どの国も最近は債務がふくらんで金融不安を引き起こす要因として取り上げられていますが、いつから中央銀行が国債を買い入れて通貨発行するということが常識とされてしまったのでしょうか?
今は低金利ですから、興味がなくなってしまったのでしょうか?
日本銀行は、どうやら資本金の55%を政府が握っていますが、とはいえ国民の税金が国債の金利支払いとして使われてしまう中で、日銀のわざわざ支払わなくても良いでしょう。政府が紙幣を発行することで解決されるではないですか。
日本の国債は、多くは国内で消化されるので、国債の発行は問題がないとも言われますが、通貨供給量を増やす、異次元の緩和を行うと言っている今ならば、銀行家から通貨発行権を取り戻すチャンではないでしょうか?
アメリカFRBから通貨発行権を取り上げる試みは、リンカーンとケネディはじめ多くの大統領の暗殺であきらめられている状況ですが、日本が先進国で、この快挙を成し遂げられるのチャンスだと思われますが、いかがでしょう?
A 回答 (12件中1~10件)
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No.11
- 回答日時:
koiprin さん、こんばんわ。
hitiです。日銀は民間営利企業ではありません。確かに株式を公開していますが、政府が大半を所有しています。職員もみなし公務員であり、ある意味民間企業ではありません。
国民や政治家は経済の素人であり、それぞれ自己都合というところから確か政府が自分のご都合で大量に通貨発行して経済的な大きな恐慌を行わないために日銀に通貨発行権を与えたのだと思います。それは政府の介入による強制的に通貨の大量発行を行わせようとすることからも避けるために日銀の独立性が認められていると思います。
確か、インフレにならないのは銀行が日銀から借りたお金を市場に出さないで政府の国債を購入しているからだと思います。
それが証拠に今の公定歩合は最低で通貨供給量も過去最高なのにインフレにならないでいるのはおかしいです。
金融機関は今も昔も安全志向なのです。ここを改革しないととんでもないことになると思います。
日銀
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC% …
ありがとうございます。
45%が政府以外の民間企業、個人ですが非公開ですね。45%は大株主ですし、日銀は国債買い取る形なので、利息を払わなければならないわけです。利息は税金ですが、45%を一企業や個人に払う必要は本来はないはずですよね。
日銀が今まで行っていた政策は、明らかに不況を作り出そうという意図が働いています。政府の都合は国民の都合(建前としても)ですが、日銀の都合は国民とは関係なく、日銀の政策決定委員会という、民間営利企業の代表や財務省官僚らが決めますので、コントロールできないという危険性があります。
インフレにならないのは、内需が喚起されていないので日銀への各行の準備預金が増えているだけだからです。
>金融機関は今も昔も安全志向なのです。
確かにその通りなんですが、我々の預金をリスクの高いものに投資させて良いのか、という点も考慮が必要ですね。
No.10
- 回答日時:
No8です。
たびたびすみません。>日銀は国債を買い取ることで通貨発行を行いますよね。民間の国債を買い入れるわけですし、新規の国債は民間が買うので、結局同じことですよね?
→同じではないですよね。違いがないなら、日銀が直接新規国債を買い取ればよいのではないでしょうか?本当は、民間の国債を多量に買い取るのも非常にリスクが高いと思います。
>金利負担を国税からしているので、わざわざ日銀に支払う必要はないでしょうという提案です。
→国債の利払いを日銀へ支払うのではなく、政府内に支払うということになるのでしょうか?そうすると利払いは、歳出であるとともに歳入にもなると解釈しました。もし、そうだとすると政府は懐が痛まないので、際限なく国債を発行し歯止めが効かなくなるでしょう。
また、そもそもの話になりますが、国債を発行している意味がなくなり、税収不足を直接通貨を発行して補うことと同義になってしまいます。
「だったら、税金なんかとらずに、どんどん通貨発行すればいいじゃん」ってみんなが思うと思いますよ。
>どの国の支配者層にも銀行家グループがかかわっていますし
→外資が日本国債のヘッジファンドを多量に保有しており、今まで何回もアタックしていることはご存知ですよね。彼らは、日本がどうなろうと知ったことではありません。日本が通貨発行権を日銀から引き上げたら、彼らの恰好の獲物になるでしょう。国債の先物は、海外投資家の比率が非常に高いです。また、国債も10%は海外ですから、それらが動くと、国債の利回りはすぐに急上昇する可能性があります。
今まで、日本が慎重な金融政策をとってきたのは、莫大な国債発行額があり、市場を気にしたためです。でも、安倍さん、黒田さんは慎重な政策ではラチが空かないから、リスクの高い政策をとっているのです。でも、そのままでは国債の暴落を危険があるので、消費税を増税することによって、異次元の金融緩和のリスクヘッジを行っているのではないでしょうか。
>中央銀行を民主的に政府に管理させるというのは、不況を作り出すことで利益を上げる勢力と対立しますので、命を懸ける仕事になりますね。
→政府内にも「不況を作り出すことで利益を上げる勢力」とつながってる人がたくさんいると思いますよ。
いろいろやり方はあると思いますが、「自分だけの利益を優先して、他は知らん」みたいな人が多くいる限り、どれをやってもうまく行かないと思います。魔法はないと思います。私たちがこの問題について他人任せにせず、1人1人が責任を持つというようなことが必要かと思います。
ありがとうございます。
>→同じではないですよね。違いがないなら、日銀が直接新規国債を買い取ればよいのではないでしょうか?本当は、民間の国債を多量に買い取るのも非常にリスクが高いと思います。
→資本主義という建前で、日銀が直接買い取ることが良くないといわれているにすぎません。結果は同じですね。
>→国債の利払いを日銀へ支払うのではなく、政府内に支払うということになるのでしょうか?そうすると利払いは、歳出であるとともに歳入にもなると解釈しました。もし、そうだとすると政府は懐が痛まないので、際限なく国債を発行し歯止めが効かなくなるでしょう。
また、そもそもの話になりますが、国債を発行している意味がなくなり、税収不足を直接通貨を発行して補うことと同義になってしまいます。
「だったら、税金なんかとらずに、どんどん通貨発行すればいいじゃん」ってみんなが思うと思いますよ。
→本来はそうすべきなんですが、そうすることで利益が取れない人たち支配者層に多いというのが現実です。その打開策として地域通貨などで何とか抵抗しようというグループが存在しますが、まだまだ少数派です。
>外資が日本国債のヘッジファンドを多量に保有しており、今まで何回もアタックしていることはご存知ですよね。彼らは、日本がどうなろうと知ったことではありません。日本が通貨発行権を日銀から引き上げたら、彼らの恰好の獲物になるでしょう。国債の先物は、海外投資家の比率が非常に高いです。また、国債も10%は海外ですから、それらが動くと、国債の利回りはすぐに急上昇する可能性があります。
→それらが動くと、とは売りに出るということでしょうか?現状では10%が売りに出てもすぐに消化されて利率が上がることは考えづらいですね。
今まで、日本が慎重な金融政策をとってきたのは、莫大な国債発行額があり、市場を気にしたためです。でも、安倍さん、黒田さんは慎重な政策ではラチが空かないから、リスクの高い政策をとっているのです。でも、そのままでは国債の暴落を危険があるので、消費税を増税することによって、異次元の金融緩和のリスクヘッジを行っているのではないでしょうか。
→安倍さん、黒田さんがインフレにしたがっているだけです。インフレで国民の現預金の価値が下がろうと、デフレが悪を信奉していることと、名目GDPを上げることと、国債の目減りを狙っているだけでしょう。金融緩和と消費税はどこでつながるんですか?
>政府内にも「不況を作り出すことで利益を上げる勢力」とつながってる人がたくさんいると思いますよ。
→だから命がけになるんですよ。
いろいろやり方はあると思いますが、「自分だけの利益を優先して、他は知らん」みたいな人が多くいる限り、どれをやってもうまく行かないと思います。魔法はないと思います。私たちがこの問題について他人任せにせず、1人1人が責任を持つというようなことが必要かと思います。
→だから選挙で選ばれた政府によって管理すべきなんですよ。
No.9
- 回答日時:
”政府に通貨発行権を持たせるには? ”
通貨が物質からカードのようにデータになれば、通貨発行は必要なくなり、データ発生個所(生産現場)が発行場所になります。すると、通貨の独占がなくなり景気をよくしたいときは、公共事業を多くするなどで調整できるのではないでしょうか。
政府は、治政を作る場所ですから、通貨独占のない仕組みを考えることでリスクを回避したほうがいいと思いますよ。
ありがとうございます。
通貨発行権は、純粋に紙幣を刷るということのみではなく、現在では銀行間のデータのやり取りがメインですので、すでになされていますので、解決にはならないかと思います。
>政府は、治政を作る場所ですから、通貨独占のない仕組みを考えることでリスクを回避したほうがいいと思いますよ。
⇒そうなんです。これを実現するにはどうするか?という問いです。
現在ではどの国でも通貨発行は独占されていますが、政府の手を離れて、民間企業が行っているという事態です。
No.8
- 回答日時:
No4です。
いくら異次元緩和と言っても日銀は新規国債を購入していません。
日本政府の借金を棒引き、あるいは、なきものにする手段として、政府に通貨発行権を持たせることを提案されているようですが、それを日本以外の国がどう評価するでしょうか?
日銀が新規国債を購入する以上に政府に通貨発行権を持たせることは、批判を浴びると思いますよ。批判を浴びるだけならいいですが、それが市場の評価に結び付いたら、大変なことになると思います。
ありがとうございます。
>いくら異次元緩和と言っても日銀は新規国債を購入していません。
⇒
日銀は国債を買い取ることで通貨発行を行いますよね。民間の国債を買い入れるわけですし、新規の国債は民間が買うので、結局同じことですよね?
>日本政府の借金を棒引き、あるいは、なきものにする手段として、政府に通貨発行権を持たせることを提案されているようですが、それを日本以外の国がどう評価するでしょうか?
⇒
借金の棒引きというよりは、金利負担を国税からしているので、わざわざ日銀に支払う必要はないでしょうという提案です。日銀は確かに55%は政府資本と規定されていますが、45%は民間です。彼らにわざわざ税金を払うために増税するというのは意味ないですよね?
ちなみにアメリカでは合衆国憲法で通貨発行権は政府にある、と規定しているのにFRBを民間の100%出資で作らされて、現在の所得税はほとんどFRBへの利払いへあてられています。FRBは純粋に民間出資なので、国民の税金を一部の企業に還元するという体たらくです。
>日銀が新規国債を購入する以上に政府に通貨発行権を持たせることは、批判を浴びると思いますよ。批判を浴びるだけならいいですが、それが市場の評価に結び付いたら、大変なことになると思います。
⇒
どの国の支配者層にも銀行家グループがかかわっていますし、メディアを抑えているのも彼らですから、当然批判をされます。ただ昨今では市場はおおむね冷静に判断するようですね。国債の格付けを下げられた時も金利は上がらず、逆にまた下がっているという今の経済情勢です。
国の経済を左右する中央銀行の意思決定に、一民間企業、それも営利企業がかかわるという異常性を国民に周知するということがいかに重要かということですね。中央銀行を民主的に政府に管理させるというのは、不況を作り出すことで利益を上げる勢力と対立しますので、命を懸ける仕事になりますね。
リンカーン、ケネディに限らずアメリカは多くの大統領がこの争いで命を落として、結局屈伏してしまっています。
日本はそうでないと良いいなぁということです。
No.7
- 回答日時:
残念ながら日本政府が通貨発行権を持つことは
不可能と思われます。
その理由ですが、日本の政治家にその気がないこと。
仮に、その気がある政治家がいても、アメリカに逆らって
出来る事ではないようです。
以前、日本の政治家が国でゴールドを買おうと発言した所、
「そんな金があるなら米国債を買え」とアメリカ側に言われ、
買えなかったという話があります。
ゴールドも自由に買えない日本が、中央銀行を無視する
ような通貨発行権の取得は無理だと思われます。
現在の詐欺のような中央銀行システムを崩壊されられるのは
中国、ロシア、アメリカが連合した時ぐらいではないでしょうか。
ただ、奇跡的な確率かも知れませんね。
No.6
- 回答日時:
政治的な話なら意味がある話ですが、経済的にはあまり意味が無い話かなぁと。
日本銀行は、もうここ十年以上、無限に通貨を発行しているに近い状態です。政府と市場が求めている額以上に紙幣を刷って、求めるだけ市場に流通させています。
市場自体が貨幣を吸い上げる力が弱いため、日銀の倉庫に紙幣の在庫が有り余っています。日銀の今やっている異次元の施策は、この市場の代わりに日銀が国債の多くを買い取ることで、従来は間接的に行っていた日銀の倉庫にある紙幣と、銀行の倉庫?にある国債を直接交換するということですね。
政策としては、紙幣をするよりも、期限付きの紙幣(や商品)との交換券を国民に配る方が、経済には効果的かと。以前やって、ちょっとだけ景気を良くした施策ですね。
ありがとうございます。
日銀が国債を多く買い取ることで、金利支払いを日銀にし続けることが問題だということです。
国債の金利支払いは税金です。消費税など増税せずに日銀への金利支払いをやめられるだけでもかなりの財源確保になります。
>政策としては、紙幣をするよりも、期限付きの紙幣(や商品)との交換券を国民に配る方が、経済には効果的かと。以前やって、ちょっとだけ景気を良くした施策ですね。
地域通貨や減価する貨幣というのは良いですね。必ず流通を促進するという意味でも重要ですね。
No.5
- 回答日時:
”いつから中央銀行が国債を買い入れて通貨発行するということが
常識とされてしまったのでしょうか?”
↑
1844年、イギリス首相ロバート・ピールの名を冠したピール銀行
が発端だと言われています。
これが一般に普及し、常識化したのは19世紀あたりから
だと思われます。
”日銀のわざわざ支払わなくても良いでしょう。
政府が紙幣を発行することで解決されるではないですか。”
↑
政府のトップは政治家です。
政治家は、選挙民の意向に沿う政策をやりがちです。
選挙民の意向が、経済的に正しければ問題ありません。
しかし、選挙民は経済には素人です。
しかも、自分さえ良ければ、今さえ良ければ、という
ことになりがちです。
それで、政府とは一応独立した組織である、中央銀行に
通貨発行権を与えるようになったのです。
”通貨供給量を増やす、異次元の緩和を行うと言っている今ならば、
銀行家から通貨発行権を取り戻すチャンではないでしょうか?”
↑
確かにチャンスですが、それが良いことなのかは
慎重に検討しなければならない問題です。
”日本が先進国で、この快挙を成し遂げられるのチャンスだと思われますが、いかがでしょう?”
↑
レーガン政権時、国民や議会が口を揃えて金利を下げろ
と合唱しました。
しかし、当時のFRB議長「ボルガー」は、政治演説など
聞きたくもない、と高金利政策を続けました。
現在では、その政策が正しかったと評価されており、
ボルガーはミスターマネー、と賞賛されています。
ペー助氏がミスター円と言われているのは、これに
倣ったものです。
こういうことを考えると、技術性の強い貨幣発行権を、票目当ての
政治家に委ねてしまうのは疑問に思う次第です。
ありがとうございます。
>1844年、イギリス首相ロバート・ピールの名を冠したピール銀行
が発端だと言われています。
これが一般に普及し、常識化したのは19世紀あたりから
だと思われます。
⇒ロバート・ピールが行ったのは、イングランド銀行が唯一の銀行券の発行機関とする条例を出しことのようですよ。
>政府のトップは政治家です。
政治家は、選挙民の意向に沿う政策をやりがちです。
⇒選挙民というくくりではなく、票田を持っている圧力団体ということです良かったですか?
TPPも消費税も国民を見ていないので、中央銀行でも同じというのはわかります。
>確かにチャンスですが、それが良いことなのかは
慎重に検討しなければならない問題です。
⇒国税を国庫に戻せることは良いことでは?
>ボルガーはミスターマネー、と賞賛されています。
⇒ボルカーですね。
彼はチェースマンハッタンの副頭取をやってますから、あきらかにモルガンの支配下です。
モルガンはFRBの大株主で、当時は金利を上げることでFRBの利益を確保していたので、金利を下げるという政策はとりません。上からの指示に従っていたまでです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC% …
それにどうやらボルカーの政策は不況の促進をして、失業率の拡大、インフレの拡大を招いていて、結局金融引き締めは、断念せざるを得なかったと書いてありますが?
ちょっと政策が正しかったと評価されているという根拠が見えません。
>こういうことを考えると、技術性の強い貨幣発行権を、票目当ての
政治家に委ねてしまうのは疑問に思う次第です。
⇒政治家にゆだねるかという点は確かに問題があるかもしれません。しかし現在の日銀の政策決定委員会は、三井系、三菱系、野村系、そして東電とあきらかいに恣意性を感じます。彼らは上司が存在していますので、企業の意図に即した形になるのは明らかです。こちらのほうが問題では?
No.3
- 回答日時:
koiprinさん、こんばんわ。
これをやったら、政府は際限のない大量の通貨を発行し、市場はハイパーインフレになりますが、そのために信用が下落するでしょう。あまり良い手ではないと思います。特に外国はどう見るでしょうか?
また、通貨を政府が握るということは一種の統制経済ですから、自由貿易や自由市場をうったった昨今では人気がない手法だと思います。
ありがとうございます。
自衛隊を軍隊と認めたら、太平洋戦争に軍国化するぞー、と言っているの同じ論調ですね。
述べられているのが、御用学者による通説なんですが、疑ったことはないのでしょうか?
そもそも現在日銀解次元緩和をやっているのにまったくインフレにならない状況で、そんなことを言ってしまっていたら経済音痴がばれます。
民主主義の政府と社会主義や共産主義の政府を混同しているようですね。
民主主義の政府は国民の代表ですから、何の問題もありません。
そもそも資本主義の民間企業に通貨発行権を握らせることの方がよっぽど恐怖でしょう。
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