日本の借金は、ついに1000兆円を超えたと言うニュースがありましたが
これからの財政は、どうなるのでしょうか?
一般企業的に考えると、赤字が続いても、黒字の時もある、・・・と言う状況なら
立て直しの見込みもありますが、政府は、毎年、毎年~赤字収支でこの先改善の
見込みもない状況で、この先、延長線上にある物は、何でしょうか?
・・今年は、国債を発行せずに、10兆円でも返済に回した・・なんて年度は今後も、
あり得ない気がします。
もちろん、個人の借金と国家の借金は、質が違ってくる物でしょうが、GNP倍増し
それに見合ってお金を印刷すれば、良いのでしょうか・・・。
No.16
- 回答日時:
日銀が最悪国債買い取りを拒否したならば、政府は政府紙幣を発行する裏技があります。
国債弁済は全て政府紙幣にすれば「紙幣は金利を発生しない」から無利子で乗り換えが出来ます。
最初だけは国債で、後は政府紙幣にするのがベターでは(その先には狂乱物価があるから「物価上昇食い止め策としての金利の引き上げ」をするのが「物価の番人」である日銀の仕事です)。
これまで日銀は物価上昇=悪と捉え、物価上昇率0%で金融緩和を打ち切る策を繰り返していました(デフレこそ最善と信じていたらしい)。アベノミクスでは「とにかく物価を上げる」「物価を上げる為に国債を増発して公共事業に回す」「日銀は国債を買い入れて資金供給を増やせ」と総理が発言した事がベースですが、日銀が国債を買い入れる事は金利引き下げに繋がります。一方国債増発は金利引き上げに繋がります。また年2%の物価上昇で国債の金利が1%未満だと国債購入に魅力は全くない事になります(最低限半分の年1%を5年国債で提示しないと無理)。
ご回答ありがとうございました。
国債発行、買い入れ・・・経済情勢を見ながらの采配が必要なのでしょうが、そのタイミング
年々、難しくなって来ているのではないでしょうか。
1000兆円の借金といっても、実際は、道路などの公共投資は、資産として残っているわけですから、
数字そのもので、単純に悲観しないでも、良いのかも知れません。
No.15
- 回答日時:
1000兆円を赤字と考えますか?報道では、赤字刷り込みをして、消費税引き上げの材料にしていますが、これって、明治維新のときと同じだと思いませんか?徳川幕府が多額の借金を海外にして北海道を売り渡そうとしていました。
もしかすると治世が変わるまえぶれのようにおもえますが、大陸政治は、罠を仕掛け生贄を求めた歴史が長いですから。知ってのとおり徳川政権は、五稜郭で潰れてしまいました。
どう考えても罠の一環でしょう。
いまさら、貿易条件を変えようとするTPPといい、消費税引き上げ論といいどう考えても罠の一環でしょう。
No.14
- 回答日時:
お金を印刷する行為についても、国債発行によるものだから借金にカウントされますよね。
借金を税で返済するというのは、要するに政府が生み出して国民に行き渡たらせたお金を回収していく行為ですので、借金返済しきるというのは発行した紙幣全部が国民の手から無くなる様なものです。
借金返済の果てには、経済システムがお金の無い物々交換社会で成り立たたせる様な不便さがあると思います。
この先、借金を返済しないとどうなるのかは、恐らく、国民による日本の借金についての見方が変わるでしょう。
たとえば、日本の借金は国民の借金ではなく、政府債務(政府の借金)として認識されたり、国債を日銀が買う事で財政破綻が殆ど有り得ないという事を知ったりする。
「ギリシャはユーロ加盟国として通貨統一してしまって貨幣を印刷発行する権利が無いから破綻した。貨幣印刷して政府財源を増やせば破綻しなかった。」等の認識が国民に広まれば、財政破綻論は淘汰され、より積極財政の方向を容認する世論、政治家が生まれそうです。
たとえば日本は自殺者年間3万人、完全失業者250万人、有効求人倍率が1倍を超えない社会として弱者にとってキツイ一面あります。
その一面を多くの人が認識するならば、財政支出を増やして生活保護枠を増やしたり、あるいは政府による公共事業で雇用を創出するのを正当化されやすくなるかもしれない。
しかし、そういった不幸な統計値は世論が知る機会が非常に少ないので結局はメディア次第になると思う。
メディアが積極的になるか否かで、この先の延長線上にある物も大きく変わってくると思います。
ご回答ありがとうございました。
ギリシャの破綻問題、放漫な財政管理に問題はありますが、ユーロ加盟で、独自通貨発行などが制限され
金融政策が窮屈になった面もありますね。
ユーロ圏・・・優等生も劣等生も混在する中で、同一通貨の運用は、無理が出てくる場面も
あります。
No.13ベストアンサー
- 回答日時:
>政府は、毎年、毎年~赤字収支でこの先改善の見込みもない状況で、この先、延長線上にある物は、何でしょうか?
債務が無限に拡大していくなか永遠に大丈夫ということはありえないでしょう。税収を増やすか支出を減らして借金を抑制しない限り、いずれ政府は資金繰りに行き詰ってしまいます。後述しますが金融政策にも悪影響を与えます。
経済成長により税収が増加したとしても、名目成長と同時に国債金利も上昇し国債の利払いが増えるうえ、高齢化の影響による社会保障費増大もあるので、歳出も増加します。経済成長しても税収増より歳出増の方が大きくなり、負担はかえって増す、という話もあるくらいです。投資効率を厳しくチェックし支出も見直すべき。
>お金を印刷すれば、良いのでしょうか・・・。
「お金」とは、金融政策(国債の買いオペ)による資金供給のことと推測しますが、景気が回復、過熱し金融引締めの必要を生じたとき、問題になる恐れがあります。
景気が回復してゼロ金利から脱却し、金利が上昇するとします。このとき国債金利も上昇、国債価格は下落。政府は国債を安く売らざるを得なくなるのでより多くの国債発行を余儀なくされますし、利払い負担は重くなります。
そのような状況下で、日銀は、景気過熱をおさえるため金融引締めしたくても、政府財政を気にして売りオペできないかもしれません。日銀が売りオペを行なえば国債価格下落、国債金利上昇に拍車をかけ、巨額債務を抱えた政府の資金繰りをさらに悪化させます。政府の財政事情を気にして景気状況によらず国債を買い続け、拡大したマネタリーベースを維持あるいは更なる拡大を続けなければならないとしたら、それは物価安定の役割を放棄したに等しい、財政ファイナンスと呼ぶべき事態です。
日銀自身にも支障がでます。国債価格が下落すれば、高値で大量に買い集めた保有国債に多額の含み損を抱えることになります。たとえばもし、異次元緩和政策の目標通り「2014年末に長期国債190兆円を保有し、その平均残存期間が7年」で国債を保有したときに金利が1%上昇すると、13.3兆円の損失が発生するそうです。日銀の純資産は3兆円しか無いので、債務超過。財務の健全性を失った日銀は、中央銀行としての信認をも失うかもしれません。
日銀が長期国債を買い、まだ長期金利を低くおさえ込んでいられる今のうちに、政府財政の見直しを進めるべきでしょう。
ご回答ありがとうございました。
売りオペが必要なときに、スムースにできる体制は、必要でしょうか。
そのためには、1000兆円を超える借金では、次第に難しくなってきますね。
No.12
- 回答日時:
今の経済の仕組みって複雑。
多くの人は財政規律の観点から話すけども。
財政規律の目的は資源の効率的分配を実現すること。
で、回答11さんのような考え方でいいんだろうけど
ただ一体財政規律って何なんだ、ってなるよね。
資源の効率的分配に関するガイドラインがいると思う。
マネタリズム的金融経済政策は財政規律を前提とした金融経済政策と全く違うから
マネタリズムの考え方だと、経済政策とは資源の効率的分配を目的とするものじゃなく
経済活動の活性化・経済拡大が目的というべきなのかな。
政府の失敗や市場の失敗はこの経済活性化の名の下に
無反省に黙認されるべきなのかっていうね。
根本的に合理的経済政策原理がないんだろうね。
だから、国民も何が正しい経済政策かを判断できない。
全体を把握してる人がいるかどうかも本当はわからないね。
場当たり的な対応を世界もとってる感じが受ける。
いい質問だと思う。本当に理論的合理的にそれが正しいと説明できる人は
日本にも世界にもいないのかもしれないよ。
ご回答ありがとうございました。
1000兆円を超え、これからも増え続ける借金なんですけど、
これを、政府も、国民も深刻な問題として捉えていない事に
素朴な疑問を感じます。 能天気でかまわないのでしょうか?
No.11
- 回答日時:
ご承知のように、現在異次元の金融緩和といって日銀は大量に国債を買っています。
日銀は国の一部ですから、事実上の借金返済です。どこまで借金が返せるかと言えば、制限はなくやろうと思えば全部返せますが、その必要はなく、2%のインフレ目標が目安になるでしょう。借金の利払いはどうなるのかと心配するかもしれません。日本銀行法53条によれば、日銀は各事業年度に得た利益を、当該事業年度終了後2か月以内に国庫に納付することになっています。当然ですよね。返済済みの借金の利払いは心配することはありません。もちろん、これはどの国でもやっていることでバーナンキFRB議長も2013年7月18日に量的緩和策は最終的に納税者に有益な政策になると述べています。実際FRBは2011年には5.9兆円、2012年には7.8兆円を剰余金として国庫に納め財政赤字削減に貢献しています。
要するに、現在国の借金はどんどん返済が進んでいるということを国民は自覚し、もっと国の経済に自信を持たねばならぬと思います。国の借金は日銀が買えば解決するという、簡単な問題で増税して返さなくてもよいのです。
ご回答ありがとうございました。
国の借金は、日銀が買う・・・これって、結論的には、お札を際限なく印刷する・・と言う事
ではないでしょうか。 ある程度の印刷は、良いとしても対GDPでのバランスは、出て来ますね。
No.10
- 回答日時:
>経済成長がなければ、増税しても税収は延びない・・・これは、確かなことですね。
>一番良い歳入増は、GDPアップに伴う自然増だとは思いますが、実際、1%増やすのも
>大変みたいですね。 いくら頑張っても、為替や、資源価格の上昇、外国の政治経済情勢など、
>外的要因もありますから・・・。
ええと、実はもう少しなのです。3.8%増なら、そのまま行けそうです。とにかく、先進国のほとんどは大規模な金融緩和でゆるやかな成長をとげており、それに伴って財政の悪化は止められています。日本は単にマネをすればよいということ。
>>>2013年4-6月期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算で2.6%増となり、1-3月期の3.8%増(改定値)から低下
>増税と言えば、すぐに消費税が浮かびますが、消費の伸び悩み・・景気の悪化につながらない
>でしょうか。 すべての商品に10パーセントかかるのは、きついです。 私のような庶民には・・。
>せめて、軽減税率の商品もつくって欲しいです。
軽減税率ではなく、消費税アップ延期が適切だと私は思います。
ご回答ありがとうございました。
当面の財政問題は、消費税関連でしょうか。
多くは、条件付き賛成に傾いていますが、その条件が問題ですね。
No.9
- 回答日時:
中小企業に金が廻らない…確かに良く聞く話です。
日本の銀行は、これまで担保や保証人等で融資をフルにヘッジした上でプライムレート(最優遇金利)で貸していました。
本来回収率や不渡率でリスク分の金利を算定してこれをプライムに上乗せする方法で融資をすべきなのです。この意味では金融業としてのリスク負担に堪えられない構造なのは問題ですが…。極論年利15%でもきちんと無担保で借りられるなら助かる企業も多いのです。
ご回答ありがとうございました。
中小企業融資は、リスク回避の面で難しい面もありますが、それなりのシステムを作って
欲しい物です。 彼らが、日本経済の強さを底辺で支えているのですから・・。
No.8
- 回答日時:
実は国債が負担増になっている原因はデフレにあります。
インフレ下では固定価格の商品全てが減価します。これは国債でも同じです。元利総額が決まっている国債はインフレ下では減価していくので負担が軽いのです。物価連動債はインフレに応じて増価しますから負担は増えます。
一方デフレでは減価するものは変動価格の商品です。物価連動債が主に減価しました。一方固定利付きの国債は減価しませんから金利分負担増になるのです。
アベノミクスでは金融緩和で物価高を目指すとしていますが、一方で国債も大量発行すると発言しています。金融緩和は国債を買って資金を流し「金利を下げる」意図がありますが、一方国債増発は「金利が上がる」方向に向かいます。
ご回答ありがとうございました。
好景気のインフレが、借金をしている者には、都合が良いでしょうか。
昔、外的要因もあって、不況下の物価高もありましたが・・・これは、キツイですね。
金融緩和で金利を下げても、恩恵を被るのは、優良企業だけ、中小零細企業は、金利以前に
融資させてもらえるかの方が、先決と言った具合です。 やはり、底辺の企業が、活気づかなければ、
雇用環境も、改善できないし景気も良くなりません。
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