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「ご苦労様」 と「 お疲れ様」の使い分け教えてください

A 回答 (3件)

 基本的には、同格以下には「ご苦労さま(です)」、目上には「お疲れさまです」でいいでしょう。

国立国語研究所も文化庁もそう言っているようですから。

 ただ……。
 諸説あって、厳密に考えるとメンドーなことになります。
 詳しくは下記をご参照ください。
【よくある誤用22──微妙な言葉の取説2 ご苦労さまです お疲れさまです ご苦労さまでございます】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n126655
 以下は一部の抜粋(重言)。

ご苦労さま/ご苦労さまです
 相手の苦労や労力に対するねぎらいの言葉とされます。諸説あるようですが、目上に対しては基本的にNG。どうにも上から目線のニュアンスがあります。
 時代劇でお殿様が家来をねぎらう「ご苦労であった」が典型的。
 実際にはそんな使われ方はしなかったという説もあります(笑)。
(略)

お疲れさま/お疲れさまです
 では目上にはどう言えばいいのかが悩ましい。
 会社内なら、「お疲れさまです」あたりが一般的でしょう。これも本来はねぎらいの言葉だから目上に使うべきではない、という説もあります。そのとおりですが、ほかに適切な言い回しがないもので。「ありがとうございます」をすすめる人もいますが、これは何かをしてもらったとき限定でしょう。
 たとえば、時間外に廊下で重役と出くわしたとします。「ありがとうございます」は明らかにヘンなので、黙礼するくらいでしょうか。「お疲れさまでございます」などと言うと、「それは本来は……」と説教される可能性があります。
「お疲れさまです」は、同格以下に対しても使えます。
「お疲れ」→「お疲れさま」→「お疲れさまです」→「お疲れさまでございます」
 くらいの順で敬度が高くなります。

ご苦労さまでございます
 目上に対しては丁寧に「ご苦労さまでございます」と言えばいい、という説も見聞します。
 あまり鵜呑みにしないほうがよいでしょう。「目上に対してご苦労なんてけしからん」と考えているお偉いさんが、目下の者に「ご苦労さまでございます」と言われたら、「その言い方なら丁寧だから許す」と考えると思いますか?
 つまり、「ご苦労さまでございます」ならOK、というのは身勝手な論理です。
 昔は任侠映画などで、出所した幹部を迎えに行って「お務め、ご苦労さまでございます」と言うシーンがあったような……。あれが許されるのはどういう理屈なんでしょう。現代の言葉にうるさい幹部に言ったら殴られるんでしょうか(笑)。


 詳しくは下記をご参照ください。
突然ですが問題です【日本語編2】──「お疲れさまです」「ご苦労さまです」  解答編
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1300. …

 国立国語研究所のサイトや、「敬語の指針」もこの問題にふれている。
 全文は↑のリンク先参照。
 結論部だけ転載しておく。

●国立国語研究所
http://www.ninjal.ac.jp/products-k/kokken_mado/2 …
================引用開始
最近では,派遣会社の社員研修などで職場の常套(じょうとう)的なあいさつ言葉として,「お疲れさまです」を教えていると聞きます。朝会ったばかりの人やメールの書き出しに必ず使う,ということのないよう,状況を考えて場面により使い分けることが必要です。出先から戻った同僚に気持を込めて「お疲れさまでした」と言えば,疲れも癒(いや)されるということではないでしょうか。
================引用終了

●「敬語の指針」(P.45~46)
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf …
================引用開始
 要するに,時間外に仕事を教えてくれた上司に対しては,「御苦労様でした」とい うねぎらいの言葉ではなく,「ありがとうございました」と感謝の気持ちを表す言い方に変えた方が良く,一緒に書類作成に追われていた上司に対しては,「お疲れ様で ございました」と,気持ちを込めて表現すれば良いわけである。
 ただし,このような定型的な表現ではなく,例えば「おかげ様で仕事が少し分かる ようになってきました。」などと,別の観点に立った表現を使うことで,上手に自分の気持ちを相手に伝えることも可能である。
================引用終了

「敬語の指針」の最後の段落部は正論だけど、わざわざこんなことを書く意味があるのですかね。
 それができるなら誰も苦労はしません。「可能ではある」けど、独自の言い方をするのがむずかしいから、こういう「定型的な表現」が求められているのでは。その「定型的な表現」のなかで何が適切か、何が無難かということを説明した結論がこれって……。
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この回答へのお礼

とてもご丁寧なご回答ありがとうございます。とても勉強になりました。感謝致します。

お礼日時:2014/09/29 14:37

一般的なビジネスマナーでは「ご苦労さまです」は目上から目下の者へかける言葉、「お疲れさまです」はその逆とされますね。


とりあえず「お疲れ様です」というクセをつけておけば間違いないですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。お疲れさまで統一すれば間違いないのですね。今後気をつけます。感謝致します。

お礼日時:2014/09/29 14:39

結構、誤った使い方している人が多いのですが、一般的には



目上から、目下に言う場合が「ご苦労様」
目下から、目上に言う場合が「お疲れ様」
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。以後気をつけて使いたいと思います。感謝いたします。

お礼日時:2014/09/29 14:40

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