No.1
- 回答日時:
当たり前でもあり、おかしな事を言っているようでもあります。
科学とは自然現象を探求する学問であり、対立するものではありません。
どちらが及ばずとかいうものではないと思います。
自然現象を探求するものであるがゆえに、全て追いつかないのは当然です。
また、自然のままで人間にどのようなメリットがあるでしょうか?
今の科学では火山の噴火をおさえたり、津波を跳ね返したりする力はありません。
しかし、長年の研究である程度危険な場所や時間帯が予知できるようになりました。
100年前は大型台風が大都市を直撃すると1000人以上の死者が出ていましたが、
現在では数名出るか出ないかです。これも科学のメリットではないでしょうか?
自然に任すだけでは何もしてくれないのです。
早速の回答ありがとうございます。
「当たり前でもあり、おかしな事を言っているようでもあります」
→なるほど、そのようなご感想ですね。
「自然現象を探求するものであるがゆえに、全て追いつかないのは当然です」
→その通りですね。
「自然のままで人間にどのようなメリットがあるでしょうか?」
→私の質問が言葉足らずなのですが、福岡正信氏も科学全てを否定しているものではありません。
むしろ、全ての問題解決を科学に頼るという傾向に警鐘を鳴らしたのだと思います。
No.2
- 回答日時:
これってそもそも人が田畑を耕したり肥料を与えたり農薬を投入しなくても作物は育つってやつでしょ。
なのでこれがどういう意味で座右の銘なのかは理解出来かねます。
何と言うか、彼がこの結論に至った過程自体が科学なんですよね。
つまり農業は科学なのです。
初めから何もしないのは農業でも何でもなく単なる採取。
「科学は人を幸福にしない」とか「科学は何も出来ない」とか殊更科学を否定する人がいます。
私は科学至上主義者ではありませんが、この思想に関しては否定的です。
科学の定義も時代等により流動的ですが、個人的には人間の好奇心、探求心こそが科学であると思っています。
宇宙の成り立ちや恐竜の生態を調べたところで我々の生活に直接は影響しないし役には立たない。
しかしそれこそが人が人たる所以では無いかと思います。
文明社会に生まれて来た以上、科学を否定する事は歴史を、ひいては人類そのものを否定する事に等しいと私は考えます。
ちょっと彼の事を調べてみると以下のような文言がありました。
「自然を利用しようという西洋的な思想ではなく、人間は自然の一部であるという東洋的な思想を重んじ・・・」
これは何となく理解出来ます。
アメリカの先住民族(昔はインディアンと呼称された事もある)の、誰かが土地を所有するのではなく、人間はその土地に帰属していると言う思想に近いものがあると思います。
科学とは自然現象(場合によっては歴史等も)を理論立てて研究するものであって、自然を屈服させる為のものではありません。
早速の回答ありがとうございます。
「これってそもそも人が田畑を・・・・・やつでしょ」
→その最初の言い方だけで、お考えがすべて分かりました。
「なのでこれがどういう意味で座右の銘なのかは理解出来かねます」
→ご回答を読む限りでは理解は難しいと感じました。
「文明社会に生まれて来た以上、科学を否定する事は歴史を、ひいては人類そのものを否定する事に等しいと私は考えます」
→それが科学信奉です。文明の発達が人類の生存ではないからです。
質問の最後にも書きましたが、質問の意図は科学信奉者とのバトルが目的ではありません。
福岡氏は自然の仕組みをもっと知ろうということですね。
No.3
- 回答日時:
自然農法は最近注目されていて、一説には科学や農学で模索した肥料をまき、こまめに耕した畑より、「ほったらかし」の自然農法の方が、収穫に関しては優良らしいです。
ただ単にほったらかしじゃだめですが、土作りとか、そこの畑の虫や小動物の小さな生態系の生成が重要らしいです。それが完成すると、人間が耕すのも肥料も必要ない。生物が勝手に畑に酸素送ってくれて、肥料も生物やその糞や死骸とかでまかなえる、農薬の代わりも生物。害虫を食う虫や小動物。「ほったらかし」なのに、かなり良いものが収穫できるそうな。
ただ、虫とかうじゃうじゃ沸くので、近隣の住民にとっては苦情が絶えないそうです。
と、ラジオで聞いた事があります。
(いい加減なソースですみません。るろ覚えなので間違っているかもしれない。)
もしそれが「本当に科学の畑より優良」ならば、まさに「科学は自然に遠く及ばず」ですね。
早速の回答ありがとうございます。
majimemaruさんは自然農法をよくご存知のようですね。
「ただ、虫とかうじゃうじゃ沸くので、近隣の住民にとっては苦情が絶えないそうです。」
→なるほど、文明社会で育った人にとっては迷惑でしょうね。
虫が食べた穴だらけのキャベツは「虫が食べるほど美味しいキャベツ」なのですが、文明社会ではそのような教育はしませんからね。
No.4
- 回答日時:
科学では地球のことを半分も解明できてません。
そういう意味で私はその通りだと思います。
人間の力が自然に勝る日はないでしょう。
なぜならそうなった場合思い上がった人間は自滅すると思ってるからです。
早速の回答ありがとうございます。
rokomettoさんのおっしゃる通りですね。
「思い上がった人間は自滅すると思ってるからです」
→その通りだと思います。
西洋文明の初期は、森林だらけだった欧州を伐採して切り開いた自然破壊の歴史です。
近代の欧州はその反省があります。
文明信奉者の多くは科学の勉強は一生懸命にするのですが、自然に関してはその限りではないのが残念ですね。
No.5
- 回答日時:
まさにその通りだと思います。
自然と科学に関し、二項対立の考えを持ってやって行くのではなく
どちらも同時に選ぶことができます。
日常も同じですね。
どちらも選ぶことができるのに、二項対立を持って
どちらかを選ぼうとすることがよく起きます。
早朝の回答ありがとうございます。
まさに、kanto-iさんのおっしゃる通りですね。
「二項対立を持ってどちらかを選ぼうとすることがよく起きます」
→同感です。
現代の日本は、戦後の経済発展と共に工業偏重社会に突入しました。
その必要性から科学教育も進みました。
貧しかった自然との共生から抜け出し、文明社会が進歩した豊かな社会という認識が進みましたね。
それはそれでいいのですが、一方で自然の中で生きているという認識が薄れてきたのが残念です。
大都会で生活している人々の食はすべて自然の恵みなのですが。
No.6
- 回答日時:
きっちり科学を学んだ人ならうんうん、そうだとうなずくのではと。
科学が自然の大部分を解き明かしているはずだと信じるのはむしろ科学を知らない人。だから『科学的』っぽい話にころっと騙される。早朝の回答ありがとうございます。
「きっちり科学を学んだ人ならうんうん、そうだとうなずくのではと」
→そういうことでしょうね。
一刀両断、明確ですね。
「科学が自然の大部分を解き明かしているはずだと信じるのはむしろ科学を知らない人。だから『科学的』っぽい話にころっと騙される」
→私もそう思います。
人間の1平方センチの皮膚には数億の微生物が住んでおり、その排出液で皮膚が守られていることが科学で解明されているのですが、といっても自然を凌駕していることにはなりませんからね。
turborangerさんのいう通りだと思います。
No.7
- 回答日時:
>福岡氏は自然の仕組みをもっと知ろうということですね。
私にとってそれは科学そのものです。
科学的なアプローチを取らない限り自然の仕組みなど解る筈が無いのです。
つまり自然は我々人類の師でありお手本ですが、自然はそれを直接教えてはくれません。
人類が自ら学ばなければならないのです。
その手段が科学です。
自然vs科学では無いのです。
私には「科学は自然に遠く及ばず」は、間違ってはいないが正しくも無いです。
再度の回答ありがとうございます。
cliomaxiさんのNo.2とNo.7の二つの回答でお考えが少し分かってきました。
つまり、人間の思考が文明、科学という広義のお考えのように感じます。
辞書によりますと、科学は学問と同意義のようですから。
そういう意味では、福岡氏は自然を理解する創造力から思考が発展しているので科学ではないと思います。
なお、福岡氏も科学を敵視しているわけではありませんので、ご回答の「自然vs科学では無いのです」はその通りだと思います。
No.8
- 回答日時:
まぁ…特に感想はなく、「そりゃそうですね」ってところですね。
だって普通に言う“科学”って“自然科学”のことですから、“科学”そのものが“自然”の範囲内で、その科学を利用するにしても同時に自然の範囲内です。
科学をちゃんと勉強すれば、科学の偉大さより、自然の偉大さや雄大さのほうが感じられるでしょう。
でも科学万能主義のようなある意味宗教(科学教)のように信じ込んでしまっている人にとっては、ちょうどいい言葉なのかもしれません。
科学を勉強するよりお手軽に、自然の大きさを感じられるでしょうね。
回答ありがとうございます。
「科学をちゃんと勉強すれば、科学の偉大さより、自然の偉大さや雄大さのほうが感じられるでしょう」
→そうでしょうね。
mojittoさんは、多分学業も人間としての視野の広さも持ち合わせているのでしょうね。
日本にはそういう人はそんなに多くはいませんね。
私の知人に、ある国立大理学部で数学を学んだ人間がいるのですが、彼はよく「世の中で数学ができる人間が一番頭がいい」と豪語していました。
科学教ですね。
No.9
- 回答日時:
科学とは工業化学だけをお考えでしょうか?
実際には生物学、物理学、地質学、天文学などもあり、心理学なども広い意味では
生物学に含まれます。
福岡正信氏のやっている農業自体が科学なのではないでしょうか?
自然に任せるだけで畑ができますか?
化学肥料を使わないで生産性を上げるには天然の肥料が要ります。
それを作るのが微生物であり、これらは単独では生存することはできません。
いろんな植物やいろんな微生物がコロニーをつくって生存しています。
植物が生長し、枯れると微生物が分解して次の世代の肥料になります。
このような循環的農業を研究するのも生物学であり、福岡氏はこれを応用・実践して
いると言えます。
人間がよりよく生きるために行っていること自体が科学です。
科学は自然に及ばないのは事実ですが、科学に頼るしか生きていく方法はないのです。
原始人が木を切って燃やしたのも化学反応です。何が燃えて何が燃えないか。
どのようにすれば発火点を超える温度が作れるか。彼らはそれを研究し覚えたのです。
福岡氏が使う粘土団子も自然界にあるものではないです。人間が科学的知識を
使って調合したものです。
Wikipedeaでも科学の定義について以下のように書かれています。
(広義)体系化された知識や経験の総称。
自然についての体系的知識
福岡氏は自然についての体験的知識から自然農法を作っていったのではないですか?
極論すると、農業自体が自然ではないのです。植物は人間に食べられるために
実を付けている訳ではないのです。
回答ありがとうございます。
「科学とは工業化学だけをお考えでしょうか?」
→そんなに単純な思考ではありません。
「自然に任せるだけで畑ができますか?」
→それができるというのが福岡氏の論です。
ご回答を読むと、まだ福岡氏、自然農法をよく理解されていないと思われます。
Saturn5さんは、まず、人間の思考そのものが科学というところから出発していますね。
つまり、「まず科学ありき」という思考で、何でも科学を最高峰にしようとしています。
そのお考えでは、人間のあらゆる熟慮が全て科学になってしまいます。
それはあまりにも無理な考えですね。
No.10
- 回答日時:
>つまり、人間の思考が文明、科学という広義のお考えのように感じます。
ちょっと違います。
>辞書によりますと、科学は学問と同意義のようですから。
こちらも含んでいます。
単なる人の思考ではありません。
つまり自然の摂理、法則を探求、究明し自然に(理論立てて)学ぶ事です。
乱暴に喩えるなら、自然は沢山の錠であり、科学はそれを一つ一つ開ける鍵です。
鍵は錠になったりしませんから、比較する方がどうかしてます。
>福岡氏は自然を理解する創造力から思考が発展しているので科学ではないと思います。
想像力のことでしょうか?
確かに当てずっぽに思いついたままなら科学的とは言いません。
それで上手くいったら只の偶然です。
しかし、万物の理りを全て知っている(それこそ神)でも無い限り想像力だけで自然を理解する事など出来ません。
逆に得体の知れないスピリチュアル臭を発してしまいます。
福岡氏も色々な事を試行錯誤してそこに辿り着いた筈です。
結局人間が出来る事は限られているし、自然には敵わんなと。
しかしその結論を導くまでの行為は科学です。
科学教と揶揄されるのと同じ様に、科学駄目だ自然万歳教も似たり寄ったりだと思います。
再度の回答ありがとうございます。
「想像力のことでしょうか?」
→違います。自然の仕組みを農業に応用する創造力です。
単なる想像ではありません。
「確かに当てずっぽに思いついたままなら科学的とは言いません。それで上手くいったら只の偶然です」
→科学以外を認めようとしないお考えが垣間見れます。
つまり、それが科学信奉です。
「科学教と揶揄されるのと同じ様に、科学駄目だ自然万歳教も似たり寄ったりだと思います」
→福岡氏も私も科学駄目だ自然万歳など一言も云っておりません。
最初のご回答に「私は科学至上主義者ではありませんが」と書かれていましたが、この最後の文章に、なりふり構わぬ科学至上主義者ぶりを見せています。
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