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漆原さんの物理が面白いほどわかる本、力学の分野より質問です。
114ページの鉛直ばね振り子についてなのですが、

問題はばね定数k、自然長lの軽いばねの両端に質量mの小球A,Bがつけられており
Bは天井からつるした軽い糸の先についている。
Aをつりあいの状態から自然長の位置まで持ち上げた時の仕事Wを求めよ。
(これは(2)の(ア)の問題です)

模範解答では仕事の定義(力×距離)を使いグラフを用いて
解いているのですが、エネルギーを用いて解くことはできないのでしょうか
前問でつりあいの位置でのばねの伸びd=mg/kを求めたので
それを使って位置エネルギーの変化から、mgdが仕事になるのかと思った
のですが、模範解答が(mg)^2/2kに対し(mg)^2/kになってしまいます

A 回答 (2件)

位置エネルギーの増大分 mg x d = (mg)^2/k


ばねの弾性エネルギーの減少分 (1/2)kd^2=(mg)^2/(2k)

従ってエネルギー収支を考えれば持ち上げるのに必要なエネルギーは (mg)^2/(2k)
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この回答へのお礼

簡潔にありがとうございます。
ばねの弾性エネルギーの減少分を計算していませんでした。
また勉強しなおさねば…

お礼日時:2013/01/13 13:50

>位置エネルギーの変化から、mgdが仕事になるのかと思った


 
弾性力による位置エネルギーの変化を考慮しましたか?
 
物体系の力学的エネルギーEの変化について、まとめておきましょう。
(1)保存力(今の問題では、重力と弾性力が該当します)が仕事をしても、Eは変化しない。
(2)非保存力が仕事をすると、その仕事の分だけ、Eは変化する。
(3)個々の物体に働いている、個々の力(それが保存力であろうと非保存力であろうと)がした仕事の総和は、その物体の運動エネルギーの変化量に等しい。
 
(2)を利用して解くことになります。
 
Aを、ゆっくりdだけ持ち上げたとして、考えましょう。
 
釣り合いの位置を、重力による位置エネルギーの基準面とします。
重力による位置エネルギーの変化ΔW1は
 ΔW1=mg・d
バネの弾性力による位置エネルギーの変化ΔW2は
 ΔW2=-(1/2)k・d^2
物体系の力学的エネルギーの変化ΔEは
 ΔE=ΔW1+ΔW2
 
持ち上げる力がした仕事をWとすると、
 W=ΔE
が成り立ちますから 
 W=ΔW1+ΔW2
  =mg・d-(1/2)k・d^2
となります。釣り合いの条件から 
 mg=kd
でしたから
 d=(mg))/k
∴W=(1/2)((mg)^2)/k
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この回答へのお礼

ああ、たしかにばねの方を無視していました!
すっきりしました
回答ありがとうございます!

お礼日時:2013/01/13 13:49

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