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疑問があります。

フェノールは、in vitroの試験でDNAを傷害するとするデータが幾つかある(下)のに、
抽出過程でのフェノールによるDNAへの影響について触れた報告が見当たりませんでした。
影響は考えなくていいのでしょうか?
また、それはなぜなのでしょうか?

なんだかものすごく当然のことを聞いている気がしますが、自分ではすっきりしないので
どなたかお時間があれば、ご教示をお願いします。

1)Kolachana P, Subrahmanyam VV, Meyer KB, Zhang L and Smith MT (1993) Benzene and its phenolic metabolites produce oxidative DNA damage in HL60 cells in vitro and in the bone marrow in vivo. Cancer Res. 53, 1023-1026.
2)Subrahmanyam VV and O'Brien PJ (1985) Peroxidase-catalysed binding of (U-14C) phenol to DNA. Xenobiotica 15, 859-871
3)Y Li, M Qu, L Sun, et al (2005). Genotoxicity study of phenol and o-cresol using the micronucleus test and the comet assay. Toxicological & Environmental chemistry

A 回答 (2件)

1)はフェノールの代謝物がoxidative DNA damageを作る。


2)はPeroxidase-catalysed binding of (U-14C) phenolでやはり、生体内の?酵素が触媒して、phenolとDNAを結合させると書いてあります。

抽出過程での精製フェノールは大量なので、in vitroの実験に使われるより、濃度がきわめて高く、ほとんどの蛋白をまず変性させてしまいます。よって、それが細胞の酵素で代謝されたりすることもほとんどないと思われます。
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文献に目を通していませんが…


これで疑問は解決しませんか?

・pHを調整していないフェノール溶液は酸性で、DNAを傷害します。

・一方、DNA抽出に用いるフェノールはTE等でpH8付近にしているため、
DNAを傷害すること無くタンパク除去などに用いることができます。

参考になれば幸いです^-^
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