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次の実験をやりました。
[100mLの三角フラスコにエチレンジアミン(19mmol)を入れ,水3mLで薄め、氷冷しながら10M塩酸(6mmol)を加えた。これに硫酸コバルト((2))(6mmol)を水3mLに溶かした溶液と活性炭を加え、室温で一時間空気を通じた。得られた溶液のpHを希塩酸でpH7~7.5に調節した後、10~15分間湯浴で加熱し、ろ過した。]
この実験でコバルトに3つのエチレンジアミンが配位した錯体が形成するらしいのですが、途中でどういう反応が起こりキレート錯体が形成するのか分かりません。おそらく10Mの濃塩酸が重要な働きをしていそうなのですが、どなたか分かる方、ヒントだけでもいいので教えてください。

A 回答 (3件)

一応錯体の専門家です。


ヒントだけ。

Co(III)は置換不活性。
Co(II)は置換活性。
中性~塩基性(enは塩基です)水溶液中で
もっとも多く存在する配位可能な分子、イオンは?

がんばって考えて下さい。

この回答への補足

enがCo((2))に配位している水と置換してCo((2))とまず錯体を形成する。次に活性炭(?)によってCoがニ価から三価に酸化されて安定(置換不活性)になると考えてよろしいのでしょうか?
>中性~塩基性(enは塩基です)水溶液中で
もっとも多く存在する配位可能な分子、イオンは?
プロトン化したenでしょうか?
濃塩酸をなぜ用いるのかよく分かりません。

補足日時:2004/01/31 14:13
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水酸化物イオン(OH^-)です。



さらに塩基性水溶液中ではCoが酸化されやすいので
(ネルンスト式とにらめっこしてみて下さい)
[Co(III)(OH)n(OH2)m]三価の水酸化物が沈殿してしまうのですよ。

あ~ぁ 答えいっちゃった。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
結局、enがCoに配位したキレート錯体は生成しないということでしょうか?

補足日時:2004/02/01 19:54
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>結局、enがCoに配位したキレート錯体は生成しないということでしょうか?



できるとは思いますが、確率(=収率)が低く
なるでしょう。さらにenがひとつ、ふたつしか
配位していない錯体も同時に生成するでしょうから
これらの分離作業も大変です。
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この回答へのお礼

そうだったんですか。何度も回答ありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2004/02/03 00:37

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