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子供に質問、詰問されて・・(-_-;)
化石・古墳など、地面を掘削して発見するイメージなのですが、
おおまかには下記のような質問になります。

1.よく、有名な恐竜が生息していたのが、約6千万年前と聞きます。
なので、現代人が、偶然化石になる条件下にあって、
化石化して発見されるのは、おおよそ6千万年後と
考えて良いのでしょうか? 北京原人とかは人骨の状態での発見だったかと?

2.地層の形成についてなのですが、これが難しいんです。
A.地殻変動による海底の大陸化によるもの→ 山頂で貝の化石など。
B.河川による土砂堆積や火山灰の堆積→ギリシャ?のポンペイ遺跡など。
C.あとは上記の組み合わせで地層が出来る。
(私の小学生?中学生時の古い記憶より捻りだしたものw)
さて、例えば、
現在は平野部で、火山もなく河川もない場合であっても、
数億年経過した場合では、
この平野部にも砂塵や土埃が、塵も積もればで、現在の地表面も埋没し、
地層を頸性していくのでしょうか?
地中深くに土葬したお墓を数億年の間、きちんと管理すれば、
化石にはならないの?みたいな感じの質問です。w

どうか宜しくお願いいたします。

A 回答 (5件)

お子さんのイメージの化石は置換化石と呼ばれるものです。


恐竜の骨が消えてなくなりその骨と全く同じ形に鉱物が置き換わって文字通り石になったものです。
貝や卵の殻のように硬いものはそのまま残っている場合もあります。体化石と呼ばれています。
つまり石に変わっていなくても学問的には化石とよばれます。
北京原人とかは人骨の状態での発見だったかと?
とありますが、お子様のイメージとは掛け離れますが広い意味では化石とよんでも差支えはありません。
琥珀も松脂などの樹脂の化石と考えます。
琥珀の中に閉じ込められている虫も化石と考えます。
シベリアの氷に埋まっていたマンモスも化石の仲間に入れてしまいます。
石じゃないじゃないか!ハイ。ゴメンナサイ
この他に恐竜の足跡の化石のように、残された形に鉱物が溜まって石になったものも化石と呼ばれます。
クラゲやヒトデなどのように骨がなくても化石が残るのはこのためです。
ご指摘のポンペイの遺跡では犠牲になった人の体は消えてなくなっていますが、空洞となって残っていたものに考古学者が石膏を流し込んで姿かたちを再現したものです。
さすがにこれは化石とは呼びません。

骨にしろ何にしろ空気やに触れていますと、微生物によって分解されたり、空気中の酸素で変質してしまいます。
水も川のように循環している場合には同じようなことがおきてしまいます。

このような条件が全くなければ埋まった時間の長さに関係なく化石になります。
又周りの土質にもよります。
一番多いのがポンペイのように突然埋められて空気と遮断された場合に化石として残り易くなります。
沼のような深い泥に埋まった場合など、埋まったものが消える前に沼に土が溜まって固い土になると化石として残り易くなります。
野尻湖のマンモスの化石はこうしてできました。
瀬戸内海で見つかるマンモスの歯の化石は、こうしてできたものが潮の流れで上の土が流されて海底に出てきたものです。

>平野部にも砂塵や土埃が、塵も積もればで、現在の地表面も埋没し、地層を頸性していくのでしょうか?
ハイ。そうなります。
関東地方などには、富士山や浅間山の噴火で降ってきて積もった層が綺麗に残っていて時代区分の目安に使われています。
鹿児島市も何もしなければ地中にうずもれてしまうでしょう。

>地殻変動による海底の大陸化によるもの→ 山頂で貝の化石など。
地球の表面は沢山あんこが詰まったお団子の皮みたいなものだと考えられています。
この皮のあちらこちらに切れ目があります。
中のあんこが動くと皮どうしがぶつかってぶつかられた方は押されます。
おされて破ける前に曲がってしまいます。
とまぁ~こんなイメージで説明してください。
実はあんこよりも水飴のほがイメージに合いますが、そんなお団子がありません。
ヒマラヤ山脈もインド洋の南の方にあった島が大陸の方に押されてきて間の海岸が押し上げられてできたものです。
インドは昔は島でした。
いうなれば地球の皺です。

押している皮の反対側は、じつは地中から溶岩が湧きだしていてドンドン皮が造られています。
押してる皮も押されている皮の下へ潜り込んでやがて溶けてあんこにもどります。

>地中深くに土葬したお墓を数億年の間、きちんと管理すれば、化石にはならないの?
「このきちんと管理する」管理次第では化石になります。
数億年も必要ありません。
ただ埋めてある土次第です。
日本の土は一般に酸性が強いので骨が溶けてしまいやすいので管理がものすごく難しいです。
ポンペイのように姿が空洞で残ってそこへ鉱物が溜まって石になれば恐竜の足跡の化石のようにはなります。
自然にこのような変化が進むにはやはり億とは言わないまでも少なくても千万年の単位の時間はかかります。

尚、千年単位や万年単位で考えれば地面は少しづつ動いています。
このときに割れたりずれつたりした場所を断層と呼びます。
大きな川は大昔の地面がずれて割れたあとに水がながれるようになったものです。
地学屋さんというのは地面をお餅みたいに考えています。
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この回答へのお礼

早々のご回答有難うございます。
ご丁寧かつ詳細なご説明と
回答文作成にも大分お手数をおかけいたしましたことに
感謝申し上げます。

現在私たちの暮らしている地表面も
いずれは、地層の中の1層になるかもとの
過程が、ちょっと想像できませんでした。
久々に私自身も色々考えさせられましたし、
子供にとっても勉強の大切さが分かった?w
良い経験ともなりました。

お礼日時:2014/08/17 21:00

何を質問したいのでしょうか?



6,000万年、人骨 どちら?

化石になる条件が整えばもっと短くて化石になるでしょう。
化石になる条件が整わなければ、人骨の形のままか、この酸性雨状態下では溶けてなくなるかどちらかでしょう。

地層についても何を確認したいのか不明。
地層形成されるのは主として水中・・・すなわち、海に堆積するものが地層となります。
ポンペイ遺跡の例などは地層とは言わない。地層になるにはさらに何万年以上の年月が必要です。
地層という単語ではない別の単語を使うと、あなたの確認したいことがはっきりするでしょう。

いじょ
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既に解決済みの質問のようですが、、、



1 偶然化石になる条件下にあって、化石化して発見されるのは、
条件によっては、数年から数10年ほどのごく短い期間で木が化石(珪化木)になることもあるようです。
http://www.tsm.toyama.toyama.jp/_ex/public/t-nat …
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/bb/chigaku/ …
オパール化したり石灰化したりは、かなり短期間で進行するので、木だけでなくて、歯や骨なども、短期間で元の物質が別の石のような物質に置き換わることはあるようです。
http://www.kkdental.com/essay/kaseki2.htm
まあ水や石灰の状況が整っていると、1万年くらいで化石になると思っても良いのではにでしょうか。
http://ao.jpn.org/kuroshio/shimojibaru/index.htm

2 平野部にも砂塵や土埃が、塵も積もれば 地層が形成され
条件によっては、風成層と呼ぶ地層ができる場合もあるようです。
http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/kaken/NL/newsl …
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geosoc/114/ …

3 地中深くに土葬したお墓を数億年の間、きちんと管理すれば、化石にはならない
化石という呼び名は、先行回答のようにいろいろあるので、ミイラや屍蝋のようなものでも化石と呼ぶことは出来ると思います。
しかし、成分が変わってしまって石灰化したりオパール状態になったりしたものを化石と考えるなら、《きちんと管理し、水が流れ込まないような容器に密閉しておいたら》化石にはならないと思います。 ただボロボロになってしまうことはあると思います。
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この回答へのお礼

貴重なご回答を有難うございました。
大変参考になりました。

お礼日時:2014/08/27 20:05

骨が完全に化石化するためには、少なくとも数万年程度は必要でしょう。


樹木が化石化しかかった状態の物を、珪化木と云い、時折展示されています。
完全な化石の多くは、酸素欠乏状態で長期間水中に置かれ、化石の元となる分子がケイ素と入れ替わっています。従って、化石から遺伝子を取り出せる様になったのは、遺伝子工学が急速に発達した極く最近のことです。
東京(江戸)や大阪(大坂)などで人骨が発掘されることがありますが、それらは骨の成分を殆ど失っていません。つまり化石とは云えません。凍土地帯から発掘されるマンモスなども、冷凍保存されているだけのもので、化石ではありません。
火山地帯である日本では広く酸性土が分布しているため、カルシウム成分が分解されてしまって、形さえ止めないことが多いのです。
地層の形成については単純ではありません。古代の化石遺物が発見されるのは、酸素欠乏状態の海底、または湖底等で厚い堆積物の重みによって圧縮された地層、もしくは雨の少ない乾燥地帯が殆どです。
余計なことかも知れませんが、お子さんに教えて上げる場合には、いい加減な知識の受け売りや物知り顔は禁物です。
ご自身勉強なさって、出来るだけ正確な情報を与えて上げて下さい。
自信の無い知識を伝える時には『よく知らないんだけど、こうじゃ無いかな』等、不正確である事実を伝えておきましょう。
幼少で得た知識は、記憶の中で容易に訂正出来ませんから。
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この回答へのお礼

早々のご回答有難うございます。
田舎のお墓参りの際に、
古い土葬のお墓があるのですが、
その土葬のことから質問が始まりました。w
子供との夏休みの良い思い出になりました。
私自身も大変参考になりました。

お礼日時:2014/08/17 20:35

かなりいろんな話がごっちゃになっていますね。




化石化するのは時間だけではないので6000万年と限定は出来ません。
北京原人も化石で発見されていますし、十数万年でも化石化します。


その理解で概ねは合っています。
通常でも土が風や雨で運ばれて埋まることが大半で、火山灰や河川の氾濫で埋没するほうが類例が少ないです。
また酸性分の多い日本の土壌では骨や有機質のものは分解されてしまいますのできちんと管理しても化石になることはまずないです。
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この回答へのお礼

早速のご回答有難うございます。
この度の質問にあたって、地質学の奥深さが
なんとなくではありますが分かりました。
例えば、「土」が何からできているかも知らない
ことに気が付きました。
北京原人の件は、「たしか洞窟で見つかったっけ?」
くらいの知識で質問させて頂きましたので、
質問文章を考えるだけでも大分時間がかかりました。w
明日、子供に物知り顔で教えたいと思います。w
大変参考になりました。

お礼日時:2014/08/16 00:40

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