
No.3
- 回答日時:
現代のカレーを日本から遡ると
日本のカレー:19世紀、20世紀
↑
インド在住のイギリス人の食事:18世紀、19世紀
↑
ボンベイなどのインド西海岸のポルトガル系の食事:17世紀、18世紀
↑
ポルトガルの料理方法+インドの食材(ここで香辛料が出てくる)
ポルトガル人はインドに単身赴任してきました。そしてインドの現地妻をもらうわけです。現地妻にふるさとポルトガル風の料理を作らせました。この時、インドの香辛料が使われます。
18世紀以降、イギリス人は家族でインドに赴任します。インドでは西欧料理はありませんでしたが、ポルトガル系の人間が西欧風の料理を作っていると聞きつけて料理人として彼らをスカウトします。
この時の料理が、現在のカレーの直接の先祖となります。
カレーライスの誕生 (講談社選書メチエ)
で読んだ記憶です
なので、達磨や玄奘の段階ではカレーは存在していない
No1の方がイギリスでのインド料理を指摘していますが、インド赴任が終わってイギリスに帰る時に、イギリス人は、料理人もイギリスに連れて行きます。これがイギリスにおけるインド料理。
http://en.wikipedia.org/wiki/Curry
「Curry powder, a commercially prepared mixture of spices, is largely a Western notion, dating to the 18th century. Such mixtures are commonly thought to have first been prepared by Indian merchants for sale to members of the British Colonial government and army returning to Britain.」
以上引用
香辛料の伝播に関しては、肉の腐敗防止という必要性が中国では西欧ほどには必要性が低かったため、伝播されても広まらなかったのではないかと思います。
No.1
- 回答日時:
伝わってます
日本とは違い、交流が密だったため、
インド式のまま伝わったので、口に合わなかったんでしょうね。
と言うより、中国の食事方法が、一人ずつ取り分けるのではなく、
大皿をみんなで囲んで食べるため、
食文化としても、受け入れられなかったと考えるべきでしょう。
ちなみに近代だと、イギリスの植民地だったので、
イギリスに行くと、カレーはインド式です。
この回答へのお礼
お礼日時:2014/02/20 19:41
回答ありがとうございます。
私も食文化の違いや香辛料の流通事情から、日常の食事としてのカレーが根付かなかったのではないかという説を支持します。
ただ、そのことを伝える文献とか資料、あるいは最近の研究をみかけないんですよね。
その辺りのことで何かご存知でしょうか?
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