スマホに会話を聞かれているな!?と思ったことありますか?

大谷石は耐震性と耐火性に優れていていると聞きますが、その理由は大谷石の特性とどのように関係しているのですか?

A 回答 (3件)

>耐震性


この説はちょっと疑問。そもそも「地震に強い石材」という言い方がよくわかりません。
もし”石を積み上げた構造の建物”が地震に強いのであれば、それは
石の厚さ、量、固定方法、基礎などの工法によるものであって、石の特性によるものではありません。
もし”石を壁に貼ったり床に敷いたりした建物”が地震に強いのであれば、それも
石を支えている構造体に耐震性があるからで、仕上げ材としての石が振動に強いからではありません。

大谷石で検索してみたら、「耐震性」を特性に挙げている記述が多いので驚きましたが、
検索結果のサイトをいくつか見ていると、
「大谷石を多用した旧帝国ホテルが関東大震災に耐えた」ことを引き合いにしたと思われる記述がよく見られ、どうもそこから浮上してきた説ではないかと思います。
旧帝国ホテルが倒れなかったのには様々な理由がありますが(他にも倒れなかった建物はたくさんあるし)、
決して、装飾的にふんだんに使われていた大谷石が振動に耐えたからではありません。
大谷石の産地・栃木には古くから大谷石を積み上げた構造の蔵などがあり現存もしていますが、
これもみな低層で、美しく切り出された十分に厚みのある石を使っています。あくまで技術と工法がしっかりしているからです。

>耐火性
「他の石材と比較すれば、」ということだと思います。
石材の中で耐火性が低いとされているのは「花崗岩」「大理石」「石灰岩」です。

花崗岩は、雲母・長石・石英などの異なる鉱物の集合体で、非常に硬いものです。
この中で特に石英が、熱による変化が大きく、膨張率が高いのです。
岩石を構成する鉱物の間に膨張率の差があると、鉱物粒子間に大きな力が作用し、
もともと硬いゆえに逃げ場がないためひび割れが起き、結果として700℃くらいで”崩壊”します。

大理石と石灰岩は、成分のほとんどが炭酸カルシウムCaCO3です。
これは700℃を越えると二酸化炭素CO2が分離し、酸化カルシウムCaOになります。
生石灰ですね。食品の乾燥剤とか、あれです。
手元の資料には、花崗岩のように崩れることはない、と書いてありますが、
大きな力が作用したら崩れやすいようにはなるでしょう、と思います。

大谷石は凝灰岩(火山灰や砂が堆積し固まったもの)で、全体に非常に細かな孔があります。
孔は常に大気中の水分を吸い込んでおり、高温になるとこれが蒸発し、
全体に、均一に、ごくわずかに収縮しますが、
あくまで均一で本当に微小な変化であって、これが崩壊や耐力の低下につながるようなものではありません。
上の3種と比べれば「耐火性がある」ということになります。
他にも、理由は異なりますが、安山岩(鉄平石など)や粘板岩(玄昌石など)も耐火性に優れていると言われます。
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大谷石は凝灰岩です。


柔らかく加工性に富み、耐火性もあり昔のかまどはほとんどが大谷石のはずです。石自体に耐震性はありません。建物に使用する場合ですが耐震性が無いのはどんな石にも言えることで、タイルやレンガと同じように装飾として使用すると考えてください。

参考URL:http://www.granitec.co.jp/data/variety_tuff.htm
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建築材として


>耐震性と
基準の違い。昔の広報では簡単にひっくり返ります。そこで大家石の中に穴をあけて.鉄パイプ(かな.名称疑問)を差込み.鉄の力によってひっくり返らないようにしたためです。
正しく工事された軽量コンクリードブロックやレンガと同程度と考えてください(ほとんどが手抜き工事なのでご近所を徘徊しても見つからないと思います)。

耐火性。石ですから.燃えません。関東大震災のときに.石バリ(木造建築の表面に大谷石を張りつける)の家が残ったので.退化性があるとされました。裸のコンクリート建築物とほぼ同じと考えてください。
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