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日本語を勉強している外国の学生です。
不自然、または失礼なところがあったら、遠慮なさずご訂正をどうぞよろしくお願いいたします。

タイトルどおり、

ただじゃすまない
ただじゃすまされない

どう違いますか?
両方もよく聞きますが、意味が異なるか、また、場面によって使うかどうかわからないので、
同じように使えるかという質問が聞きたいのです。

よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

1>ただじゃすまない


3>ただじゃすまされない

 この二つは同じ意味と考えて大丈夫です。どちらかが言われたとき、もう一方のほうに言い換えても、何ら問題ありません。1と3の番号を振ったのは、その間にもう一つあるからです。

1>ただじゃすまない (「すむ」の否定で「すまない」)
2>ただじゃすませない/すまさない (「すませる」の否定で「すませない/すまさない」)
3>ただじゃすまされない (「すませない/すまさない」の受動態で「すまされない」)

 2のような「すませる」の否定の「すませない」でも言うことがあります。どれも、互いに言い換えて構わないのですが、敢えてニュアンスの違いを強調して説明すると、以下のような感じになります。

1>ただじゃすまない

「あなた(=相手)は無事ではいられない」という表現で最もシンプル、基本的、客観的な表現。

2>ただじゃすませない/すまさない

 意味は1と同じでも、相手を許さない何者かによって、無事ではいられないというニュアンスになります(許さない何者が誰かは、これを言っている本人が暗示されている)。許してはおかないぞ、という気持ちが入っているため、1より強い表現で、かなり恫喝的な感じがします。

3>ただじゃすまされない

 2を受動態にしたもので、相手を許さない何者かは相変わらず暗示されていますが、それが弱くなっています。受動態は客観的なニュアンスがあるため、これを言った本人が許さない何者かである可能性はかなり下がります。2より恫喝的でなく、1とほぼ同じくらいな印象になります。
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この回答へのお礼

説明していただき、ありがとうございました!
大変勉強になりました!

お礼日時:2014/09/01 18:00

自動詞遣い「済む」の場合は、話者の意図は不問で、常体としての記述形式となる。


一方、他動詞遣い「済ます」の場合は、話者の意図次第で、また聞き手への配慮次第で、可能・受身・使役など様々な態を使い分けることができます。

自動詞「済む」
常体
ただで済む=無償で済む ⇔ ただじゃ済まない=有償となる。

他動詞「済ます」
常体
ただで済ます=無償にする ⇔ ただじゃ済まさない=有償にする。
可能動詞
ただで済ませる=無償にできる ⇔ ただでは済ませない=無償にはできない。
可能態
ただで済まされる=無償にされる ⇔ ただでは済まされない=無償にはされない。
受身態
ただで済ませられる=無償にさせられる ⇔ ただでは済ませられない=無償にはさせられない。
使役態
ただで済まさせる=無償にさせる ⇔ ただでは済まさせない=無償にはさせない。
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この回答へのお礼

文法的に説明していただき、ニュアンスがだいたい感じられるようになりました!
ありがとうございました!

お礼日時:2014/09/01 18:03

「ただじゃすまないぞ!」→「いつかお前を叩いてやるぞ!」自分でやる




「ただじゃすまされないぞ!」→「いつかお前は誰かに叩かれるぞ!」誰かがやる


こんなイメージです。間違ってたらすみません。
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この回答へのお礼

簡潔に説明していただき、ありがとうございました!
とてもわかりやすいです!

お礼日時:2014/09/01 18:05

済まない=本人も十分承知できる状況、通常の事実を表現。


すまされない=受け身、つまり「済まない(済まさない)」のは他人、したがって本人の意思とは無関係。
これくらい、が通用しない、軽い気持ちを強く戒める、意味を含む。
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この回答へのお礼

なるほど、つまり程度の差と意識の違いですね
ありがとうございました!

お礼日時:2014/09/01 18:06

「済まない」は否定形で、「済まされない」は受身の否定形。


・「嘘をついたら、ただじゃ済まない」⇒【嘘をついた人物】は許されない、という意図。「嘘をついたら、(君は)そのままでは済まない。何らかの制裁を加える」というニュアンス。
・「嘘をついたら、ただじゃ済まされない」⇒【嘘をついたという状況】が見過ごされることはない、という意図。『嘘をついたら、(その状況は)そのままでは済まされない。厳しく調べられる』といったニュアンス。

「責任をとってもらう」という点では、どちらも同じ意味で使えます。
ただ、「済まない」「済まされない」という言葉の向かう先(言葉が影響を及ぼす先)がそれぞれ異なるので、ニュアンスも若干ですが異なるということです。
相手の責任を直裁的に追求したい場合は「ただじゃ済まない」、相手の責任を間接的に追及したい場合は「ただじゃ済まされない」といった使い分けが可能でしょう。
  
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この回答へのお礼

なるほど、直接と間接との差ですね
ありがとうございました!

お礼日時:2014/09/01 18:08

正式な意味の違いはわかりませんが感覚的に言うと、、




「ただじゃすまない」
こちらは後者と同じ意味でも、少し軽い感じがします。
例えば、誰かが友達の1人にいたずらをしたときに、
「これはただじゃすまないよー笑」
という位のジョークを交えた軽いノリで使うイメージです。

「ただじゃすまされない」
一方こちらは前者と比べ、すこし重く、深刻な感じがします。
例えば、あなたが上司のパソコンに水をこぼして壊してしまったとします。
これは「たたじゃすまされない」方な気がします。
上司のパソコンは仕事上必要なデータなども入っていたりして、重要なものであるはずですから。
それを壊したとなったら大きなジョークにはなりませんよね。


まとめると、「すまない」はジョークになるもので、「すまされない」は少しジョークにならないもの、と覚えればいいのかもしれません。
感覚的な話をしたので、正式な事はわかりませんが、お役に立てれば嬉しいです。間違っていたらすみません。

この回答への補足

やはりですね。後者は半沢直樹のセリフです。
そんなことないです
母語話者ならではの考え方ですから、それで十分です!
ありがとうございました。

補足日時:2014/08/29 03:53
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