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初めての質問です。よろしくお願いいたします。
現在、大学院1年生です。大学院の教科教育研究をするのに、私立高校に非常勤講師として勤め、授業時間外で(放課後に)、希望する生徒に研究授業をすることはできるでしょうか。教科は社会科教育です。
やはり、学校側としては嫌がられるものなのでしょうか。

私には信頼関係を築いてきた学校もなく(つてがなく)、授業実践を試みるには、非常勤講師として学校に勤務して、その中で実践をするしかないと思っています。
ですが、学校側としては、きっとそのような実践を希望する講師は嫌がられたりもするのではないかと不安です。

学校によりけりで、一概には言えないかもしれませんが、
現職教師の方や、教育現場の事情にお詳しい方がいらっしゃいましたら、そのような非常勤講師に対するイメージだけでもご回答いただきたいです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

>現在、大学院1年生です。


>大学院の教科教育研究をするのに、
>私立高校に非常勤講師として勤め、授業時間外で(放課後に)、
>希望する生徒に研究授業をすることはできるでしょうか。
>教科は社会科教育です。

高校で非常勤講師として勤める(高校で非常勤講師の職を得る)為には
最低限、「教員免許(高校一種)」が必要です。
これは、大学(学部)で取得なさっている事と思われます。

次に、「非常勤講師」とは言え、「教員」です。
「学生バイトの塾講師」とは全く別個のものであり、
受け持つ授業や生徒への指導に関する責任は、
「正教諭」「常勤講師」と何ら変わりありません。

どういう事かと言うと、
「学生(大学院生)を、非常勤講師(学校の教員)として採用するかどうか」
つまり
「必修の授業・講義」「修論の指導教官との面談・面接」「就職試験」等と
「学校側が授業をして貰いたい・仕事をして貰いたい日・時間」が重なった場合
「学校側を最優先」に出来ない可能性がある人を採用する意義があるのかどうか、という事です。
勿論、
「大学院に在籍していながら、必修の授業・講義を疎かにしたり、
 指導教官との面談・面接を後回しにしたりする、無責任な人間」
に、生徒の指導をして貰いたいと思われるかどうか、という事でもあります。

加えて、志望動機が「授業実践・研究授業の為」という「自己都合」ですから、
「当該校の生徒の学習指導に尽力する」気が無いと看做されるでしょう。

そして、「自分が授業実践・研究授業をする期間だけ、非常勤講師に」とはまいりません。
あくまでも、「学校側の都合」で勤務期間は定められます。

又、「非常勤講師の授業時間外(放課後)」は
「正教諭・常勤講師の授業時間外(放課後)」とは違い、
「職務外時間」であり、「生徒に対する責任を負えない立場にある時間」であり、
「その時間に校内にいる筈のない人間が、校内で私的活動を行う」という事になるのです。

「放課後なら、指導要項や学校側の方針と関係無く、好きにやれる」
と考えてはいませんか。そうだとすれば、勘違いも甚だしいです。
そんな「無責任で身勝手な行動」を学校側は許可しません。


又、「通常の授業」であれ「研究授業」であれ
「授業」とは「授業時間内に、不特定多数の生徒に対して」行われるものです。

貴方の考えている「放課後に」「希望する生徒に」行う様では
授業を受ける生徒の意欲・能力面で恣意的になり得ます。
つまり
「やる気のある生徒」
「指導しやすい生徒」
「自分に協力的な生徒」
「通常のクラスよりも少ない人数」
「通常のクラスよりも多い人数」
等、「その学校の、その学年の、通常のクラス(集団)」とは異なる
「特別な集団」で「研究授業」を行う事になります。

「特定の・ある特質を持った生徒」を対象にした授業実践・研究授業を行うという前提でないのなら
(例えば、「発達障害の兆候を持つ生徒のみで編成されたクラスでの授業法」等)
「放課後に、希望者のみ」という「恣意的な、特別編成のクラス」での研究授業など
そもそも大学院で「研究成果」「授業実践」として認められません。
(三流以下の大学院ならば、分かりませんが)


>私には信頼関係を築いてきた学校もなく(つてがなく)、
>授業実践を試みるには、非常勤講師として学校に勤務して、
>その中で実践をするしかないと思っています。

先ずもって、この考えが間違っています。
「信頼関係を築いてきた学校がない(つてがない)」のなら、信頼関係やつてを作りなさい。

※貴方は、生徒に「今、人との信頼関係がなかったら、この先もずっと無しで、どうせ作れないから作らなくて良いよ」と教えるつもりなのでしょうか。

そして、貴方は「まだ学生」なのだから、
「非常勤講師として雇われ、お金を得ながら授業実践をしよう」
というのも厚かましいのです。

教員免許取得の際の「教育実習」と同じ様に、
「許可を得て、実習をさせて頂く」
「実習をさせて貰いたいと願い出る」
という方法を取るべきです。

先に書いた通り、「高校一種免許」がなければ「非常勤講師」など出来ません。
「高校一種免許」を持っているならば、「教育実習校」がある筈です。

「大学院生として、改めて実習(授業実践・研究授業)をさせて頂きたい」
と、どの様な研究授業をどんな目的・主眼をもって行いたいのかを
きちんと説明して、納得してもらい、実習の許可を得るべきです。
これは、公立私立を問わず、必要な行動です。

貴方は、本当に大学院生ですか。本当に教職課程を学んでおられるのですか。
余りにも「幼稚」で「未熟」で「自己本位」で「社会性」が低く
「生徒」を「研究授業の為の道具」としか見ておらず
「学校」が「公的で、生徒に対する責任を負い、人間の成長・育成に関与する場」だと理解しておらず

それで一体どんな授業実践・研究授業をなさろうというのでしょうか。
大層な大学を出て、大層な大学院で学ばれているのかも知れませんが、

「先達に敬意を払う」
「社会の一員として適切な振舞いをする」
「正規の道筋で、礼儀をもって人に物を頼む」

等、「人として、大切な事」を今一度思い出されて、行動なさって下さい。

大学院性の授業実践に関しては、「実習」という形でなら受け入れて下さる学校はあります。

「放課後に、希望者のみ」ではなく、「通常の授業時間内に、通常のクラス編成」で行わなければ、その授業実践・研究授業の有効性は証明出来ません。

そもそも、「授業実践・研究授業」は、「実施する学校の教員(指導教官・当該教科の教員以外の教員や管理職等)」が立ち会う・見学する事が可能でなければならない筈です。
そういう意味でも、「放課後に実施」は非常識です。

「部活動指導の研究実践」「特別活動(生徒会・委員会活動)の研究実践」ならば、必然的に「放課後」となりますが、「社会科教育」であるならば、「放課後」に行うべきではないです。


この回答に御不満、御立腹或いは意気消沈なさったならば、
大学院の指導教官に御相談なさったら良いと思います。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答心から感謝いたします。
あまりにも質問の仕方が簡単すぎたせいで、もろもろ誤解を招いてしまったかもしれません。
質問内容にお気を悪くさせてしまったとしたら、まことにお詫び申し上げます。
そもそも私の教育に対する観が、本当に幼いものであることを痛感いたしました。
すべてには答えられませんが、とても参考になった点や、誤解がありそうな点にレスポンスを加えさせていただきました。時間が限られている中で、このようにご指導いただけて本当にありがたかったです。


>「信頼関係を築いてきた学校がない(つてがない)」のなら、信頼関係やつてを作りなさい。

2年間というかなり限られた期間の間で、よりよい研究結果をだすためにも、そのような研究活動に賛同いただけるような学校はないものかと探していました。


>「大学院に在籍していながら、必修の授業・講義を疎かにしたり、指導教官との面談・面接を後回しにしたりする、無責任な人間」

と思われてしまう可能性が高いということですね。私の大学院に在籍している目的も、また非常勤講師として働こうとしている目的も、将来教員を人生の職とするためだと思っております。どちらのほうが優先的だという考えは持っていないつもりですし、どちらも本職だと思って臨むつもりでおります。


>「大学院生として、改めて実習(授業実践・研究授業)をさせて頂きたい」と、どの様な研究授業をどんな目的・主眼をもって行いたいのかをきちんと説明して、納得してもらい、実習の許可を得るべきです。これは、公立私立を問わず、必要な行動です。

具体的な回答、感謝いたします。まずはおっしゃるとおりにすることが、大学院生としての行動だと、反省するようになりました。さっそく、当時の指導教官に連絡をとって相談してみたいと思います。



>余りにも「幼稚」で「未熟」で「自己本位」で「社会性」が低く「生徒」を「研究授業の為の道具」としか見ておらず「学校」が「公的で、生徒に対する責任を負い、人間の成長・育成に関与する場」だと理解しておらず

的確なご指摘だと思います。もう一度教育者になろうとしている自分を見つめなおして頑張っていきたいと思います。ありがとうございます。


>「部活動指導の研究実践」「特別活動(生徒会・委員会活動)の研究実践」ならば、必然的に「放課後」となりますが、「社会科教育」であるならば、「放課後」に行うべきではないです。

社会科教育といえど、現在はまだ教育の現場で正式に教育課程の中に組み込まれている分野ではないので、授業時間中の研究授業としては適さないと考えています。具体的にどのような分野であるかはおいておいたとして、そのような分野も存在するということはご理解いただけたら幸いです。


これらの回答にも、貴殿のご思想にそぐわない部分がたくさんあるかもしれませんが、ある程度私も指導経験がある身ですので、誤解だけは避けていただけたらと思いたち、お礼のコメントに代えさせていただきました。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/09/12 16:09

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