プロが教えるわが家の防犯対策術!

キトラ古墳の壁画が有名になって何年も経ちます。
しかし、いまだにファーバースコープによる調査のニュースしか目にしません。
一般に古墳の発掘調査というと石棺の調査を期待しますが、そのニュースは聞きません。
そもそも石棺がないのでしょうか?
それとも石棺を調査するつもりがないのでしょうか?
もしかしたら宮内庁の関係(被葬者が皇室に近い人物?)で遠慮しているのでしょうか?

A 回答 (3件)

簡単に説明いたします。


【漆漆木棺】
キトラ古墳の内部探査では、棺の様子ははっきりしていません。
しかし7~8世紀の古墳であること、石槨、石室があることを考えると
漆塗木棺のようですね。
【被葬者】
キトラ古墳の被葬者は不明ですが、石室内に壁画が描かれていることから、
天皇クラスの 人物と判断されます。
【天皇陵】
宮内庁はキトラ古墳に限らず天皇陵と判断される古墳は、
皇室の先祖たちの墓であることから、
古墳を発掘することは好ましくないという見解を取っています。
それゆえ天皇陵と判断される古墳の発掘調査は大変難しいようです。

参考URL:http://www.sikasenbey.or.jp/asuka/kouhoukitora9. …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
非破壊検査などが行えればよいですね。

お礼日時:2004/05/14 17:46

yoshinobu_09さま



キトラ古墳について、詳しくないですが、少ない知識で回答します。

まず、キトラは石棺ではありません。
考古学上は、横口式石槨、といわれる埋葬施設の中に、漆を布に塗り重ねて作った棺を入れていたと思われます。
ですから、石棺はありません。
絵画がかかれている壁は、石槨(部屋みたいなものです)の壁です。

横口式石槨は、飛鳥時代(約7世紀)に特徴的な埋葬形態で、墳丘は、比較的小型の円形・八角形の古墳です。

調査の予定は、所管組織の意向次第ですね。
キトラは、数年前に、国の特別史跡になったはずですので、調査の有無は、文化庁が決定します。

一般的には、認識しにくいかもしれませんが、そもそも、発掘調査そのものが「埋蔵文化財(遺跡)の破壊」という考え方が根本にあります。

調査する必要性の問題です。
ですから、調査する必要性、すなわち、破壊の危険に直面している場合、やむを得ず、発掘調査をして、記録を残す、ということになります。
だたし、大学の調査は別。学術目的ですから。

キトラはどうなのでしょうね。
調査をする大義名分をどうするか、でしょうね。
この場合の調査費用は税金ですからね。

宮内庁との関係ですが、特に関係ないと思いますよ。
確かに、キトラは、今で言う皇室に近い人物だったと思いますが、宮内庁が(勝手に)認定している陵墓ではありませんし。
今まで陵墓の追加認定されたことはありませんし。
(今後、追加認定が絶対ないとは言いがたいですが、よほどのことがない限り、追加はないでしょうね)
認定が解除されたこともないですけど。

tangogatahaniwaより
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
石室ではなく石槨というものだったのですね。
被葬者を調査することによって多くのことが分かると思うのですが、それによって破壊されてしまうのでは二の足をふみますね。
キトラほど有名な古墳ですので、寄付金などは集まると想うのですが。
大発見を期待しています。

お礼日時:2004/05/14 17:41

キトラ古墳については、春頃の調査で彩色された漆を含む木片が発見されたという発表があったような記憶があります。

(他の古墳のことだったらすみません)ですので、他の回答者のご意見も併せると石棺はないことはほぼ確定だと思います。
また、最近、だいぶ内部調査に向けて準備が進んでいるようで、新聞でもよくキトラ発掘関係の発表を見ます。昨日の夕刊でも見ましたよ。内部に入るための枠みたいのをつけたとか・・・(確か日経で見ました。)
ですので、近いうちに内部に実際入ってのなんらかの調査が行われるのではないでしょうか。
新聞の社会欄をこまめにチェックしていると面白いと思います。かなりの頻度で内部調査関連の記事が登場しています。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!