プロが教えるわが家の防犯対策術!

老犬15歳♀。
昨年12月から下痢・頻便の症状に悩まされており、こちらのサイトでも何度かお世話になりました。
かかりつの病院では子宮疾患による下痢ということで治療を始めたのですが一向によくならず、結局『手術で子宮を取り除くのがベストだが高齢のため手術するのはかなり危険』ということで治療が行き詰りました。

避妊済みなのに子宮????との疑問はありましたが、避妊手術の際に子宮が取り残しの可能性もあるということでズルズルと2ヶ月間対処的投薬治療を続けました。その間下痢は続き体重も最終的に20キロ→14キロまで減ってしまいました。

どうにも主治医の診断に納得できず2週間ほど前に思い切って他の病院でセカンドオピニオンを受けることにしました。
もろもろ検査してもらい直腸がかなり肥厚していて触診で指が入らないくらい狭窄していました。
子宮や卵巣もエコーで調べてもらいましたが、何かしら異常があればエコーに映るが異常を示すような画像は映らなかったので子宮疾患は関係ないでしょうとのことでした。腸の肥厚は炎症の可能性もあるがおそらく腫瘍だろうとのことで一部組織を切り取って外部に病理検査にだしてもらいました。

で、その結果が先日でまして、直腸腺癌との診断が確定しました。
以下が病理検査報告書の内容になります。

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【診断】直腸腺癌

【顕微鏡所見】
断片化した組織には粘膜上皮~固有層のみが確認され、浸潤性の非常に強い腺癌病変が認められる。
組織は脆く、崩れており、脈管侵襲の評価が困難となっている。

病変内には不整な腺管構造を形成する腫瘍細胞と、遊離性に粘膜固有層を浸潤する腫瘍細胞がみられる。

後者の細胞は粘液を貯めこむ印環細胞であり、細胞異型が高度となっている。

塗抹標本上にも赤血球を背景に上記と同様の腫瘍細胞が少数認められる。

【飼い主様、および担当の先生へ】
小型の組織ながら悪性度の高い腫瘍性病変が確認され、直腸腺癌と判断しました。
浸潤性が非常に強い病変であり、今後の局所病変の拡大ならびに遠隔転移に関する厳重な経過観察がのぞまれます。

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セカオピの獣医から直腸腺癌がどういう病気なのか説明を受け、今後は完治を目指すというよりQOL向上を重点に考えた緩和ケアを勧められ、とりあえずプレドニンとパセトシンを処方されました。
プレドニンは腫瘍そのもには効かないが、腫瘍による炎症・鎮痛の為、パセトシンは膀胱炎を併発しており、おそらく腸内も細菌だらけだろうということで静菌・殺菌為のようです。

『薬は引き続きこちらで処方することも可能だが、通院するのも遠くて大変でしょうし、薬については一度主治医と相談されてみては?』というアドバイスもあり、かかりつけの病院に相談したところそちらで薬を処方してもらえることになりました。

ただ、主治医の意見ではステロイド剤が処方されたことにかなり懸念があるようで非ステロイド剤のパキソ、プレビコックスを勧められどうしたものかと悩んでおります。
非ステロイド剤を勧める理由としては、ステロイドは腎臓に悪い、リュウマチには効かない、細菌の餌になる、パキソやフレビコックスは鎮痛効果が高い、膀胱がんに効くとのことです。デメリットとしては価格が高いとのことです。(プレドニンが100円/日に対してフレビコックスは300円/日)

おそらく文面にもにじみ出てると思うのですが、避妊済みの犬に対して子宮蓄膿症と診断するようなポカをやらかす主治医なので、丁寧に説明はしてくれるのですがいまいち信用できないというか説得力がないというか主治医に対してかなり不信感を抱いていて、正しいことを言ってるのに「リュウマチ??膀胱がん??この期に及んでまだ治療費絞る取る気なのか??」と勘ぐってしまう感じで正常な判断ができない状況です。

自分としてはステロイドが効いてる(気がするレベルですが)のでこのままステロイドを投与させたいと思っているのですが、末期の癌に対してステロイドをやめて非ステロイド剤を使うことは有効なのでしょうか?
ケースバイケースで答えようがないような気もしますが何かアドバイスありましたらよろしくお願いします。

皮下輸液も毎日行っているのですが、効果があるのかないのかわからないし、一層のこと投薬自体をやめてしまってもいいのかなとも思ったのですが、直腸腺癌は無治療の場合、最終的には腸閉塞を起こすか、遠隔転移で多臓器不全で亡くなるようです。
どちらも最後は相当苦しむようなのでなるべく苦しまないようにできたらなと思っています。

A 回答 (3件)

No.2です。



安楽死はとても判断に迷います。
先先代犬を安楽死させてしまったことは、もうそれしか道がなかったので仕方がなかったのですが、
殺してしまったという何とも言えない気持ちがずっと残ってしまい、先代犬の時は迷いに迷って
散々苦しめて結果決断できずに終わりこのこともとても後悔しています。
肺がんの転移による呼吸困難、腎不全による全身の痛みで三日三晩本当に水におぼれるような
苦しさを味あわせてしまいました。
今でもふいごをふくような苦しそうにあえぐ呼吸音は私の耳から離れません


つまりいずれの道を選んでも決して良かったとは言えない気持ちが残るのです。
どちらも飼い主の深い愛情からの決断であり、そしてどちらも正しいとか正しくないとか判定できない
ものです。
もし自分だったらどうしてほしいかと考え、やはり苦しみが大きければ安楽死をと日ごろから
思っていながら、なかなか判断しきれないものです。

先先代犬は大腸がんの発見が遅れ、年齢も大型犬で12歳を越えていて状態もよくなかったので
手術はできませんでした。
今よりもずっと動物医療も遅れていて、大型犬で10歳を越えたら寿命、ましてガンであれば
打つ手なしという時代でした。
便が出ない為あらゆる手段でのぞみましたが最終的には腸が詰まることで体中に毒素が回ってしまい
多臓器不全に陥りました。
もしかしたらやはり肺に転移があったかもしれません。
苦痛で苦しみの声を上げるほどでした。
安楽死自体は全く苦しみもなく、眠るように逝きます。

今になって思うのは、闘病中からどうしてやるのがベストなのかと散々迷い苦しみいつも
二者択一を迫られ続けているシニア時代を経て、その最後に飼い主がする判断には間違いは
無いものと思います。

具体的に言えば心臓が弱っている場合には苦しむ時間は比較的短く、心臓が健康であると
長い間苦しむことになるように思います。
どういう状態をもって長く苦しむかという判断はそれはもう飼い主さんの感覚でしょう。
長さより苦痛の大きさと言ってもいいかと思います。
現実に対峙してこれはもう苦痛から救ってやらなければと思った時がその時なのではないでしょうか。

先代犬の三日三晩の激しい呼吸困難は長すぎる苦しみだったと思います。
飲まず食わず寝ずの看病、それもただ体をなで、声をかけるしかできないことは飼い主にとっても
地獄のようでした。
早く苦しみから救ってほしい、早く天に召されますようにと祈ったり、なぜこの子をこんなに
苦しめるのかと神を呪ったり、本当に愛犬と共に苦しんだ壮絶な三日間でした。

さて今の犬が苦しんだ場合どうするかと言えば、今は何も考えたくないというのが本心です。
犬が懸命に苦しみと闘っているのに、飼い主はその命を絶てるのかということは永遠の命題ですね。
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ご苦労が続いているようですね。



うちの先代犬(前回のご質問でお答えした件の犬です)も肺がんの手術の後プレビコックスを大学病院の
医師に処方されて使いました。
説明によればプレビコックスは関節痛などの鎮痛剤として主に使用されますが、腫瘍に対する効果も大きい
ことが学会発表で分かったということでした。
ですのでステロイドに代替する非ステロイド系の薬としては良い選択なのではないかと思います。

今までの経過で考えると主治医の先生には不安を覚えますが、今後起こるであろう痛みの緩和など急激
な症状を見てもらうためには近くの病院が一番です。
遠方ではとても体力のなくなった犬を運べません。


前回も回答した通り腸(ガン)の問題といずれ起こる可能性のある腎臓や多臓器不全の問題とどちらを
主に考えるかという事になると思います。
今後一日でも長く生きてほしいという選択(なるべく非ステロイドを使用し腎臓を守る、主治医の考え方)か、
時間が短くとも苦しみなく生活してほしいという選択(強い薬を使用してガンによる苦しみをとる、セカオピの考え方)かになると思うのです。

腸閉塞は先先代の犬が経験し、その頃はまだ今のような医療も充実していなかったので安楽死でした。
それほど苦しむ症状です。

よく先生と相談されて、自分がどうしたいのかを話して適切なお薬を要望されたらどうでしょうか。
自分はこの方向でやっていきたいのでこういった薬を出してほしいと言っていいと思います。
またどの薬を使用しても芳しくない場合にはすべて西洋薬をやめて、自宅点滴(点滴は代謝の為にした方が
良いと思います)と漢方薬やサプリメントを使用するという手段もあると思います。

治療の効果、犬の苦しみ、飼い主さんの思いと三つ巴の悩みで大変かと思いますが、頑張ってください。
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この回答へのお礼

前回はありがとうございました。
今回もプレビコックスの件大変参考になりました。

こちらでも色々調べてみたところ癌の増殖を促すCOX-2の産生を抑制することである特定の癌の増殖を抑える効果が得られるのではということでがん治療に処方されることはあるようです。主治医に言われたプレビコックスがステロイドより腎臓の負担が軽くなるという根拠は見つけられませんでしたが今回のケースでこの薬を勧められること自体特におかしい事ではないのかなと思いました。
プレビコックスに切り替えるかはもう少し検討したいと思います。

あと安楽死について質問させてください。
先々代の犬の安楽死ではさぞ辛い思いをされたかと思います。
辛い経験を思い出させるようで大変恐縮ですが、もしよろしければその時の状況を教えていただけないでしょうか?

安楽死については既に主治医と相談済みで、具体的な処置は麻酔薬を使用するので苦痛はほとんどなく眠るように逝くとの説明は受けました。
腸閉塞や多臓器不全で苦しむ期間が長く続くようであれば安楽死の選択も決断しないといけないでしょうと言われそのとおりだとは思うのですが、長く苦しむか苦しまないかは死んで初めて分かることであって苦しみが長く続くかどうか飼い主には判断つかないような気するのですが実際どうなのでしょうか?

No.1の方も腸閉塞は地獄ですと言われてますが、長く苦しめない為には腸閉塞の症状(便が出ない、嘔吐等)が出始めたら、安楽死の決断をされたのでしょうか?

非常にデリケートな問題で不快に思われましたらすみません。

お礼日時:2014/03/20 20:25

辛いことを思い出したので手短に。



私もその主治医の説明に納得できません。
セカンドオピニオンを再度求めて下さい。
どんな治療方針を選ぶかは飼い主の自己満足かもしれません。
それでも、悔いの残らない判断が出来るように頑張って下さい。


それと腸閉塞は地獄です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
できましたら薬の件でアドバイスいただけると助かります。

お礼日時:2014/03/19 04:24

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