プロが教えるわが家の防犯対策術!

3月17日時点で勝ち点4の名古屋グランパス。
昨日の甲府戦をテレビ観戦しましたが、勝ちこそしましたが内容がとても悪く思いました。

相手を崩すカタチはほとんどなく、CK取得は1本(甲府は8本)。
風上で相手がひとり少ない状態にもかかわらず・・・。
楢崎選手がいなかったらヤバかったのではというのが感想です。

例年、内容はあまり良くなくても勝っているというイメージだったのですが、特に今年はヤバイと思いました。

グランパスが抱える問題点と改善点はどこにありますか?

ケネディが戻って、前線にターゲットができ闘莉王をCBに戻す本来の形が出来るまでの辛抱でしょうか。(矢野選手に期待してはおりますが)

お時間のあるときに回答いただけましたら幸いです。

A 回答 (1件)

一番の問題点はやはり守備の”やり方”にあるのではないでしょうか。


グランパスはご存知かと思いますが他チームの選手や監督、解説者などからも
頻繁に指摘されてる弱点として”バイタルエリア(DFラインとボランチの間)を空ける
”という悪癖があり、いつもそこを相手に狙われています。

甲府戦の試合開始時のように昨年までの4-3-3で中盤の底が田口1人という形に
なると更にその両サイドにも大きくスペースが空くことになるので危険度がより増します。

これまでは、そこをダニルソンの”個人能力の高さ”で埋めようとしていたワケですが、
問題はそれだけではなく、

グランパスの守備は基本的に鳥栖などのようにハイプレスでボールを積極的に
”奪いにいく”ようなやり方ではなく、相手ボールになったらボールを”取り返す”動作をせず
にまず自分の持ち場(ゾーン)に戻ること(ブロックを敷くこと)を最優先にするゾーンディフェンス
のスタイルなのでボールをカットした相手から離れていくようなシーンが多く、相手をフリーに
させやすいといった”悪癖”もあるため、(誰も付いてない状態で)ボールの出し手にも、
受け手にもプレッシャーがかからず、フリーで好き放題に狙ったところへボールを出されたり
して簡単に決定機を作らせてしまうところにも問題があると思います。

こうなると(ここまで出し手も受け手も”どフリー状態”だと)いくら超人的なダニルソンでも
対処のしようがないです。

基本的にアグレッシヴな(自分から積極的にボールを奪いにいく)守備と違い、ゾーン
ディフェンスは受け身型なので相手の動き出しに対してアクションを起こす関係で、
どうしてもワンテンポ対応が遅れてしまいがちになり、ダニルソンに限らず、開幕戦(磐田戦)
での田口や、浦和戦での藤本のように、いつも相手を背後から”追いかける”ような形に
されやすいのも問題だと思います。
(ワンボランチ時のダニルソンもよく背後から追いかけてるようなシーンが目立ちました)

完成度の高いゾーンディフェンスならば、こんなにヒドくは無いと思いますが、この守り方は
相当、熟成されてないと(マークの受け渡しなど)相手を自由にさせるだけで、守備に追われ
てしまい、攻撃に専念できないマイナス面が大きいですし、相性的にいっても
プレッシング守備が主流のJリーグではやはり分が悪いのではないかなと思います。

とはいっても・・・戦術は監督やコーチが決めることですし
わたしたちにはどうすることも出来ないです。

ピッチに立ってる選手たちが、ボールを奪われた際に、奪われた選手がまず”奪い返す”
ようなファーストディフェンスをするなどしてくれれば(まず”持ち場”に戻ろうとボールを持った
相手から離れてフリーにさせるのではなく)少しはマシになるような気もするのですが・・・

攻撃の方は、守備が安定するようになれば、これだけ個人能力のある選手たちなので、
攻撃に専念できるような状態になれば(本来、攻撃的な選手の藤本などが守備に追われて
低い位置にいたりしなければ)普通に得点は取れるようになるのではないかと
わたしは思っています。(守備と攻撃は表裏一体の関係にあるので)

個人的なアイデアとしては、ダニルソンをもっと攻撃的な位置で使うのも悪くないかなと
思っています。

あの身体能力とキープ力、強さを守備に使うのはもったいないと思うので。
高い位置に攻撃の起点を作るのにも適していると思いますし。

ACLなどを観ていても、前線の攻撃的なポジションに、スーパーな外国人選手を置いてる
クラブは強力ですし相手にも明らかに脅威を与えてます。闘莉王1人だけだと狙われて
潰されやすいのでもう1人、2人、そういったスーパーな外国人選手を前に置くことで相手が
その対応で守備に人数を割かなくてはいけないような状況を作れば
(前線に脅威を置くことでおいそれと上がってこれないような状況を作ってやれば)
分厚い攻撃もされにくくなるといった効果も期待できると思いますし。
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この回答へのお礼

丁寧にご回答をいただきまして、誠にありがとうございました。

バイタルエリアの課題は2010年の開幕ガンバ戦からずっと言われてましたからね・・。
ポジション的に対応する吉村選手(田口選手)に問題があったのではなく、システムの問題だとスッキリしました。

そのような絶望的なスペースを埋めていた中村に負荷がかかり、ケガをしてしまったのではと思っています。中村がいるのといないのではまるで安定感が違うと思っています。

>そういったスーパーな外国人選手を前に置くことで相手がその対応で守備に人数を割かなくてはいけないような状況を作れば分厚い攻撃もされにくくなるといった効果も期待できると思いますし。

成程ですね。もう1枚、攻撃にタレントを補強すればチームとしてもガラリと変わりそうですね。
ケネディが復帰しても闘莉王をトップにすれば、相手チームにとっては嫌ですね。

お礼日時:2013/03/19 22:20

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