これ何て呼びますか

中国からPM2.5 と呼ばれる汚染物質が飛んできています。

これを吸い込むと肺や循環器に影響が出るといわれています。

では、この物質は食物や土壌に付着・堆積しやすかったりするのでしょうか。
また付着した食物を食べるとやはり影響は出るのでしょうか。危険性は高いのでしょうか。

憶測ではなく、しっかりとした根拠がある方、または根拠となるHPなどがあったら
お教えください。よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

A No.1 HALTWO です。



御礼、有難うございます。

>では今回発生してるであろうディーゼル排気微粒子を「食べた」場合は排出されるのでしょうか。胃や腸で吸収されたディーゼル排気微粒子は便や尿で排出されるのでしょうか。有害な重金属を含む有毒物質の中に入ると思うので、やはり体内に入れて良い事はなさそうではありますが・・・。

Diesel とは Diesel Engine のことです。・・・スミマセン、私は外国語を片仮名では表記しない主義ですので、読みにくいと御叱りを受けることがしばしばなのですが、Diesel はディーゼル、ヂーゼル、ジーゼルなどとも表記され、自動車整備士国家試験ではジーゼルエンジンと表記するのだそうです。・・・どれが正しい片仮名表記なのか、私には判りません(汗)。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ディーゼルエンジン

中国から飛んでくる PM2.5 は Diesel Engine から発するのではなく、主に石炭を燃やした際に発する煤煙だろうと思います。

日本の工業は今や石油を燃やして動力を得る方式が殆んどですが、中国は石炭の大産出国ですので自動車のように石油を精製した軽油 (Diesel Engine 用燃料) や Gasoline を用いるよりも石炭を用いた方が遥かに安価です。

石油も石炭もそれ自体は太古の生物が分解して油脂を生成したものですので「有害な重金属を含む有害物質」には当たりません。

古くは London や Chicago の霧のように石炭を用いて工業化した都市は煤煙による公害を起こしています・・・日本でも炭鉱の街とか「Cupola のある街」などと言われた街などはそうですね。

Cupola とは Coke (石炭) を燃やして鉄を溶かす溶鉱炉 (甑) のことですので、確かに鉄鉱石の不純物に気化し易い有害重金属が混ざっていれば煤煙は化学的にも有毒となりますし、石炭や石油を燃やした排気 Gas には有害な硫黄系或いは窒素酸化物系の物質が含まれていますので吸い込むのは毒です。

また、煙草の煙は有害とする人にとっては同じ植物を燃やす焚き火の煙も有害物質を含む煙であり、全ての煙は有害と言えるでしょう。

しかし硫黄酸化物や窒素酸化物系は山葵や唐辛子などの刺激味でもあるので、食べる分には分解されて排出されてしまいます。

また金属系の場合でも鉄は血液を作る重要な物質ですし、極微量を必要とする Vitamin 系統の中には金属化合物もあります。・・・Mineral (鉱物) と呼ばれるものは多くの金属を含みます。

有害な重金属は水銀などが挙げられますが Chromium なども六価クロムと呼ばれるもののように化合物となったものの中には有害なものもあります。

日本や他の先進国は石油を燃やし、中国は石炭を燃やしているのですが、日本は公害に痛い目に遭って公害対策が法で厳しく管理されているのに対して中国は公害規制が遅れているのが有害物質を含む排気を大量に行なっている原因です。

しかし、中国から飛んできた PM2.5 が野菜などに降り積もっても野菜に吸収されるわけではありませんし、土に浸透した有害物質を植物が取り込んでも、それを食べたからといって害を及ぼすような量にはなりません。

そこまで心配されてしまうようでは福島原発の排水で育つ太平洋側沿岸の魚介類とか東北の米や野菜などは口にできないことになります。

少なくとも食品として規制されるような量ではありませんので御安心ください。
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この回答へのお礼

とても勉強になりました。
また一安心しました。ありがとうございました。

お礼日時:2013/02/13 23:01

PM2.5 の意味、弊害をきちんと御存知でしょうか?



PM は Particulate Matter、2.5 は粒径2.5μm以下の微小粒子状物質の意味。

弊害は「吸い込んだ際に気管壁面で捕えにくく、肺胞 (肺の奥深く) まで届いてしまい易いことから体外に排出することが難しく、異物を長期間肺内に抱え込んでしまうと健康に大きな支障をきたす」というものです。

>では、この物質は食物や土壌に付着・堆積しやすかったりするのでしょうか。
>また付着した食物を食べるとやはり影響は出るのでしょうか。

上記の事が解っていれば自ずと理解できる筈です。

体外に排出し難く、いつまでも異物として残ってしまうからこそ害を及ぼすわけであり、体外に排出されてしまうのであれば害にはなりません。

食物が分解されて体内に取り込まれる形式となった蛋白質や糖分或いは各種 Mineral、Vitamin といったものはいずれも直径 2.5μm 以下の微小粒子状物質でもあり、PM2.5 と言うこともできます。

でも、吸収利用されなかった物質は体外に排出されますよね? 食物は循環器系を巡るので最終的には排出されます。

しかし PM2.5 が循環器系から排出されない物質であれば話は別です。

例えば水銀や Cadmium のような体内に蓄積する重金属であった場合は、飲んだら死にますよね。

食物の場合は「PM2.5 だから」というわけではなく「PM2.5 を構成している物質が何かに因って」異なります。

PM2.5 自体は口から肛門まで (及び血管内) の径路に於いては毒ではありません。

しかし吸い込んでしまうと肺内部に付着して排出できなくなることが問題なのです。

気管支に捕獲されるうちは痰で排出されるのですが、肺の中に入ってしまうと排出が極めて難しくなります。

御年寄りが嚥下障害で肺に食物片を入れてしまい、それが腐敗して肺炎を起こすのも肺が食物片を排出できないからであり、肺炎の治療が極めて難しいのも肺内部に直接抗生物質などの薬を入れることができないからです。

長期間異物を体内に付着させておくと周囲の細胞がそれを囲み込むように取り込んでしまうものですが、化学的に細胞を侵すような物質であった場合は細胞が壊されては再度囲い込み・・・を繰り返して行くうちに周囲の細胞が正しく分裂再生できなくなって癌化します・・・放射性物質が癌を生じさせるのも放射能が常に周囲の細胞を壊す放射線を発するからであり、有害な重金属を含む有毒物質なども化学反応で周囲の細胞や神経を侵すからです。

再度、言いますが PM2.5 自体は汚染物質でもなければ毒物を示す言葉ではなく、単なる微粒子の直径を示すものでしかありません。

肺内部は気体以外のものを体外に排出する機構を持たないので、肺内部に侵入して付着してしまうものは毒物や汚染物質でなくても (薬でも) 有害なものとなるのです。・・・細胞に吸収されて血管を通って排出されるようなものならば良いのですが、付着し続けるものは全て有害となります。
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この回答へのお礼

なるほど、非常によく分りました。
PM2.5 とは「とある単位の物質」と考えていいわけですね。
その極々小さい単位の物質のうち、体内から排出されやすい物質とされにくい物質があり、
そのされにくい物質そのものだったり体内で排出しにくい場所=肺に留まると害になると。

それが、今回で言えば空気中に舞ったディーゼル排気微粒子だったりするわけですね。

肺に進入したものは危険ということはよく分りました。
では今回発生してるであろうディーゼル排気微粒子を「食べた」場合は排出されるのでしょうか。
胃や腸で吸収されたディーゼル排気微粒子は便や尿で排出されるのでしょうか。

>有害な重金属を含む有毒物質 
 の中に入ると思うので、やはり体内に入れて良い事はなさそうではありますが・・・。

お礼日時:2013/02/12 22:40

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