
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
融解熱(ΔH)の低下は結晶化度の低下を意味します。
一方で融点の上昇は結晶サイズの増大を意味すると思われます。考えにくい現象ですが、融点の上昇は結晶性の低下によるピーク形状の変化で、見た目高融点側にシフトしているように見えるのではないでしょうか?問題は架橋による結晶性の低下が主ではないでしょうか?成型品をDSCで1回測定(ファーストラン)すると成型物の熱履歴が分かります。一度冷却してから再度加温(セカンドラン)していくと、樹脂としての性質が明確になります。ファーストラン,セカンドラン共に融解熱が正常品に比べ小さいようであれば、樹脂が架橋(ゲル化)していると見てよいと思います。セカンドランは問題ないが、ファーストランのみ変であれば、成型時のトラブル(例えば鋳形字の冷却が強すぎる)などが考えられるのではないでしょうか。
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