
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
1.
「来てもらう機会があったら」
:
「~てもらう」は自分の行為なので、「わたしに[あなたに来てもらう]機会があったら」という意味になります。
「来てもらう機会があったら、ごちそうしますよ」のように使います。
「来る」のは相手ですが、「(来て)もらう」のは、あくまでわたしですから、「来る」を尊敬語にし、「もらう」を謙譲語にする必要があります。
これを敬語にすると、
「お越しになっていただく機会がございましたら、ごちそうしますよ」のようになります。
「お越しになる=尊敬語」と「いただく=謙譲語」という敬語が、接続助詞「て」でつながれている場合は二重敬語ではなく、「敬語連結」という正しい表現になります。
<敬語の指針>30ページ
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi …
ただ「機会」という語を修飾するためだけに敬語が2つも使われています。
若干、回りくどい印象を与える可能性が高いでしょう。
間違いではないのですが、その意味で△評価ですね。
「わざわざお越しになっていただき恐縮です」のような文であれば大丈夫ですが。
つまり、ひとつの名詞を就職するために複数の敬語を使用していない場合です。
ただし、厳密に、決まっているわけではありません。あくまでわたしの感覚です。
また、「いただく」を使う場合、「(来て)もらう」のは、あくまで自分側なので、
「お越しになっていただく機会が(わたしに)ございましたら、せひ、(あなたが)○○を召し上がってみてください」
のような表現はできません。
「お越しになる機会が(あなたに)ございましたら、せひ、(あなたが)○○を召し上がってみてください」
とする必要があります。
2.
シチュエーション次第ですが、
「来る機会があったら」のようにお考えになることもできます。このほうが簡潔です。
敬語は、
『お越しになる機会がございましたら』です。
「いただく(もらう)」を使わないので、
「お越しになる機会がございましたら、(わたしが)ごちそうしますよ」
「お越しになる機会がございましたら、せひ、(あなたが)○○を召し上がってみてください」
どちらの表現も可能です。
『お越しになることがございましたら』のようにしても良いでしょう。
「機会」などの名詞を婉曲的に言いたい場合に、「こと」を使うことができます。
「お越し」を名詞扱いにして、
『お越しの際には』とすれば、さらに、すっきりするでしょう。
ただし、これは、「来る機会があったら」ではなく、「来る時があったら」というニュアンスになります。
3.
因みに、「来る」の尊敬語は5つあります。敬意の順は、次のようになります。
・来られる機会がございましたら<いらっしゃる機会がございましたら<おいでになる機会がございましたら<お越しになる機会がございましたら<お見えになる機会がございましたら。
・来られた際には<いらっしゃった際には<おいでの際には<お越しの際には<お見えの際には。
ビジネスの現場では、「来られる」以外であれば、どれを使っても失礼にはならないでしょう。
よほど改まったお客さんに対しては「お見え」を使うことも考えられますが、若干、ぎこちなくない印象を与えてしまう可能性もあります。
この回答への補足
>よほど改まったお客さんに対しては「お見え」を使うことも考えられますが、若干、ぎこちなくない印象を与えてしまう可能性もあります。
上記の「ぎこちなくない印象」は「ぎこちない印象」の入力ミスでしょうか。「与えてしまう」と繋がっているので、「ぎこちない印象」のほうが自然かと思われます。
ご丁寧に回答していただきありがとうございます。大変よい勉強となりました。一箇所文意がよくわからないところがあるのですが、もう少し教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。
No.7
- 回答日時:
#6です。
お約束の訂正です。
1.で肝心なことを書き忘れていました。
「お越しになっていただく機会がございましたら」は回りくどい表現、と書きながら対案を示していませんでした。
「お越しいただく機会がございましたら」のように、謙譲語1を使うと少しすっきりします。
前者は「~ていただく」、後者は「お~いただく」という、どちらも謙譲語1の型です。
<敬語の指針>27ページ
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi …
ただ、これは前回も述べましたように、あくまで、「自分側が、[あなたの来るという行為]をいただく」という意図の表現になります。
相手の行為に重点を置きたい場合には、
『お越しになることがございましたら』
『お越しの際には』
のほうが適しています。
No.5
- 回答日時:
ご来訪のおりは、が良い。
No.4
- 回答日時:
>「お越しになっていただく」という箇所は二重敬語になっているのでしょうか。
「お越しになる」は完結した「尊敬語」です。「~ていただく」は謙譲語です。
「お越しいただく」なら「謙譲語」として使われます。しかし、「お越しになる」+「いただく」というのは変則です。すなわち「尊敬語」と「謙譲語」が重なっていることになります。
一人の人間に尊敬語と謙譲語を重ねて使うのは、中古の時代ならあり得たのですが、その場合でも順序は、謙譲語が先に来ました。現代ではまずないものと考えてください。
「二重敬語」とは、同種の敬語を重ねて使う場合(例えば尊敬語を二つ)のことです。
「お召し上がりになる」は二重敬語で、「召し上がる」と「お~になる」とを重ねたものです。(ただし、この言い方は、かなり一般に定着しているから、認めていいとの考えがあります)
改善案の例 「お越しいただく」(謙譲語)「お越しくださる」(尊敬語)
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。「二重敬語」という言葉の意味はわかるようになりました。いろいろとても参考になりました。
No.3
- 回答日時:
二重敬語になっています。
違和感を持たれたのは、二重敬語であるか否かとは別の原因かと思います。
違和感は「なって」と一度断定してしまったことによって起きています。
例文
お越しいただける機会がございましたら。
お越しになられる機会がございましたら。
お越しいただく機会がございましたら
お越しくださる機械がございましたら。
「いただける」「なられる」「いただく」「くださる」のいずれも敬語か丁寧語か判断の難しいところかと思います。
敬語と考えればいずれも二重敬語ということになりますが、例文のような言い方はごく一般的に使われています。
相当に日本語をマスターされておられますので、文法に頼る判断のみをもってよしとすると、むしろ混乱されるかと思います。
二重敬語云々というのは、社会生活に不慣れな日本人の若者に対する警告とお考え下さい。
「お召し上がりになられる」
「お話いただけますでしょうか」
「お上がりいただけませんでしょうか」
「お流れ頂戴いたします」etc
類似の文例や慣用的な用例は沢山あります。
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