ヒトの視細胞についての質問です。
暗いところでは桿体細胞が働いて色の区別がつかない一方で、明るいところでは錐体細胞が働き色が識別できるといいます。
ところが暗い部屋で、赤LEDランプが点灯している場合、暗順応したヒトでも赤い光を認識することが出来ます。
これは暗順応しても部分的には錐体細胞が機能しているから赤色を認識できると考えればいいのでしょうか?
減光フィルターを赤色LEDに被せて桿体細胞で捉えられるぎりぎりの輝度まで抑えた場合だと、暗順応したヒトは、光っているかどうかの区別が付くだけで、色の区別はつかないのでしょうか?
No.1
- 回答日時:
暗順応とは、完全にオーバーヒートしている桿体細胞が本来の状態に戻っている状態です。
錐体細胞はその時点でもまだ機能しています。
暗くなって錐体細胞が必要とする光量が得られなくなったら錐体細胞は機能しません。
LEDでは点光源で網膜上の単位面積あたりの光子の量はそこそこありますので、紙で覆うなどすれば色が判別できなくなるのが確認できますよ。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
暗順応は,錐体細胞も桿体細胞も,二種の視細胞の両方がおこないます。
暗いところに入りますと,まず2~3分で錐体細胞が暗順応を起こします。そしてこの錐体細胞の暗順応は,数分後からは進むことがありません。映画館で映画を見る際に,電気を付ければ映像はよく見えませんが,しかし,電気を消しますと良く色が見えます。これも錐体細胞が暗順応するからです。錐体細胞は感知出来ようが出来まいが,当然働き続けています。
さらに暗くなりますと色覚は無くなります。これはその後,桿体細胞にロドプシンが再合成され,桿体細胞の暗順応が起こり,桿体細胞のみで感知しているからです。桿体細胞の暗順応が完了するには,40分ほどかかります。
ご質問の状況では,LEDライトですから,暗順応した錐体細胞で十分に感知出来る光量ですから,色覚があるのです。
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