No.3ベストアンサー
- 回答日時:
お釈迦様の時代には死後の世界の話はあまり出てこないが、後で出てくるようになった、というような解説がありました。
そんな意味なのでしょうかね??http://www.j-theravada.net/kogi/kogi18.html
(日本テーラワーダ仏教協会サイトより)
スマナサーラ師は、「お釈迦様本人が語った言葉」と、「仏教の教え」と分けて考えているところがありませんか。
ありがとうございます。
URL読みました。ほんとスマナサーラ長老の話は共感できます。よかったです。
確かに、釈迦の言葉と仏教の教えを分けて考えていますが、釈迦が輪廻転生を語ったとスマナサーラ長老が言ってる箇所がたまにあるんですよね。
それって釈迦が一般人に分かりやすく説明するために、当時の常識を用いてはなしたのかなと。。N0.1の方の回答を読んで思いました。
No.4
- 回答日時:
釈尊の思想は「現世利益」の「快楽主義」です。
つまり生き方の教えであり、死についての「その後」には直接には触れません。
ですが長い伝承期間で教えが拡大・拡散・曲解・捏造が続けられています。
しかし、釈尊の教えは本質的にはそれらを包括する物であるのも事実です。
成仏を語ろうと、死後の世界を語ろうと、輪廻を語ろうと、証拠は無く正体も見えず、真実は判りません。
その為に延々と不安からの疑問が繰り返されてきましたし、これからも続いていくでしょう。
そしてそういう迷いに答え続けてきた結果が、現代の様々な宗派になるのです。
聞く人間も「自由」に宗派を選ぶ事が出来ます。
それにより「安心」出来れば、「生きる」のが「楽」になります。
本来佛教の教えは一人で「歩く」者へのモノとして発展しました。
しかしそれを伝えようとした釈尊の姿は「皆をつれて」歩く者の姿の側面を同時に生みだしたのは自明の理で、人々達の目には独り立ちまでの苦難をも支えてくれる姿へと昇華していきました。
釈尊の教えの最終段階はいわゆる「悟り」であるのは確かですが、其処に到るまでの者への道案内もやはり存在します。
これが佛教研究者には矛盾に見えてしまう部分ですね。
本質は同じです。
何処まで進むかは、「己次第」。
全ては揃っています。
No.2
- 回答日時:
>これってどういうことなんでしょうか?
輪廻転生を繰り返している間は「死後」はありません。現世からすぐ次の現世にループしてしまいますから。
魂が救われて輪廻転生のループから外れて転生しなくなっちゃうと、魂は「死後の世界」に行っちゃうと思いますが、ブッダは「救われる」としか言っておらず、どう救われるのかとか、救われた世界がどういう世界なのかとかは、一言も言っていないのです。
蛇足ですが「釈迦」ってのは、ブッダが生まれた一族(古代インド・シャカ族)の名前です。
仏教界ではブッダの事は「釈尊」と言います。
更に蛇足ですが「ブッダ(仏陀)」ってのは、サンスクリットの「目覚めた人(悟りを開いた人)」って意味です。
ブッダの本名(俗名)は、ゴータマ・シッダッタ(パーリ語)、または、ガウタマ・シッダールタ(サンスクリット語)と言います。
日本では、両方が混じったゴータマ・シッダールタで表記された本や作品が多いです。
>>輪廻転生を繰り返している間は「死後」はありません。現世からすぐ次の現世にループしてしまいますから。
ですから、
輪廻転生するとは釈迦は言ってないんでよね?
釈迦は分からないことはわからんとしか言わず、信じる・信じないといった無駄な思想を持ち込まないのが素晴らしいと思い、スマナサーラ長老の本の主旨もそういった内容が多いと思っています。
No.1
- 回答日時:
対機説法といって、お釈迦様は
相手のレベルに合わせて、わかりやすく説いてくれました。
当時のインドでは、現代のヒンズー教に通じる
「凡人は、その所業の因果応報により、
死んだら極楽から人間界から地獄までの、
いずれかに、うまれかわり、
解脱をとげ涅槃に登らない限り(成仏)、
永遠に輪廻転生のサイクルにとどまり
苦しむ」という人生観が、ほとんどの人に信じられたので、
その前提に基づく説法が、多いのです。
わずかですが、唯物論者の衆生に対してのものものもあります。
私は、釈迦の示す目標が成仏である以上、
その前提として輪廻転生も信じてたと思いますが、
「釈迦は死後の世界に関しては、自分の意見・説としては、主張してない」
という学者もいることは、確かです。
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