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最近、副詞の「すごく」を使うところで、形容詞の「すごい」を使ってしまう人が増え、例えばテレビの街頭インタビューなどで一般人が「すごい(楽しかった)」というコメントをすると、必ずテロップで「すごく(楽しかった)」と修正されます。
最初の頃はテレビ局も正しい日本語を守ろうという姿勢なんだなと評価していたのですが、最近はあまりにも修正が頻繁なので、テロップ自体にちょっと苛々してしまう自分に気が付くようになりました。

そこでお聞きしますが、あなたは「すごい(楽しかった)」は、間違った日本語としてやはりテロップでちゃんと修正すべきだと思いますか? 或いは、もう一般に広まっている使い方として、修正はいらないと思いますか?

A 回答 (13件中1~10件)

なるほど。

時代ですね。

10年ぐらい前。「正しい日本語」がブームになった時は、そもそも「凄く」という副詞を「良い意味」で使うのは間違いだという主張をする人が少なからずいました。「凄く」というのは「凄し」という形容詞から派生した言葉で (1)恐ろしい (2)もの寂しい (3)殺風景・冷ややか (3)ぞっとするほど素晴らしい という意味から来ているので「凄く怖い」は正しくても「凄く楽しい」は誤りである、との主張です。

私個人はこの主張は正しくないと思います。この言い分が正しいのであれば、「楽しい」を強調するには、例えば「いと」を使わなければならないということになります。「USJ? いと楽しかったですよ!」と、どう考えてもこれはおかしいですね。「凄い」はかつては悪い意味で使われていたかもしれないが、現在では良い意味でも強調できるというのが「正しい」と考えるのが自然でしょう。

勿論質問者様がこんな珍妙な主張をされているとは申しておりませんが、今のところ回答者の中にこの主張をされる方がいないことに対して時代を感じました。(←国語の質問だと思うとどうしても表現が固くなる)

それはともかく、私は「すごい(楽しかった)」は修正はいらないと思う立場です。

質問文の場合「街頭インタビュー」ですね。これを勝手に変えるというのは、検閲とまでは申しませんが、細かいニュアンスというか、意味が変わってしまう可能性があります。これでは「生の声を聴く」「街頭インタビュー」の意味がありません。

「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターはどうでしたか?」
「マジヤバイ!」 

ここで、テロップで「マジヤバイ!(本当に素晴らしかった)」とテロップを出すかということと同レベルの問いだと思います。インタビューされた人は「本当に素晴らしい」ではなく「マジヤバイ」の方が自分感覚・感情をより正確に表せると感じてその言葉を選択したのでしょうし、それを観た視聴者も「ああ、最近の若者の言葉遣いは乱れているな」といったある種の情報を得ることができます。それに何より「マジヤバイ」は「本当に素晴らしかった」と完全に同一ではありません。(でも「マジヤバイ」のレベルになると本当に判らない可能性があるのでテロップを出してもいいかもしれない)

テロップで修正するというのは、方言がきつくて本当に意味が判らない時とか、インタビューされた人が意味が判らないぐらい極端に何かを省略した話し方をした時など、最低限にとどめるべきで、明らかに意味が判る「すごい楽しい」レベルを修正すべきではないと思います。

ちなみに、TVのアナウンサーが「すごい楽しい」という言葉を使うべきではないのではないか、という質問であれば「そう思います」と答えます。
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この回答へのお礼

「凄」という字を使っても、「凄く」はいい意味でも悪い意味でも使いますけど、「凄まじく」はまだいい意味で使われることが少ないですね。

「全然」も否定的に使うべきで、「全然いい」は間違っているという意見が多発しましたが、これも明治時代にはいい意味に使われていて夏目漱石の本にも書かれていたという反論が出て、更にはそれ以前はそうではなかったとか、きりがない議論になっている感もあります。
※私個人としては、元来は「全然=全く然り」なので、むしろいい意味の方が合っていると思っているのですが。

「マジヤバイ!」という例を上げていただきましたが、これは「すごく楽しかった」との気持ちの違いが分かりやすいですけど、「すごい楽しかった」もその間に位置するニュアンスが感じられますし、インタビューのテロップで変えるとその違いが薄れてしまうということも考えるべきですね。
その他でもテロップで修正している例は多くありますが、普通は話の整理(同じことを繰り返しているとか、省略した主語や述語を括弧で入れるとか、主語述語の順番を分かりやすくするとか)をしているのであって、この「すごい」はかなり特殊なケースだけに気になっています。

また、TVのアナウンサーが「すごい楽しい」という言葉を使うべきではないというのは、今に時代では多くの人が同じ考えだと思いますが、私がこの質問をした理由の一つが、アナウンサーのアクセントの違いが異常に多いのに、それから直すべきで、そんなことも出来ていないテレビ局に素人の「すごい」を訂正する資格がないだろうと思っているからです。
他の方のお礼にも事例を一部書きましたが、私がチェックしただけでも、この5か月間に52例もありました(ヒマですね 笑)。
ここまで書いたついでに、事例を少し付け足しておきますと、「心拍=シんぱく」「除外=ジョがい」「執着=シュウちゃく」「西欧=セいおう」「異常=イじょう」「大半=たイハん」「些細=さサい」などなど。。。

お礼があらぬ方向に行ってしまい、失礼しました(汗)。

ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/28 17:31

昭和50年代にはすでに使われていましたは、当時子供ながらに本能的に違和感を感じたのが、以下のフレーズです。


「すぐおいしい すごくおいしい」 (チキンラーメンのCM)
「おいしいですよ」 (近所にあった、大村 崑のオロナミンCの看板)

「すごくおいしい」は、当時「ひどくおいしい」「ヤバいおいしい」に匹敵する用法だったと思います。
「おいしいですよ」も文法的な矛盾点を子供心に感じていたのだと思います。
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この回答へのお礼

「すぐおいしい」は、文法的にはムリがありますけど、「すごくおいしい」は用語の選択が正しいか否かですね。
当時でも私は違和感を感じなかったんですけど、人によっては悪い意味の副詞という受け取り方があったんですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/29 21:30

あらゆる世代が使うので無いなら



>すごい(すごく)楽しかった

という風に修正すべきじゃないでしょうか。
修正には私が挙げた例のように、テロップは発言をそのまま載せているわけで”無い”という前提が必要です。

例えば発言者が「すんげー楽しかったっすよ」と言ったところ、

>「すごく楽しかった」

と括弧つきで訂正したら発言の捏造になるので問題があります。
普通は括弧付きの場合は相手の発言そのまま載せていますという前提がありますから、例え一文字であっても修正は出来ません。
括弧つきなら「すんげー楽しかったっすよ」と書かなければなりません。
質問文に書かれている括弧は実際に画面に表示された物かどうかは分かりませんが。


話は逸れますが、マスコミは日本語を「破壊」した歴史がある気がしますけどね。
涜職は漢字制限で使えなかったからまだしも、訓読みの男を容疑者に使い、それ以外に音読みの男性を使うなんて日本語破壊に思えます。
正しい日本語を守るという姿勢というのも少し違う気がします。
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この回答へのお礼

既にほぼあらゆる世代に行き渡っています。
テロップで、
  すごい(すごく)楽しかった
とするケースは、ありませんね。
「すごく楽しかった」と「」付きも、よほど特殊な例以外にはありません。質問で付けたのは文内に於ける他者の文章ということを表しています。
ということですと、修正せずともいいとなりますでしょうか。
マスコミが日本語を破壊したというか、国語審議会からして妙な改訂や認定をし続けているので、巷で流行さえすればもう何でもありなのかと思ってしまいます。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/28 05:58

>「よろしいのだ」「よろしいのである」という言い方も問題ない使い方になります。


準体助詞の「の」がつく場合、理由や根拠を強く述べる働きがありますから、同列に扱えないのです。

すごい楽しいは、改まった書き言葉ではまだあまり見られません。それ以上に、文頭の「なので」が最近短期間で急速に広まっています。インターネット上の過去の履歴を「なので」でキーワード検索してみると2000年代初頭のネット上の文章には見られなかったものが、ある時点から急に使われているのが分かります。もしプログラミングの知識がおありなら、検索、統計出力するプログラムを作成してみると面白いですよ。
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この回答へのお礼

「よろしいのだ」と「よろしいのである」の「の」が準体助詞として使われているということについては、私としては違うように思うのですが、もう少し調べてみます。
「なので」を文頭に使うのは日常会話ではよく耳にしますし、もちろん違和感がありますけど、テレビでのコメントでは見かけないですね。
会話のように相互のやりとりがある場合には、話の繋ぎとして使うことも多いけれども、インタビューの際のように一方的なコメントをする場合には使う機会がないからでしょうね。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/27 09:37

文法的に間違っているものの日本語の用法で認められているものはあります。



例えば「よろじいです」は文法的には間違いですが、もはや誤用とは言えないとして昭和27年に国語審議会がこの用法を認めました。本来は「よろしゅうございます」と言うべきですが、「です」とは敬語の程度が違いすぎ、使いにくいためです。

しかし、なお文法的には矛盾を含んでいます。
「です」は、「だ」「である」に置き換えられるはずです。
「質問です」→「質問だ」「質問である」 に置き換えられますが、
「よろしいです」→「よろしいだ」「よろしいである」にはなりませんね?

しかし、「すごい楽しい」が一般的に広く使われていけば、同様に例外的に認められることになるかもし
れません
数年前からよく耳にするようになった、文頭に付く「なので、」も同様です。10年前までは聞いたこともありませんでした。
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この回答へのお礼

国語審議会が「よろしいです」を認めた経緯と理由については知りませんでしたが、「よろしい」は形容詞として使われている言葉ですから、「よろしいのです」が正しい言い方ですよね。
ですから、「よろしいのだ」「よろしいのである」という言い方も問題ない使い方になります。
「よろしいです」が認められたというのは、「よろしいのです」の助詞「の」を略した言い方が認められたということではないんでしょうかね?
それなら他の形容詞でも、「美しいです」はOKで「美しいだ」「美しいである」は不可というような共通点があると思います。
つまり、本来の言い方は「(形容詞)のです」だったのが、「(形容詞)です」が認められたということで、「よろしゅうございます」については、これは本来は標準語ではなく関西地方の方言だったので、比較対象に使われたとしたらちょっと変ですね。
「すごい楽しい」は、気を付けてテレビや普段の会話を聞いてみていただければ、老若男女を問わずいかに広く使われているかがお分かりいただけると思います。
これだけ「すごく楽しい」という正しい使い方に出会うことが少なくなっている現状を見ると、それこそ国語審議会がどちらかの結論を出すべき時期にあると思っています。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/27 06:20

テロップそのものがいらないと思う大阪人だが(文字サイズが字幕同様ならいいが)


これから「どえらい」「ごっつい」を標準語にしようや!
「どえらい」「どえらく」なんて使い分けもしとらん!
「すごい」も「すごく」も「とんでもなく」も「とてつもなく」も
全部「どえらい」「ごっつい」に修正しようや!
その方がごっつい簡単やん
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この回答へのお礼

テロップについては、必要に応じて使うべきで、何でもかんでもという今の状態はおかしいと思っています。
大阪弁では「どえらく」という使い方はしないんですか。なかなか興味深い現象ですね。
もうとっくに「すごい(楽しい)」化が完了しているわけですね(笑)。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/27 05:52

修正というか


話し言葉をそのままテロップにする方が珍しいんですから文法的に正しい表現にすれば良いと思います。

話し手の雰囲気をそのまま伝えたいならその必要もないでしょうが。
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この回答へのお礼

「すごい(楽しかった)」は、話し言葉という位置付けにあるんでしょうかね?
コメントでの、明確に文法的に間違っているという部分は、テロップで訂正されていないことが多いので、そちらも気になっている点なんです。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/26 19:28

「すごい楽しかった」の’すごい’は口語ではくだけた使い方として定着しつつあるので、話す分にはあまり気にする必要はないとも思います。

しかし文字にした場合はやや違和感があるので、’標準体’に修正は必要です。
 同様に「やっぱし楽しかった」「やっぱつまらなかった」と話している様子をそのままテロップにしたら違和感があります。’やはり’修正は必要です。

 そのうち「マジ楽しかった」「メチャ楽しかった」なんてテロップが出てきたらどうしましょう。
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この回答へのお礼

口語では定着しているけれども、それをそのまま文字としてテロップに流すのはまだ不可という考え方もありますね。
それが、どこで線引きをするかは、テレビ局のさじ加減となっているのでしょうかね。
「やっぱし楽しかった」「やっぱつまらなかった」「マジ楽しかった」「メチャ楽しかった」は、誤用ではなくくだけた言い方となるので、やっぱマジダメ(笑)だと思いますが。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/26 19:24

NHKだったらお堅いイメージがあるので「すごく」と書かないと視聴者から苦情が来そうですね。


自分自身の立場としては、言葉は変化するものであるので、「『正しい』日本語を守ろう」なんて傲岸不遜な言い方だと思っています。100年前から見れば現代日本語なんて間違いだらけなわけで、自分が規範だと思っていること(誤用含む)を他人に押し付けて自己満足しているだけです。言語変化にはきちんと理屈があります。
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この回答へのお礼

NHKは、国語審議会の通達に従って修正をかけているのかなと思っています。
その国語審議会も、昔なら一刀両断に間違いや誤用とされていた送り仮名やら書き順やら、更には流行語から読み方に至るまで、結構簡単に公認してきていますよね。
間違っていると思って訂正させると、今では実はこちらの習ったことが間違いになってしまっていたということがよくあります。
この「すごい」は、果たして国語審議会ではどう見ているのか、聞いてみたいものだと思っています。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/26 19:20

すごい気になります。

いや、もとい、すごく気になります。連用形と連体形の混同は場合によっては文脈が曖昧になります。

「凄い気、になる」のと「気に、凄くなる」のでは伝えたいことが明らかに異なりますから。
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この回答へのお礼

そもそも、テレビの番組内で出演者たちが平気で使っていたので、ものすごく耳に障っていたんです。
素人さんのコメントをここまで徹底して訂正するという姿勢であるなら、まずは業界に対して厳しく通達を出せばいいのにと思ってしまいます。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/26 19:13

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