プラスティックの種類

ABS樹脂
エポキシ
アクリル
ポリアセタール

上記の四種類の素材はすべてプラスティック素材といってよいのでしょうか。
またこれらはすべて石油から生成されたものでしょうか。

No.4 回答者： polymer1 回答日時： 2013/01/18 13:29

先にも述べられていますが、４つともプラスチックです。

この中で熱によって溶解するのは、ABSとポリアセタール（POM)です。アクリルについては、後述。
エポキシは、熱硬化樹脂であり、一旦固まると、熱では融解しません。

アクリルは、ポリアクリロニトリル（PAN)というアクリル繊維や炭素繊維の原料となるものを指す場合とポリメチルメタクリレート（PMMA)という透明樹脂を指す場合があるので、注意が必要です。
ポリアクリロニトリルは、上述のように身近では繊維に使われていますし、ポリメチルメタクリレートは、水族館の水槽のガラスとして使われています。他にもカーポート用の透明な屋根にも使われている場合があります。
また、ポリアクリロニトリルは、熱で溶融する前に分解が生じたり、不活性雰囲気下では、不融化が生じ、熱では溶けなくなります。この熱不融化は、炭素繊維を作る際にPAN繊維を不活性雰囲気下で熱処理して不溶化する工程に利用されています。PMMAははっきりとした融点を持たず、高温に成ると徐々にやわらかくなる性質を持っており、非結晶性樹脂にも分類されます。
ついでにABS樹脂の「A」は、アクリロニトリル樹脂のことで、他の「B」ブタジエン樹脂、「S」スチレン樹脂でこの３つの樹脂から成るアロイ樹脂をABS樹脂と呼びます。

また、これら全ては、石油から生成したものです。

この回答へのお礼

熱によって溶解したりしなかったり、
一口にプラスティックといってもずいぶん特性が違うものなのですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時：2013/01/18 14:59

No.3 ベストアンサー 回答者： CC_T 回答日時： 2013/01/18 10:07

プラスチック（plastic)

語源的には可塑性物質(plasticisers) を指すものの、日本では通常、合成樹脂あるいは合成樹脂を用いた成型品とほぼ同義の言葉として使われている。

～～～
ABS：アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(acrylonitrile butadiene styrene resin)
　スチレン系共重合樹脂。

アクリル樹脂(acrylic resin）（※何種類か種類があり、アクリル全体を代表する略称はない）
　アクリル酸エステルや、メタクリル酸エステルの重合体。

EP：エポキシ樹脂(epoxy resin)
　熱硬化性樹脂。最も代表的なものはエピクロルヒドリン及びビスフェノールを原料として製造される。

POM：ポリアセタール(polyacetal)
　ホルムアルデヒドの重合体。

～～～
全て石油化学で作られる樹脂ですから、合成樹脂のくくりで捉えればみなプラスチックと呼んでも差し支えはないでしょう。
　ＡＢＳとアクリルは汎用プラスチック
　ＥＰは熱硬化性樹脂
　ＰＯＭはエンジニアリングプラスチック
と更に分けて呼ばれることもあります。

～～～
ただし、基本的に炭素と水素、酸素が結合したものが材料ですから、非石油系素材からでも作れます。要は精製効率とコストの問題ですね。石油からは諸物質が取り出せて他の製品の原材料として販売できるため、調達コストは分散されていますが、他の材料から作ろうとすると目的物質を取り出すための専用ラインが必要となり、更に歩留りも悪いためコストが合わない。そういうものです。
基板用エポキシなどは、バイオマスからの精製が実用ラインにのりそうなところまで来ているようですね。

参考URL：http://www.toishi.info/sozai/plastic/list.html

この回答へのお礼

四つとも石油系なのですね。
プラスティックが石油系でないものからも作れるとは知りませんでした。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時：2013/01/18 14:51

No.2 回答者： komaas88 回答日時： 2013/01/18 00:12

４種とも仕事のなかで頻繁に使っていました。

プラスチック：高分子化合物
で間違いありません。また
エンジニアリングプラスチック　というくくりでも共通です。
この中ではエポキシ樹脂だけが異なった種類（熱硬化性：比較的熱に強い）で、また、原料はよく分かりません。他の３種は皆石油系だと思います。

この回答へのお礼

やはり四つともプラスティックなのですね。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時：2013/01/18 14:27

No.1 回答者： noname#178987 回答日時： 2013/01/17 23:22

プラスチックの成形工です。

上記の中で、
ＡＢＳ
アクリルは、知ってます。
原油の中の一番軽いナフサから生成されます。

ＡＢＳ樹脂は、特に、良く使ってたので、これは、自信ありです。
スチレン樹脂にゴムを混ぜます。

ＰＳって聞いた事無いですか？
ポリスチレン樹脂ですが、
これも、ナフサから生成されます。
しかし、ゴムが入って無い為、割れやすい特徴が有ります。

例として、珈琲のミルク容器などに使われてます。

これでは、強度不足ですので、ゴムの分子を入れて強度を持たせます。

冷蔵庫の、中の白いビールー入れ
野菜室、
ここら辺は、全て、ＡＢＳで出来てます。

あと、歯ブラシを、置く鏡、
あれは、ＰＳ樹脂です。

私は、後は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを使ってましたが、
エポキシ、アクリルは使ってないので、
回答は控えさせて頂きます。

参考に、成れば幸いです。

この回答へのお礼

スチレン樹脂にも色々あるのですね。
ABS樹脂にゴムが入っているとは知りませんでした。
ご回答いただきありがとうございました。

お礼日時：2013/01/18 14:16