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アメリカのオスプレイが普天間飛行場にあることを沖縄の人が多大なリスクだっていうのですが、騒音以外にどんなリスクがあると思いますか?
また、なぜ基地を沖縄県宜野市にしたのでしょうか?(>_<)

A 回答 (6件)

 さほど大きなリスクがある訳ではありません。


 オプスレイに限らず新型機と言うものは、どんな機体であれ、それまではこの世に存在していなかったものであるため、どの様に扱えばどのような事が起きるのかという事が十分には判明していないため、開発されてから年月が経過していない間は、想定外の事が起きて、事故が発生し易いものです。
 しかし、開発されてから年月が経過して、運用経験が蓄積される事で、どの様に扱えばどのような事が起きるのかという事が解って来ますと、事故を起こさない様にするにはどうすれば良いのかという事も解って来ますから、事故率は低下してきます。
 オプスレイは、空中でヘリコプターから固定翼プロペラ機へと、性格が全く異なる航空機へと変化するという、これまでになかった航空機であるため、開発中や開発されたばかりの頃は、それまでのヘリコプターや固定翼機の新型機と比べても、判っていない事が多かった筈で、そのため当初の内は事故が多かったのです。
 しかし、今回、沖縄に配備される予定のオプスレイは、オプスレイの中でもMV-22という米海兵隊向けの機種であり、海兵隊ではMV-22の運用ノウハウがある程度蓄積されてきていますから、なるべく事故を起こさない様にするにはどうすれば良いのかという事も、米海兵隊は判っており、そのため、MV-22の事故率は10万飛行時間当たり1.93件程度の低さとなっています。
 米海兵隊の軍用機全体の平均事故率は2.45で、MV-22の事故率よりも高い値ですし、沖縄で現用されている機種の中には、老朽化したCH-53D(事故率4.51)やCH-53E(事故率2.35)のように、MV-22よりも事故を起こしやすい機体が存在していますから、MV-22が配備される事が決してリスクの増大を招く訳ではないという事は有名な話です。(むしろ若干安全性が増す)

 但し、これはあくまで海兵隊向けのMV-22に限った場合の話で、米空軍向け等の「米海兵隊以外向けのオプスレイ」の事故率は、MV-22よりも桁違いに高くなっています。
 これは多分、米海兵隊以外向けのオプスレイは、MV-22とは機体構造が若干異なっている事と、海兵隊へのオプスレイの配備が他の軍よりも優先されたために、米空軍向けの機種では事故対策(機体の改良、安全な運用方法の確立、万が一に事故が起きた際の対処方法)が進んでいないからではないかと想像します。
 実際、米空軍向けのCV-22の事故率は13.47と非常に高い値となっています。(米海軍向けのオプスレイであるHV-22は実際に導入されているのかいないのかすら、良く判りませんでした)

 尤も、今回、沖縄に導入されるのは、あくまで海兵隊向けのMV-22のみであり、空軍向けのCV-22の方は、沖縄は無論の事、アジア太平洋地域に配備する計画は今のところ無いそうですから、CV-22の事故率の高さは沖縄市民の安全には関わっては来ない事になりますので、考慮に入れる必要はないと思います。

【参考URL】
 オスプレイ 低い事故率  感情的な危険論  7ルートで飛行訓練へ  (産経ニュース) 真相の道 2012 年 7 月 24 日 12:16:23
  http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/453.html

 米軍機 オスプレイ事故率は高いのか?低いのか?:図解して事実を見抜く方法:坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング:ITmedia オルタナティブ・ブログ
  http://blogs.itmedia.co.jp/sakamoto/2012/07/ospr …

 MV―22 オスプレイ配備について
  http://www.mod.go.jp/rdb/okinawa/07oshirase/kika …
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この回答へのお礼

非常に詳しい解説ありがとうございます!参考にさせていただきます(^o^)

お礼日時:2012/10/01 08:55

空を飛ぶ機械。

それは飛行機とヘリコプター。
構造はそれぞれ全く違う。当然、操縦の仕方も全く違う。
でも、それを一緒にしたのがオスプレイ。
操縦士は、飛行機とヘリコプターの両方の操縦技術がいる。
なかなか、二つできる人はいないね。
だから事故起きるんだよ。
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アメリカの説明では操縦士のミス以外の墜落原因は無いと説明していたのに対して二日ほど前の住民説明では防衛大臣は操縦ミス以外の原因で墜落すると云っている。



http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120912/t100149 …
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その他にも、オスプレイには構造的欠陥にまつわる話が山ほどあって、その構造的欠陥が操縦難易度を上げ、操縦ミスが多発してます。


この欠陥は設計思想上、解決不能なものです。
つまり、オスプレイは修復できない危険性をはらむ機体であり、「危ないんじゃないのか?」との認識があるため、配備や上空通過に抵抗を持つ人が多い。

沖縄タイムスのオスプレイの構造的欠陥を簡易説明する記事です。↓
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-0 …
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オスプレイの6つの欠陥
【1】オートローテーション(自動回転)機能の欠如
通常、ヘリコプターに備わっている同機能が欠如しているため、エンジン停止時など緊急時に安全に着陸できない。
【2】ボルテックス・リング状態
回転翼機特有の失速現象で、下降する際に左右の回転翼に渦巻き状の気流が発生し、制御不能に陥りやすくなる。
【3】パイロットの操縦に起因する機体の振動(PIO)
左右にローターがあるため、横軸方向での操縦が不安定になりやすい。
【4】振動負荷の影響
従来のヘリと比べ、オスプレイは左右に回転翼があるという構造上、油圧配管や電気配線、機械系統の配置が複雑で不具合が生じやすい。
【5】ローター後流とその翼端の渦に対する過敏さ
複数での近接飛行の場合、飛行に伴い発生する渦巻きなどにより、制御不能になることがある。
【6】垂直揚力による下降気流(ダウンウォッシュ)
着陸時に他機種の約2倍の激しい吹きおろし気流が発生し、周囲のものを吹き飛ばしたり、着陸を困難にする。
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注:この記事を紹介すると、オスプレイの配備反対論と思われて、ミリオタ君達が攻撃してくる事がありました。
ちなみに私は、オスプレイを配備するかしないかには全く関心がありません。
単にオスプレイの構造的欠陥に興味があるだけですわ。


また、普天間基地を宜野湾市に設置したのは、設置当時にそこが農地・山林・荒地等のいわゆる「空き地」だったからです。
その後周辺に住宅や民間公共施設等が立ちこめて、今では密集地帯になってます。
航空機事故が起これば民間人への被害が大きく出ると予想されるので、沖縄県名護市の辺野古に基地移設の計画もありましたが、ルーピー鳩山元首相の錯乱した政治の影響でこの移設計画は現在のところ頓挫してます。
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すぐ墜落するから危ないでしょう



宜野湾に海兵隊基地があるからです
嘉手納や普天間は狭くてオスプレーは置けません
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 沖縄の一部の方のおっしゃるリスクは「危険性」です。

なお、騒音については、アメリカ西海岸の基地への配備に関わる環境アセスメントの結果では、現用のCH-46Eよりも概ね静かという結果がでております。騒音が新たなリスクとは言いにくいですね。

Final Environmental Impact Statement for the West Coast Basing of the MV-22
 (PDFファイルの「Volume 2 - Chapters 6-12」の6-71(P87))

>なぜ基地を沖縄県宜野市にしたのでしょうか?(>_<)
 なんで海兵隊の基地が宜野市にあるかって話だと、簡単に説明するのは難しいです。戦後の沖縄の歴史そのものを調べられてはどうでしょう。
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