
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
「飛鳥」を「あすか」と読むのは、「春日(かすが)」と同じで、枕詞による当て字によります。
大和国の明日香(今の奈良県明日香村の付近一帯)という地名にかかる枕詞が「飛ぶ鳥の」でした(だから「とぶとりの明日香の里」などと言ったのです)。
そこから「飛鳥」=「明日香(あすか)」という連想が出てきて、「飛鳥」と書いて「あすか」と読むようになったそうです。
ちなみに、『全訳用例古語辞典』(学習研究社)によると、「明日香」の枕詞が「とぶとりの」になったのは、「天武(テンム)天皇の時代、赤い鳥を献上した者があったので、明日香にあった宮殿の『浄御原宮(キヨミハラノミヤ)』に『とぶとりの』を冠して、『飛鳥浄御原宮(トブトリノキヨミハラノミヤ)』と改めた」ことによるそうです。
なお、枕詞とは、和歌などに見られる修辞の一つで、特定の語句の上につけて句調を整える語のことです。多くは五音になります。
たとえば、「光」という言葉の前に枕詞「ひさかたの」、「神」の前に「ちはやぶる」とつけ、「ひさかたの 光のどけき 春の日に……」「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川……」などと使います。
No.4
- 回答日時:
「飛鳥」「春日」については、#2さんの参考ページが詳しいですが、こちらのページでは古代朝鮮語の「村(スキ)」に由来していると書かれています。
(それをさらに遡ると「囲まれた土地」という意味になるのかも知れません)http://ww5.et.tiki.ne.jp/~koremaru/chimei/kaihox …
「宗像」はかつてその辺りを治めていた豪族の名前の「胸肩」から来ており、地域名としては、「古事記」「日本書紀」では「胸肩」「胸形」、奈良時代は「宗形」と表記され、平安時代以降は「宗像」と表記されるようになったそうです。
(もともと「宗」は「むね」、「像」は「かたち、かたど(る)」と読みますので、「春日」「飛鳥」のように特殊な読みということではないと思います)
http://www.page.sannet.ne.jp/kuranosuke/munakata …
なお「むなかた」という名前については、、マオリ語の「偉大なる神託を下す(神)」を表す「ムナ・カタエ」から来ているという説があるそうです。
http://www.iris.dti.ne.jp/~muken/koten02.htm
(※(3)天真名井での「ウケヒ」の項参照)
「伊達」は昔は「いだち」または「いだて」と呼んでいたそうです。
http://www2.harimaya.com/date/dt_roots.html
「いだち」は「イ・タヂ」であると書かれたページがありましたが、
(下記ページ資料→素稿→<朱の234>)
「タヂ」が「蛇」または「虎杖」(イタドリ)を意味する(<朱の234>)ということ以上のことは書かれていないようで詳細は不明です。(もしかしたら見落としがあるかも知れません)
http://www.platz.or.jp/~hvhy/
(参考:上記サイトを「タヂ」で検索した結果)
http://www.google.co.jp/search?as_q=%E3%82%BF%E3 …
なお「大阪」は坂道の坂が語源のようです。
http://www.elrosa.com/tisen/90/90060.html
例に挙げられた地名だけ見ても、色々なパターンの由来があって面白いですね。
参考URL:http://ww5.et.tiki.ne.jp/~koremaru/chimei/kaihoxx/kaiho19.htm,http://www.page.sannet.ne.jp/kuranosuke/munakata …
ありがとうございます。とても参考になりました。
そうでしたか、宗像や伊達は、春日や飛鳥とは違うでき方をしていたのですね。
ムナカタがマオイの言葉からという説は初めて知りました。
ちなみに、なぜ、「あすか」の枕詞が飛ぶ鳥なのか?
あるカルト系のページを見たのですが、そこでは、アスカとは、飛行場の意味とありました。面白すぎますね。
No.3
- 回答日時:
〔「春日」の表記は「かすが」にかかる枕詞「春日(はるひ)」を当てたもの〕
(1)奈良市春日野町の春日神社一帯の称。また、奈良市およびその付近の称。
(2)福岡県北西部の市。福岡市の南に接する住宅都市。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
ありがとうございます。
そうすると、飛鳥ですが、「あすか」にかかる枕詞が飛鳥ということになるのでしょうね。きっと。
さて、宗像や、伊達はどうなのでしょうか。
No.2
- 回答日時:
「春日 語源」で検索したところ、下記のようなサイトがヒットしました。
”春日”の他にも”飛鳥”の語源も載っておりますのでご覧になってみて下さい。
参考URL:http://www.inetmie.or.jp/~jin/ASUKAG.htm
ありがとうございます。
このページの情報で少しわかりました。あ+すか、か+すか、なんですね。面白い。大阪も、きっと、お+すか、だったのではないでしょうか。
つまり「すか」というのが、ポイントですね。
そういえば、今、思い出したことがあります。
ナスカの地上絵で有名な「ナスカ」ですが、「ナ」というのは no という意味で、「すか」は、場所。従って、ナスカとは、どこでもない場所という意味であると。
No.1
- 回答日時:
かすがは言葉遊びのような感じです。
かすがの枕詞が春日(はるひ)なので、かすがを春日と書くようになったそうです。
参考URL:http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%AB …
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