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生産の要素とは?

生産の要素とは「自然」「労働」「資本」というのはわかっているのですが、ある本で「『ノウハウ』も生産の要素である。」という趣旨の文を読みました。私としては「ノウハウ」は労働の一部だと思うのですが、まったく意味が分かりません。詳しい方、教えてください。

A 回答 (1件)

労働も自然の一部だし、資本はどうして出来たのかを考えると自然や労働と歴史にも関係しそうです。

 ノウハウも自然や労働と歴史にも関係しそうです。
そもそも資本とはなんでしょう。
 
あまり深く考えてもしょうがないでしょう。
多角形の面積は、多角形を三角形に分ければ、全て(底辺×高さ)を合計していくことで計算が可能です。円や楕円、微妙な曲線で囲んだ図形の面積でも同様です。
経済を考えるとき、何を重視するのかで説明方法、分析方法を変えることが出来ます。

生産を考えるとき、
漁業なら、海、船や網、機関長・漁労長・漁師、出航から帰港までの諸費用とも考えられます。それに、海図や漁場の知識、魚群を探し出すノウハウ、嵐を避けて戻るノウハウも必要と考えれば、要素を分けてノウハウと書き出してもいいでしょう。
もしも獲れすぎたり市場価格が下落しているときに帰港しても、漁をしてきた経済的価値はないですから、市場の状況や水揚げする漁港の選択やそこまでの運搬運送、あるいは冷凍倉庫に保管していくことも大事になれば、生産の要素に市場や保管、運送も経済行為としての生産に必要な要素となります。さらに、需要のない魚をとっても経済的意味はないので、市場で高い価格で多くの需要があるように需要喚起のキャンペーンも必要になります。場合によっては魚にもブランドをつけ人気を高めることも生産の重要な要素になります。領海問題、漁業権問題、魚資源の枯渇なども考えるなら、法制度、国家主権、養殖技術なども生産の重要な要素になります。また、多くの事業は沢山の絡みがあります。気象台や海上保安庁などでの安全管理、魚群探知機やGPS、途中寄港する港、燃料や食料、船や漁具の生産や補修、漁法の研究、漁夫や機関長の養成機関、魚市場、魚に関する安全規格も必要になります。そうしたインフラや関連業者があって初めて漁獲が産業として出来ます。権利関係が重要になるので、特許や色々な権利関係があり規制もでて来ます。実際に漁業をするときには人を集め組織化し指揮命令系統を明確にし、経営判断の下に有機的な活動が主なえるようにする必要があります。
 
漁業以外の、鉱業、エネルギー生産、林業、農業、素材産業、消費財工業生産業、伝統工芸生産業でも、食品加工業やファッション業などでも、事情は基本的に同じです。(デザイン、意匠、人気や流行を上げる施策も生産の重要な要素です)
 
しかし、あまりに多くのことを考慮すると、単純に理解することができません。
それで、(土地、労働、資本)とか(自然、労働、資本)とかいうことが多いです。
http://kotobank.jp/word/%E7%94%9F%E7%94%A3%E8%A6 …
http://kids.gakken.co.jp/jiten/4/40014360.html
 
資本には、買いととのえた原材料・燃料・機械な・ブランド・特許・ノウハウどが含まれ、雇用した経営者や労働者、契約した関連企業、コンサルタント、借りたり建てた工場、借用している土地も購入した土地も入ると考えれば、生産の要素は資本だけです。
資本は過去の稼ぎの蓄積だと考えれば、どんどん大本に戻ってしまえば、(自然こそ)が生産の要素ともなるのでしょうが、自然だけではいつまで待っていても何も生まれないので(本源的には人間の労働が生産の要素)とも考えられます。
しかし今も、未来も、無人工場で自動的に生産されることが多いのを考えると、生産の最大の要素は(生産しようとする意思と資本)かもしれません。
 
ただ、こんなふうに考えたのでは、その先に何かを考え、どうしたらいいのか、何がどうすると、どうなるかを考えるときに役に立たなくなります。
 
まあ、漠然と、「生産の要素は、自然・労働・資本など」と言っておくのが妥当なのではないでしょうか。 
あとは、考える問題毎に、重要な要素を選んで分析を深めれば良いと思います。
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