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ジョン・ロールズの「公正としての正義 再説」を読んでいるのですが、難しくてさっぱりわかりません。

ジョン・ロールズは「平等な自由原理」と「格差原理」という実質的正義の二原理と手続的正義に関する組合せにより、自由と平等という対立の調整を行う指針を提示したようですが、

まず、「実質的正義」「手続的正義」「平等な自由原理」とは何であるか?

次に、「自由と平等という対立の調整」をどのように行ったのか?

それに、「格差原理」には、「社会の最も不利な状況にある人々の利益を最大化するための社会的・経済的不平等は正当化される」とありますが、社会の最も不利な状況にある人々とはどうやって決められるのか?

が、さっぱりわかりません。最初から読んでいるのですが、書いてあることが難しくて、一文読むのにも苦労しています。

詳しい方いらっしゃいましたら、わかりやすく教えて下さい。

よろしくお願い致します。

A 回答 (5件)

彼は政治哲学者ですね。

米国の民主党の政治哲学を理論化したので有名です。米国には自由と平等という対立軸が無いのです。日本では平等が左派で自由が右派ですが、米国はリベラルという自由と平等が左派の民主党で、右派は保守の共和党です。その意味で自由と平等という本来対立する考えを調整融合をして民主党になったのです。

格差原理とは社会的格差を是正する原理のことです。質問の文章は直訳過ぎて日本語になっていないので分らないのです。私が翻訳すると 「格差を是正するには社会の最も恵まれない人達が最も得をするような不平等な政策でも許される」
オバマ大統領が行なっている政策そのものです。最も恵まれない人達とは民主党の支持者を見れば分ります。黒人です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

米国には自由と平等という対立軸がないのですか。日本のように平等と自由は対立していると思っていました。

低所得層でみれば、黒人だけでなく、白人にも低所得層はいるわけで、どうして黒人が最も恵まれないと言えるのでしょうか?

理由として考えられるものとして、本などを読むと、黒人の奴隷制度が挙げられますが、大学入学なんかをみると、奴隷制度に関係のない黒人が大学に黒人優遇の制度を使って入ったりしていて、制度としておかしいのではないかと思うのですが。

お礼日時:2014/10/07 11:35

安倍内閣の改造人事で入閣した3人の女性閣僚を格差原理などと言うと女性差別だと言って叱られますよ。

格差原理と同じ理屈ですが、ジョン・ロールズの理論に「機会均等原理」があります。黒人優先入学はこれにも該当するのでしょう。

日本に格差原理が適応している例を余り知りませんが、同和対策が該当するかもしれません。女性に対して格差原理や機会均等原理を適応しようとしているのは上場企業の女性取締役を3割に義務付ける政策を政府が示したが、経団連で反対されました。国立大学の入学定員を男女半々にする法案が出来たら、日本にもジョン・ロールズの理論が適応されたことになるかも知れません。それが日本の発展になるのかどうかは疑問ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

上場企業の女性取締役を3割義務付ける政策は、経団連に反対されたんですか。知りませんでした。既定路線で決まったことだと思っていました。アホなこと言ってすみませんでした。

「機会均等原理」は、自由と平等を最大限保証するということでよいでしょうか?
日本の社会でこれが適用されている例はあるのでしょうか?

お礼日時:2014/10/11 21:59

こんばんは。




現在、自分の質問を抱えておりますので、
一つだけお答えします。

☆それに、「格差原理」には、「社会の最も不利な状況にある人々の利益を最大化するための社会的・経済的不平等は正当化される」とありますが、社会の最も不利な状況にある人々とはどうやって決められるのか?
◇十分に道徳的で、合理的に考える、自律的な人たちが、
互いのことをまったく知らないわけではないけれど、かと言って多の人のことをよくは知らない、という《原初状態》で採用するであろう原理の一つが《格差原理》です。
ですから、
社会のもっとも不利な状況にある人々を具体的に想定しているわけではありません。

《無知のヴェール》を被っているので、わからない。

《無知のベール》が完全にとれたら分かるのかもしれませんけれども…。
10人、20人の社会ならば分かるのかもしれませんけれども、実際の社会では、それを決めることは難しいでしょうね。
ですから、その決定は恣意的なものにならざるを得ないと思います。

どうせ、恣意的なものにならざるを得ないのですから、年収で決めちゃってもいいんじゃないですか。
あるいは、
アメリカのような他民族国家ならば、差別と不利益を被っているであろう黒人などの少数派をそう認定してもいいじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お忙しい中、質問に回答下さりありがとうございました。

無知のヴェールの話は、仮定の説になりますから、どこまで実社会に適応できる理論かはわからないですよね。

最も不利な人を決めるのは、恣意的にならざるを得ないというのは、やはり仕方のないことなのでしょうか。

理論的に、最も不利な人を決める理論とかあれば良いんですけどね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/10/11 21:54

>日本では、黒人優遇政策は承服できないとありますが、承服されない理由はなんでしょうか



本題の主旨から離れた質問ですが、日本では同一民族の国家であり、公平原理が優先されており、格差原理は正当化されていないからです。そのような法案は議会を通過しないでしょう。アメリカに黒人が2割近くいる特殊性です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

公平原理を検索するのですが、公平理論と同じでよいでしょうか?
読んでみたのですが、難しくてよくわからないのですが、日本で公平原理が優先されているとはどういうことでしょうか?(本題の趣旨から、また離れているかもしれませんが)

格差原理が正当化されていないという意見には、疑問があります。
安倍総理は、女性の管理職を増やすとしていますが、あれもポジティブアクションで、男性にとっては不平等ですから、格差原理を適用しているようにみえます。一定の正当性が主張されていると思うのですが、違うのでしょうか?

お礼日時:2014/10/09 22:25

>黒人が大学に黒人優遇の制度を使って入ったりしていて、制度としておかしいのではないかと思うのですが。



この黒人優遇政策は日本では到底承服できない政策です。しかし、これがジョン・ロールズの「格差原理」です。白人に対して明らかな不平等政策ですが、「格差原理」で正当化されているのです。
黒人のような不利な人々を優遇しなかったら、社会主義が横行してしまうからです。黒人の社会党と白人の保守党のような対立になれば米国は分裂してしまいます。
黒人の平等への願望を格差原理で自由というリベラルに取り込むことで、米国社会の安定を図っているのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

なるほどです。

お聞きしたいですが、日本では、黒人優遇政策は承服できないとありますが、承服されない理由はなんでしょうか?それと、もし同様の政策(黒人に限らず)が実行された場合、その根拠は、格差原理になるのでしょうか?

お礼日時:2014/10/09 12:44

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