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今歴史の勉強で侍のことを勉強しています。
勉強していて思ったんですが、侍と武士の違いはなんですか?
わかりやすくお願いします

A 回答 (8件)

 あっ、一つ忘れていました。

「貴族」も「武士」も、テレビドラマや映画などで描かれているものとは全く異なりもします。
 『山科家礼記』という書物の中には、家中にある刀という刀全てを集めさせて庭の至るところにブスブスと突き刺しておいて、敵対する相手方が攻め込んできた時にはそれを手にして戦った貴族の話も出ていたり、平安時代ですらも、互いに殴り合う貴族の模様が描かれている作品もあります。
 貴族だから優雅な生活を営むだけの存在だったとイメージしてしまうのは誤りといえます。逆に戦国大名などは都に伝わる文化に憧れを持ち、争って『源氏物語』などの文学作品や『洛中洛外図屏風』を求めたり、都を離れた公家を自らの領地に招いて文化的な薫りを求めもしました。
 それによって、自らの社会的な名声を得ることも必要だったのでしょうね。小泉さんが歌舞伎やオペラに関心を寄せていることと似ているでしょう?。無骨なだけが武士ではありません。西行(佐藤義清)や古田織部そして小堀遠州の実例もありますから。
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 サックリ言うとね、「侍」は別の方も説明していますが、「さぶらふ者」の意味であって、この「さふらふ」は上代語の「さ・もらふ」から転じた言葉です。

「さ」は方向や様子を表す言葉そして「もらふ」は「モル(=守る)」に反復・継続を表す助動詞「フ」の付いた形の言葉です。こうしたことから「その辺りを守る。側にいる」となり、「候う者」といった意味になってくることとなりました。
 一方の「武士」にも「モノノフ」との読み方や呼び名があって、こちらは具体的に「武装した人」あるいは「武力組織を統轄する者」との意味があります。
 中世の「武士」はそのルーツとして奈良時代の郡司や郷司といった地元の有力な土豪層に端を発するケースが多く見られ、その彼等のルーツを更に遡ってみると奈良時代以前の「法的な政治システムのない時代」に地域を支配していた有力豪族の私的な武力組織にまで辿り着くケースもあります。
 「さふらふ者」と「もののふ」の違いがどこにあるかといえば、「さふらふ者」は必ずしも武力を持つ者だけとは限らず、行政官僚として勤務する者を指すこともあります。けれども「もののふ」にはそうした事例はありません。地域を統治するといっても、普通の農民と同様に田畑の耕作にも従事します。この田畑には「自らで開墾した土地」もあれば、「管理を委託された荘園」もあります。
 「富豪」「受領」「土豪」「悪党」といった言葉を図書館にある『國史大辞典』を読んでみたり、「日本史用語」でググってみたら、詳細な説明も覧られますので、参考にして下さい。
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okatetu0627さん、こんばんわ。



武士というのは武、つまり、戦闘行為に特化した人たちです。もともとは平安時代に私有地である荘園を開墾し、開発領主となり、夜盗から身を守るためやその土地を守るために武装化していましたが、国司からの納税や国司からの介入を避けるため、京の有力貴族である摂関家や公卿達に形だけの領有者としてを認め、荘園における自分たちの権限の保護をしてもらう代わりに、本家や領家という一種の名義と収入を与え、自分たちはその管理権を有する形ににして実質的な領有権から土地を支配してきました。「不輸不入の件」です。
さらに、その「不輸不入の件」を守るために開発領主である自分や一族の者を京にいる有力貴族である本家や領家である摂関家や公卿達の護衛に付けました。彼らは行列や屋敷の警護になりました。番役です。
この時に公家のそばにいること、つまり、「はべり」「さぶろう」という言葉が「侍」の語源らしいです。有力貴族達は夜盗から身を守ることが出来ると安心していた反面、人を切って殺したり、けがをさせたりする彼ら武士を忌み嫌っていました。
しかし、有力貴族による摂関政治はただ、文弱な政治であったため、次第に武士階級がその武断的な性格から、貴族から政治の実権を奪い取ることになります。これが武家政治の発端です。
武士といえば、仕える主のいない浪人も大名も将軍も武士です。侍は大名や将軍あるいは公家にに仕える武士というのが一般的だと思います。
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元々は、



武士とは「武を職とする家の者&その家人」。

侍とは、高位貴族に「さぶらう」人。付き従う人。ごく初期には文官の方が多かったが、武士中心になってくる。よくある間違いで、低い身分と思われがちだが、藤原忠平に「さぶらう」平将門は官位を持っている。武士の中では、侍は身分が高いのだ。
しかし、後々には、侍という言葉の価値が下がり、地侍とか侍身分とか、下級武士にも使われるようになっていった。
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侍というのは、中世に発生したもので貴族や将軍に仕える


人達を指しました。
つまり、数ある身分の呼称の一つです。

その侍が戦国時代を経て、軍役を担当するように
なったため、侍のことを武士と呼ぶように
なったのです。
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この回答へのお礼

すごくわかりやすい説明ありがとうございました。

お礼日時:2013/11/03 08:00

>今歴史の勉強で侍のことを勉強しています。


>勉強していて思ったんですが、侍と武士の違いはなんですか?
>わかりやすくお願いします

⇒語源的には、
武士は「つわもの・戦う者」の意味であり、
侍は「さぶらう者・(主君の)脇に控えている者」
の意味でした。

つまり、武士の方が、いわば「上位概念」で、
より広い意味範囲をカバーしますね。

それで、No.1さんが明快な回答を寄せているように、
「地位や階級」を表わすようになったわけですね。
なるほど、「武士階級」とはよく言いますが、
「侍階級」とはあまり言いませんね。

ただし、両者の意味が重なることもあって、どちらも
ほとんど同じ意味を表わすこともあります。

落語にこんなのがあります。
「昔の武士の侍が、馬から落ちて落馬して、
女の婦人に笑われて、短い刀の短刀で、
割腹をして腹切った!…」。

わざと同じ意味の語を2つずつ並べたわけですが、
ちょっと可笑しいですね。
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%8D
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E5%A3%AB

ご参考までに。

以下は、「私見」です。
「武士」と呼んだ場合は、「戦闘が本分の侍」。
これに対して「侍」と呼べば、戦闘以外の家職や役職を勤める人間も指す事に成ります。
つまりは、「侍」の方が「広い意味合い」ですね。

「戦国時代」を筆頭に、「武芸を職能とする侍」である「武士」の出番は多かった筈です。
そんな事から、「武士」は「侍」の別名みたいに、或いは「武士」と「侍」は混同されて行ったのかも知れません。
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浪人と侍の違いは解る?


浪人は誰かに使えていない
侍は誰かに使えている

そういうのをひっくるめて武士という
武士は基本的には生涯変わることのない一つの地位や階級だ
侍はその人の雇用状況によって呼び名が変わる
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