球の中が若干青くなっている様な状態です。これは何か異常が起こっているのでしょうか?

これは“グロー”といわれる現象で、真空管製造時に取り除けず、ゲッターで吸着できなかった微小な残留物によって起こる放電現象に似たもので、大きな雑音が出なければ気にしなくても結構です。音としては“ザー” “ザザザザザ” など割と中音域で耳につきます。




>>>若干ブーンとスピーカーから聞こえるのですが何か関係があるのでしょうか?


先に述べたように“ブーン”のような音はグロー現象ではでないと思われるので原因は別だと考えられます。ですが、原因の特定はとても困難です。

1  KT88のバイアス電圧がくるっている。
このアンプは2本のKT88のバイアス電圧を共通で給電しています。真空管は長時間使用すると特性が少しずつ変化して個々の真空管のバイアス電圧に差が出てくることがあります。このアンプは出力管のバイアス電圧をバランスする回路ではないので、真空管を交換するかバランス回路を追加しなければなりません。

2  電源トランスと出力トランスが電磁結合している。
このアンプは出力の割りに小型にできていますが、その裏返しに各トランスがとても接近していて、それぞれのトランスには電磁シールドがありません。トランスの向きが90度ずらしているなど配慮はあるのですがこの時代(1950年代)のトランスでは結合を防ぐことはムリがあります。それに、このアンプはシャーシが鉄製でシャーシを通して電磁結合している可能性もあるかもしれません。


いろいろ書きましたが特に2の対策はアンプを1から組みなおす気持ちで取り組まないと困難です。なにしろ半世紀以上前のアンプですし、もともとKitだった製品です。組み立てた人の力量も千差万別でいろいろな仕上がりです。
それを理解して自分なりに仕上げていくアンプです。日本のメーカー製アンプのように買って繋いでノイズの無いキレイな音を楽しむことと対極を成すアンプです。





イロイロ書きましたが、疑問がありましたらお返事ください。技術的なことはできるだけ詳しく調べて回答しますので......
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この回答へのお礼

ご親切にありがとうございます。
一応ブーン音はトランス締め直しなどで少し解消致しました。
KT88は一応バイアス調整はしました。
電磁結合とは初めて聞きました。ただわかったところで手を打てないのがなんとも悲しいです。。。。。
この時代のものはそれも含め楽しむしかないようですね 笑
また機会があればお聞きしたいです。ありがとうございます。

お礼日時:2012/08/09 08:42

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