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今日ふと疑問に思ったこと。
恐竜という動物がすごく昔にいましたよね?なんらかの原因で絶滅したのはもちろん知っています。そのことでいくつか疑問があります。
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(1):恐竜が絶滅したということは、地球上の生物ほとんどすべて絶滅したのですか?(そうじゃなかったら恐竜は絶滅しない気もして…。恐竜も人類ほどじゃないかもしれませんが、いーっぱいいるでしょうし…。)
(2):(1)を前提として、その瞬間にまた生物はリセットされて、一から始まったのですか?
(3)今存在する恐竜のような姿の動物たちは、人類がいても、これから気の遠くなるような年月をかければ恐竜になるのですか?(恐竜とハ虫類(など)の違いがあまりよくわからないのもありますが…。)
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変な質問かもしれませんが、個人的に「恐竜」というビジュアルが好きなのです。ぜひ教えてください!ごく一般人の初心者の意見ですのでお手柔らかにお願いします。

A 回答 (3件)

(1)生態系の中であらゆる生物は、様々な資源を分け合って生きています。

ここで資源とは、温度、水、食料、寝場所や隠れ家など、あらゆるものをさします。

中生代と呼ばれる時代、恐竜たちはこの資源のかなり大きな部分を占めていました。ゆえに、恐竜の時代、などといわれます。われわれ哺乳類の先祖は恐竜が利用しなかった資源の隙間で生きていました。昆虫を食べたり、恐竜の卵を食べたりしていたようです。

ところが中生代の終わり、生態系の中の資源の量自体に影響を与える大異変があったと考えられています(隕石の衝突が原因で砂埃が大気中に舞い、日照量が減少したとか、様々な説があります)。すると、大量の資源を必要とする生き方を獲得していた恐竜は大打撃を受けました。種レベルでの絶滅は生物の進化の中では常に起こっていることですが、この中生代の終わりには科や目レベルでどんどん生物が絶滅していきました。そして恐竜の中で生き残ったのは鳥類だけである、と考えられているのは#1さん、#2さんのお答えのとおりです。絶滅は恐竜だけではなく、幅広い分類群で起こっています。海の中でもアンモナイトや頸長竜、魚竜などが絶滅しています。

ここからは架空の喩えですが、地球上から電気や原子力という資源が突然消えたため、電気や原子力に頼っていた生物が絶滅した、というような現象が生じたのです。その生物の絶滅後は、それまで隅に追いやられていた生物が復権してくることでしょう。

(2)中生代末に減少した生態系の資源量が回復する過程で、それまで限られた資源を利用して生きていた生物が、恐竜が抜けたことによって生じた穴を埋めるように爆発的に進化しました。哺乳類や鳥類が、それまで恐竜たちが占めていた資源を利用するために進化したのです。このような現象を適応放散といいます。空には翼竜にかわって鳥が飛び、草原には角竜やよろい竜にかわって有蹄類やゾウが草をはみ、獣脚類にかわって食肉類が草食動物を襲う生態系ができてきたのです。そういう意味で、生態系としてはリセットがかかったと言っていいでしょう。

(3)生態的な資源の空きが生じない限り、は虫類からかつてのような大恐竜が進化することはないでしょう。また、恐竜があそこまで巨大化したのは、環境が地球規模で均質であったことが原因と考える学者もいます。均質ならば巨大化したもんがち、ということです(おおざっぱな回答ですが)。環境が均質でなければ資源はもっと分割されて利用され、生態系は多様化し、恐竜時代のようなおおざっぱな生態系は生まれなかったでしょう(化石の残りやすい環境が限られているので、実際には今知られる以上に多用な生物がいたのかもしれませんが)。いずれにせよ、進化を生態系と切り離して考えることはできません。生態系の中に居場所のない種は存在できません。
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(1)恐竜が絶滅したことは地球上のほとんどすべての生物絶滅をしめしていません。

海にはたくさん魚介類や海藻などもいたでしょう。
ある環境の変化が、特に恐竜という生物を受け入れない状態にしたのでそれらは滅びました。
当時、地球上の多くの生物は絶滅しましたが、たくさんの動植物の種類は過酷な環境に耐え、生き残ったのでしょう。
また、植物の場合、緑藻が陸上に進出して、草や木に進化してから、一度もそれらのすべてがなくなったことはありません。

鳥は恐竜の子孫であります。私たちは恐竜の生き残りを今見ています。鳥のような形の恐竜(翼竜を除く)は生き残れるかたちだったのでしょう。

(2)リセットはされていません。リセットされていたとしたら、その瞬間から、裸子植物のような高等植物、ネズミのような高等動物が急に出現していることになってしまいます。それはおかしいです。完全な生き物は自然に発生しないものです(パスツールの実験より)。
高度な機能を持つ生物は急に出てくるものではないです。大昔、元となる単細胞の簡単な生物が、集合を作っていき、その細胞同士が連絡しあっていくうちにとてつもない長い年月を経てどんどん複雑な生物ができてきた感じなのです。その「複雑さの微妙な違い」の蓄積が生物の多様性を生み出しているのかも知れません。急に新しい細胞の集まりが、ボーンと出てくるわけにはいきません。

(3)100%ありえません。姿かたちが似ていることと、遺伝的な関連性はない場合が多いです。
サメのような魚は似た形をしたイルカに進化することはないようなものです。
恐竜と似たような生活をしていて、まあまあ近い仲間なのだったら恐竜と同じ形にならざるをえません。生活に合った姿形をとることと、遺伝的に同じになるということは別問題です。
一度、ある生物(例えば恐竜)が滅びたということは、その滅びた生物(例えば恐竜)が生きるための情報が、全くなくなったことであり、今の科学技術では回復不能です。
現存する恐竜のようなトカゲは、生活の仕方(子育てなど)が恐竜と異なっていますし、体の仕組みも全く違います。恐竜のようなトカゲがどう頑張っても恐竜になれないのは明白です。
また恐竜がいた当時の地球環境が再現できないので、その点においても恐竜が自然に再出現することはありえません。(恐竜はその当時の空気の状態、気温生態系に適応する体をもっていたのでしょう。)
とにかく恐竜と爬虫類はぜんぜん違います。

すいません。なんか読みにくい文章で。
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1:6500万年前の大量絶滅では、地球上の生物の75%近くが滅亡したといいます。

ただ、歴史上、大量絶滅はこれが初めてではないそうで、恐竜時代の前にも何度も大量絶滅は起こっています。もしかしたら、この先起きるかもしれない大量絶滅で、今度は人類が滅亡するかもしれません。

2:それに近いでしょうね。リセットというより、空席の取り合いと言った方がいいでしょうか。大量絶滅を生き延びた生物が、かつての支配者の占めた空席を押さえるために…

3:おそらくそれはあり得ないと思います。あるとしても、「恐竜」とはまったく違った生物になってしまうことでしょう。

ちなみに、一部の恐竜が進化して鳥になったという説があります。実際に羽のある恐竜の化石が発見されたりしているそうです。
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