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単糖、例えばグルコースやフルクトースなどでは
α体、β体
D体、L体が存在するため
α-D-グルコースなどのような名前になりますよね


一方、2糖や多糖なのですが
マルトース、スクロース、ラクトースなどには
名前にα、β、D、Lがつきませんよね?
これはなぜですか?
これらの糖にはα体、β体、D体、L体が存在しないのでしょうか?

A 回答 (2件)

ちょろっと 2-Carb を見てみましたが, マルトースには α/β を付けることができます. 例えば, 2-Carb では


β-maltose = α-D-Glucopyranosyl-(1→4)-β-D-glucopyranose = α-D-Glcp-(1→4)-β-D-Glcp
という例があります. もちろん α-maltose はどちらのグルコースも α になってます (ご丁寧に「β-D-maltose ではない」とも書いてある).

一方スクロースでは
sucrose = β-D-Fructofuranosyl α-D-glucopyranoside = β-D-Fruf-(2⇔1)-α-D-Glcp
(本当は「2⇔1」の矢印の横棒は 1本) となります. スクロースでは Glc, Fru とも還元性の部分で結合するので, この部分の α/β は自動で決まってしまいます.

なので,
・慣用名に D-/L- は付けない
・α/β はフリーな還元端に応じて (必要なら) 付ける
という認識でいいんじゃないでしょうか.

参考URL:http://www.chem.qmul.ac.uk/iupac/2carb/
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
ん~なるほどよく分かりました

それと、参考にあげてくださったURLは便利ですね!
こういうのがあるのまったく知りませんでした

お礼日時:2014/01/23 02:01

>α-D-グルコースなどのような名前になりますよね


 α/βは何処で切れているかと言うことで、互いに入れ替わりますから関係ないです。
 D/Lは、文字通り鏡像異性体で生活性は異なります。L-は甘みは多少あるけど基本的に利用されない

 多糖類は、単糖が自由に回転しうるグリコシド結合で結びついた物ですから、それ自体にはD/Lは無関係ですが、構成要素であるグルコースは基本Dのみですから、ことさらそれを言う必要がないのです。まあ、すべてD-グルコースなり、D-フルクトースが結びついている
 ⇒グルコース - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB% … )
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