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「高田」という苗字や地名がありますね。
これを、「たかた」と「たかだ」と二通りに読みます。
「田」を澄んだり、濁ったりして読むのは、何か差があるのですか?

A 回答 (6件)

No.5です


わざわざお礼を記入頂きありがとうございます。
お礼の中に
「地域性がなぜ発生したかが分かれば、もっと楽しいのでしょうが」
とありましたので、僭越ながら愚考を述べてみます。
ご参考になれば幸いです

下記のサイトに面白い説明があります

日本語では清音と濁音がなぜ同じ文字か? - 芸軌社公式ブログ
www.geikisha.com/blog/2013091601.html

漢字を借用した万葉仮名では、清音と濁音は別な文字で書き分けていたのがひら仮名の発明以降濁音を文字としては表記しなくなった、とされています。
中国語から濁音が消えていった影響ではないかとされています。

確かに和歌や源氏物語などには濁音表記がありません。
但し、現在の入門書などの書籍では濁音を表記しています。

この考え方の延長線上から高田の田は、元々TAKADAとTAKATAという別な言葉だったのではないのでしょうか。
万葉仮名も、どの音にどの漢字をあてはめるのかということについては、明確な統一基準は存在していなかったのではないかと推定しています。
この推定の延長線として、東国ではTAKADAという地名の表記に高田を使い西国ではTAKATAという地名に高田を当てはめて使っていたのではないのでしょうか。
苗字というのは多くの場合居住地の地名を借用して使ったことが知られています。
この結果、東国出身のTAKADAさんと西国出身のTAKATAさんが同じ高田さんとして表記されるようになったのではないのでしょうか。
東国に濁音が多い現象は東北弁のズーズー弁でもよく知られています。

ではなぜこのような現象が起きたのかとなるとよく分かりません。
日本列島の地質学的な区分として糸魚川静岡構造線(フォッサマグマ)と呼ばれる地形があります。
この構造線の東西で植物の植生が違っていたり石器や縄文土器などの遺物の傾向が異なることから文化的に違いがあったとされています。
現在もお正月のお雑煮のお餅の形が関ヶ原を境として異なることが知られています。
縄文時代や石器時代の人々は東国と西国では言葉が違っていたのではないのでしょうか。
この名残りが静音と濁音の多寡の違いとして残ったのではないのでしょうか
参考
東日本(ヒガシニホン)とは - コトバンク
kotobank.jp/word/東日本-608715
抜粋
…フォッサマグナを境とする日本列島の東半部と西半部とは,植生などの自然条件に大きな差異があり,旧石器時代からすでに文化の違いがみられた。縄文時代,それはさらに鮮明になり,狩猟,漁労,採集の条件に恵まれた東日本には成熟した採集・漁労民の社会が形成されるが,西日本には朝鮮半島南東部ともかかわりをもつ漁労民の文化など,人口は東日本に及ばないながら独自な文化を保持したといわれる。そして縄文晩期,西北九州に稲作の技術が伝播したのを契機に始まる弥生文化が西日本に急速に広がったのに対し,東日本がしばらく縄文文化にとどまったことは,この差異をさらに著しいものにした。…

清音・濁音については下記のようなサイトもあります。

清音と濁音 - 日本語と日本文化 - 東京を描く
japanese.hix05.com/Language_1/lang106.seio

日本人は濁音が嫌い? - OCN
www16.ocn.ne.jp/~ondoku/esseikirai.html
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。
説明して頂いたことは、示唆に富んでいますが、まだ完全には消化しきれてはいません。、
<仮名の発明以降濁音を文字としては表記しなくなった、とされています。>
<中国語から濁音が消えていった影響>
がある。
<元々TAKADAとTAKATAという別な言葉>
が、漢字に表すと、「高田}になったのですね。
以下のことは、無学者は論に負けず、と言われていますが、私は、こう考えていました。
まず、スタートは、たかいところのたんぼ、と言われていました。これが地名であり、苗字でありました。
それが長いので、「たかた」が略称・通称でした。
この「たかた」に知恵者が「高田」と漢字を当てはめました。
その後、この「高田」を読む際、(地域性によってか)知恵者が「たかた」と読んだり、「たかだ」と読んでいました。   お粗末さまでした。

お礼日時:2015/01/06 19:45

濁音 鼻濁音 清音は地域性が認められてます。


TAKADAは東日本に多くTAKATAは西日本に多い傾向があります。
山崎も同じような傾向です
東日本ではYAMAZAKIが多く西日本ではYAMASAKIが多い傾向があります。
千葉県発祥の山崎製パン株式会社は英文表記は (YAMAZAKI BAKING CO.,LTD.)としています。

下記のサイトに若干傾向が書かれています

日本語の方言の概観 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/日本語の方言の概観

漢字表記の地名で、地元での昔からの読みと現在の正式というか汎用的な読みが違う地名があります。
秋葉原:鉄道の駅名はAKIHABARAですが、元々は秋葉神社があった原っぱですので地元では
AKIBAHARAでした。(AKIBAPPARAに近い発音をします)
秋葉が原が短縮された呼称でした。
面倒ですのでアキバで済ませるケースが多々あります。
おそらく明治時代に九州出身の役人が九州では原をBARUと読む傾向があったのに対して、方言はいかん原はBARAだとやってしまったのでしょう。

現在茨城県がIBARAGIではなくIBARAKIだと盛んにアピールしています。
IMEパッドの変換では、GIでもKIでも茨城として出てきます。
ただこれだと大阪郊外の茨木と同じ音になってしまいますので、定着しますかね~
IMEでIBARAKIとすると茨木も茨城も両方変換候補で出てきます。
茨城県のお役人も頑張っているようです。(おそらくmicrosoftにクレームをつけたのでしょう)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
<濁音 鼻濁音 清音は地域性が認められてます。
TAKADAは東日本に多くTAKATAは西日本に多い傾向があります。>
ですね。地域による傾向のようなものがあるのですね。
(地域性がなぜ発生したかが分かれば、もっと楽しいのでしょうが)

お礼日時:2015/01/05 19:45

私も高田さんを取り上げて、同じような質問をしました。


隅田川のほとりの花川戸うまれの77にとっては”たかた”さんは発音しにくい。
私の質問は、”たかた”さんと”たかだ”さんの地域分布でしたが、やはり九州や南の方が”たかた”さんは多いですね。
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この回答へのお礼

早急なご回答ありがとうございました。
先達さんがいらっしゃったのですね。
高田については、九州や南は”たかた”なのですね。
なにか法則のようなものが見つかると、楽しいのですが。

お礼日時:2015/01/05 09:56

 「高田」という苗字はあって「たかた」とか「たかだ」と読むのではなく、「高田(たかだ)」と「高田(たかた)」という別の苗字があるのです。



 字が同じだからと言ってどちらで読んでも正しいということにはなりません。一般に戸籍や住民票には振り仮名がありませんが、本人が「ぼくの名はタカタだよ」と言うなら、その人はタカダさんではありません。釣りバカ日誌で主人公が「ヤマザキじゃなくてヤマサキ!」と強調するのは正しい態度です。

 東海林さんにもショウジさんとトウカイリンさんが居ますが、どちらでもいいではなく、どちらが正しいでもありません。それぞれの家庭が固有の読み方を持っています。

 おまけですが、富田さんと冨田さんも別人です。ヨシダさんには吉の字ではなく土に田の人が居て、戸籍にはちゃんと土に田と書いてあります。どっちが俗字だという問題ではなく戸籍が正なのですから、現在よしださんの字を正しく表示できないのは単にマイクロソフトがこの文字を採用していないだけの問題です。実際、ある企業内の訃報では正しく土に田のヨシダと印刷されていました。当て字などは実は失礼なのですからわざわざ外字で作ったのでしょう。閑話休題。

 地名の読み方は自治体が決定し、それ以外の読み方は誤りです。千葉市中央区の長洲は千葉市のサイトにナガズと書いてあるので、ナガスと読むのは誤りです。
http://www.city.chiba.jp/chuo/chiikishinko/choum …

 郵便局でもナガズと書いており、本千葉駅前にもローマ字で「NAGAZU」と看板があります。また脱線ですが、長洲二丁目交差点には「NAGASU」と書いてあるのは住所としては間違いですが、住所ではない、警察が交差点に名付けた固有名詞だ、と言うなら正しいとも言えます。大阪の大坂城、姉崎の姉ヶ崎駅など住所に似ているが違うと言う施設は不合理とは言えません。

 我々の祖国はニホンと呼んでもニッポンと呼んでも誤りではありませんが、大阪の日本橋はニッポンバシ、東京の日本橋はニホンバシとそれぞれ読み方は自治体が決定しています。

 鹿児島市に樋之口という町名がありますがトイノクチと読むのは誤りで鹿児島風になまってテノクチが正しい。市役所のサイトのふり仮名はすべて正しく統一されています。

 つまり全体的に、読み方は漢字のオマケではなく、それぞれの名称に文字と読み方が決まっているということです。むかし高梨という武士は息子の一人に小鳥遊と書いてタカナシと読む苗字を与えました。しゃれてますよね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<別の苗字があるのです>
はわかります。地名にしろ苗字にしろ、戸籍上や制度上別々なもので、単に読み方がたまたま違えている、わけではない、はわかります。
この質問を出してからいろいろ考えておりますが、一番最初は、「たかた」なのかな、と考えています。

お礼日時:2015/01/04 22:07

「たかた」と「たかだ」


始めはどちらでも良かったのかも知れませんが、苗字の多くは地名に由来しており、地名は地形や地勢を反映しています。
その意味では、地域的と云えるでしょうが、呼びやすい方が習慣的に定着して行ったものと思えます。
「上村」を「うえむら」という場合と「かみむら」と呼ぶ場合もあります。
「下村」の場合は「しもむら」が普通、「したむら」の地名や苗字は余り見掛けません。
発音のし易さと習慣化が定着したと考えるしか有りません。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<発音のし易さと習慣化が定着した>
のですね。残念ながら、法則のようなものは見つからないのですね。

お礼日時:2015/01/04 22:12

地域性です。

意味に違いはありません。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<意味に違いはありません。>
ですね。

お礼日時:2015/01/04 17:23

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