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代理と代行はどう違うの?

A 回答 (3件)

「代理」とは本人が行う意思表示を代理人が代わって行うことができることを言います。


たとえば土地を買う時に、自分より土地の売買に詳しい知人に
自分の代わりに適当な土地について代わりに契約してもらい
その結果自分が契約したのと同じ効果が発生し、
当然に売買の代金を本人が支払わなくてはならないことになります。

一方「代行」とは、法律上は「使者」と呼ばれ、
「代理人」は本人のために自分で意思を決定し、意思表示をするのに対して、
自分では意思決定をせず、本人の決定した意思表示を本人の手足となって相手方に表示し、
または完成した意思表示を本人の手足となって相手方に伝達するものを言います。
「使者」は単に使いのものであって、相手方に何かを質問されても、
そこで答える権限はありません。
持ち帰って本人に伝えることしかできません。

つまり、代行というのは、使いっ走りのことです。
だから、意思無能力者は、代理はできませんが
代行はできます。
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 「父の代理で結婚式に出てきた」とか「運転代行」みたいな「社会的な用法」もありますが、法律分野なので法律的な違いをお尋ねなのですよね?



★ 「代行」は、法律行為とか事実行為も含めて「代わりに行う」ことです。

 例えば、社長が欠けた時に、専務が社長職を代行します。他者と契約(法律行為)もすれば、なにかの会で式辞を述べた(事実行為)りもします。

 大臣が不在の場合、(大臣の命を受けて)副大臣が大臣の職務を遂行します。法律で「職務を代行する」となっています。

 運転代行は、代行者が自分の免許と自分の責任において運転している状態なので、社会的には代行ですが、法律的な代行ではありません。

 これが、本人が大型免許を持っていれば、代行者が免許をもっていなくても大型自動車を運転していい(本人の権限に依存する)という話なら、法律上も「代行」になります。

★ 「代理」は、ふつう、法律行為について代わりに行うことを意味します。

 したがって、子供が父親に代わって父の土地の売買契約を結ぶのは法律上の「代理」ですが、父に代わって親戚の結婚式に出てくるのは、法律上の「代理」ではありません。 
 
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代理は代わって責務を行うこと。



代行は代わって作業を行うこと。
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