プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

私の親戚が悩んでいます。
今、その人のお腹には「8ヶ月目の胎児」が宿っています。
しかし、その人のお父様が、ヘビー級スモーカーなのです。

隣に、妊婦さんがいるにも関わらず、平気でプカプカ吸っています。
「タバコは体によくないもの」という事は、誰でも知っていることではあると思うのですが、
吸った人が吐いた煙を他人が吸う(いわゆる、間接喫煙)場合、
それについての影響というのは、やはりあるものなのでしょうか?

喫煙者いわく、
「一回、体に入った時点でニコチンはその人の体に入っているのだから、
 その人が吐いた煙には、何ら害は無い。」と、みんな揃って言います。

また、
「タバコには、税金がかかっているので、非喫煙者と比べて
 余分に税金を払っており、国に貢献している。」とも言います。


しかし、果たして(実際のところは)そのとおりなのでしょうか?
間接喫煙による影響として、子供(胎児・乳児)に与える影響、さらに
間接喫煙による影響として、大人に与える影響というのは、違うものなのでしょうか?

日本タバコ協会(?)が国に払っている税金といのは、
実際のところ、どのくらいの額で、また、どのように我々の生活に役立っているものなのでしょう?


P.S.
 最後に、私もタバコを嫌う一人ではありますが、タバコそのものの存在を否定しているわけではありません。
 タバコを吸う・吸わないというのは、個人の自由であり、また、
 20歳以上の大人であれば法律で認められております。

 ただ、吐いた煙を吸って、イヤな思いをしているという人もいるという事を、
 喫煙者の方々にご理解いただき、マナーをもってご喫煙していただければ、
 何も問題はないと思っている今日この頃でございます。
 (喫煙者と非喫煙者が、お互いに心地よく生活できる日を夢見て・・・(^-^))

A 回答 (4件)

 タバコは単なる嗜好品とは言えません。


タバコは吸う人だけではなく周囲の人々にも有害な中毒性の強い薬物であると言われるようになりました。
わが国でも、肺がんなどの「タバコ病」により
年に10万人以上の死亡が増えていると指摘されています。

さてタバコをおすいになる方は次のことを「知識」としてもっていなければなりません。 

タバコを吸う人は、タバコによる直接の被害者ですが、周囲のタバコを吸わない人に害を及ぼしている点では加害者でもあります。
 ここで、その加害の原因である「副流煙」について簡単に考えて見ます。
 
喫煙者が火をつけたタバコから直接吸入する煙を
「主流煙」、吐き出す煙を「吐煙」と呼び、
火のついたタバコから不完全燃焼の状態で大気中に放出されるのが「副流煙」です。

「副流煙」には、主流煙より何倍も多くの発がん物質や有害物質が含まれています。

例えば、「副流煙」には主流煙に対してアンモニアは46倍、一酸化炭素は4.7倍、タールが3.4倍、ニコチンが2.8倍含まれています。
 一般的に「副流煙」と「吐煙」をあわせて「環境タバコ煙」と呼びます。

この「環境タバコ煙」がタバコを吸わない人々、とくに子供たちの健康にとても重大な影響をもたらしています。
 
環境タバコ煙に曝されて受動喫煙することにより、
1)喫煙者の妻は肺がんによりかかり易くなり、
2)妊婦は妊娠・分娩時合併症に、
3)乳幼児は肺炎や喘息のような気管支炎、滲出性中耳炎などになる危険性が明らかに高くなります。
 

一本のタバコが汚す空気の量は、「ドラム缶500本分」といわれます。

同じ室内でタバコを5本吸うと、周囲の人は受動喫煙で10本吸ったことになるといわれます。

換気扇の下や別室で吸っても十分な防御にはなりません。
喫煙者は自分と周囲の人々の健康を害さないように一刻も早く禁煙することが求められています。

 もちろん「愛煙家の皆様からは毎日毎日多額の納税をしていただいているんだから、もっと優遇しても罰はあたりません」という理屈もあります。
 (たとえば「煙草の税金」の一部で、分煙のための設備をつくったりして、おおっぴらに喫煙できる場所を確保するのは当然のことでしょう。)
 
それから、今セブンスターはたとえば一箱250円としたらば これをあと50円上乗せして、切りよく一箱300円にする。上乗せした50円は日本の困窮した財源の足しにするといったようなような「お金」の問題もあるのだけれども
「税金」的に次のような試算が平成12年になされています。


すなわち、
「煙草による健康被害の分の医療費」や、「所得損失」、「火災による損失」などを合計すると
「煙草消費税」の約2倍になるという試算があるのです。
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この回答へのお礼

「主流煙」よりも「副流煙」の方が、多くの有害物質を含んでいるなんて、ちょっと驚き(゜_゜;)でした。とくに子供の場合は、やはり肺炎などの病気にかかりやすくなるんですね。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/06/11 21:09

 危険なお話ですね。

子供への害悪をご理解いただく必要があります。
個人の自由などとんでもありません。記事のコピーをご紹介すること
はできませんが、手持ちから一部を抜粋します。

2001年5月21日(月) 日経新聞
子供ホスピタル 弊害大きい「受動喫煙」

最近では、父親だけでなく家庭で一緒にいる時間が長い母親の喫煙が
問題となるケースが増えている。受動喫煙をしている喫煙者の子供は、
喘息や下気道疾患などの呼吸器感染症のリカン率が非喫煙者の子供の
20~50%高いとされている。
(中略)
親が自分の嗜好のためにたばこを吸い、自分だけでなく、子供の健康
も損なうようなことは避けるべきではないか。
(長岡赤十字病院小児科山崎医師)


2001年5月5日(土) 日経新聞
 未成年からの喫煙が健康に及ぼす影響は深刻の一途をたどっており、
2030年までには毎年世界で1000万人が肺がんなどタバコに関する病気
で早死に若死にする事態に陥ると世界保健機関WHOの報告書が発表。
 タバコ消費の趨勢が変わらなければ世界の子供のうち、「2億5千万
人がタバコに殺される」と試算している。
 子供の場合、自分ですわなくても他人の煙による二次喫煙も大きいと
強調。世界の子供のほぼ半数にあたる約7億人が「二次喫煙で汚染された
空気を吸わされ身を守るすべもない」と訴えている。
(ジュネーブ清水記者)

2001年5月15日(火) 朝日新聞HP
 欧州連合(EU)のたばこ規制指令(法)が15日、欧州議会で成立し
た。02年9月末に発効し、製造地を問わずEUで売られるたばこから
「マイルド」「ライト」などの名称が追放される。また「喫煙は人を殺す」
といった直接的な警告文も義務づけられ、し好品としてのイメージは一変
する。
 新規制によると、警告文にはパッケージ表側の3割、裏側の4割以上の
面積を使う。文案は表が「喫煙はあなたを殺す」など3種類、裏が「喫煙
者は若死にする」など14種類から選ぶ。04年からはニコチンと煙の一
酸化炭素の量にも制限が加わる。
 名称規制は、一見健康に良いかのような印象を避けるのが狙いで、「マ
イルドセブン」の売り込みに努める日本たばこ産業(JT)も改称を検討
せざるを得ない。(10:06)


これらの事実をみたら子供の前で吸うことは、まるで間接殺人ですね。
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この回答へのお礼

タバコは見えない凶器みたいなものですね。じわじわと体に浸透していく・・・。先日、散髪に行ったとき、我が子の真横で喫煙している父親がいたのですが、子供がむせてましたよ。「お父さん、煙たいよー」って。出先(散髪屋)でこれだから、きっと家庭では・・・。あ~、考えただけで恐ろしい・・・。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/06/11 21:14

たばこを吸わない人に対する健康被害は、受動喫煙によりおこりますが、これは主として煙草の副流煙の吸入によるものです。

副流煙は燃焼温度が低いために、様々な有害物質が主流煙より多く含まれています。
当然、妊婦さんには本人ばかりだけでなく胎児にも影響が出ます。胎児は、必要な酸素の全てを母体から得ますが、特殊な循環のために、母体から酸素を得た血液はすぐに酸素濃度の低い静脈血と混じってしまい血液中の酸素分圧が低下してしまいます。私たちと違って、胎児はその環境自体が低酸素状態にありわけです。それを補うために、胎児は胎児ヘモグロビンという酸素と結びつきやすい特殊なヘモグロビンを持っています。ところが、母体がたばこの煙を吸引すると、一酸化炭素のため母体自体の酸素運搬量が減ってしまいますので、もともと低酸素の環境にある胎児は、その影響をもろに受けてしまいます。その結果、早産は非喫煙者に比較して3.3倍(昭和54年度、当時の厚生省の心身障害研究によります)、低体重出生が2.4倍、先天異常が1.3倍というように非喫煙者に比較して異常出産の比率が増えます。
妊婦さんの周囲にいる人は、喫煙することが胎児をどれだけ苦しめているか、よく自覚されることが必要だと思います。

喫煙者のなかには、税金を多く払っていることが喫煙することの免罪符のような言い方をする人がありますが、それも間違いですね。
たばこによる超過医療費は、1993年の推計で1兆2000億円を超えており、これにたばこが原因の火災の被害や清掃費用など加えれば、軽くたばこの税収を超えてしまいます。
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この回答へのお礼

やはり胎児にも影響があるのですね!ご丁寧な説明、よく理解できました。ありがとうございました。

お礼日時:2001/06/11 21:05

それは、明らかにお父様の認識不足ですね。


以前テレビで見たのですが、喫煙者の父親を持つ家族の
血液検査をしたところ、非喫煙者である奥さんと子供の
血液中から相当量のタールが検出されていましたよ。

以前にもこのOk Webで、『主流煙・副流煙』についての
質問が出た際に、非喫煙者側の意見で『タバコから直接
発生している副流煙は、喫煙者が吸っている主流煙よりも
有害である』との意見に対して、喫煙者の1人の意見で
『喫煙者だって主流煙の他に副流煙も吸っているのだから、
非喫煙者の方が喫煙者よりも悪影響を受けると言うのは
間違っている』などと言う、とんでもなく論点のズレた
回答がありました。そりゃあ、喫煙者は自ら好き好んで
喫煙している訳ですから、リスクを背負うのもいいでしょう。
それに較べて非喫煙者は、喫煙者の嗜好の為に、望まざる
被害を受ける訳ですよね。さらに、この回答者の論点の
間違っているところは、『非喫煙者は主流煙を全く吸って
いない』と思い込んでいるところです。これは、御質問の
お父様と同じ間違いだと思います。隣で喫煙している人が
吸った主流煙は、必ず吐き出されて、周囲の空気を汚します。
確かに、吸い込んだ煙の成分の内、数%は、喫煙者の肺に
取り込まれている事でしょう。ですが、人間の身体は、
タバコの煙の有害な成分を1呼吸の間に全部漉し取れる様
にはできていません。成分のほとんどは、吸い込まれた
状態のまま吐き出されているものと思われます。喫煙者の
体内に吸収される分と、喫煙者が吐き出して周囲の空気と
混ざって薄められた物を吸う分だけ、タバコのフィルター
から直接吸うよりも有害成分は少ないかも知れませんが、
『吐いた煙には、何ら害は無い』なんて事はあり得ません。
従って、そのお父様には、大至急、妊婦の近くでの喫煙を
やめてもらうべきでしょうね。

ついでに税金の話ですが、タバコにかかる税金って、
国税じゃなくて地方税じゃなかったでしたっけ?
だから『タバコは住んでる町で買いましょう』みたいな
事が、パッケージに印刷されていたのを、昔見た記憶が
ありますよ。さらに言ってしまうと、彼等がタバコを
購入する際に払っている税金の分は、彼等が汚染する
空気の分と、彼等がポイ捨てした吸い殻を掃除するのに
かかっているコスト、さらには肺ガン患者の増加によって
かかっている健康保険の分なんかで、チャラになって
るんじゃないかと思いますよ(苦笑)
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この回答へのお礼

やはりタバコは怖いものですね。とくに、妊婦や子供の前での喫煙・・・。先日、散髪に行ったとき、我が子の真横で喫煙している父親がいたのですが、子供がむせてましたよ。あ~、なんて無節操な世の中なんだろう・・・。アドバイスありがとうございました。

お礼日時:2001/06/11 21:03

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