お世話になります。
不動産売買契約を締結し、残金支払決済の前に売主が死亡してしまった場合、契約には通常所有権移転時期の特約があるため、売主の相続人に不動産の売主としての地位が承継されます。手続きの流れとしては、売主の相続登記を完了させてから残金決済を行い、売却の所有権移転登記をする事になります。
ここまでは良いのですが、実際にこのようなケースが起こった場合、「相続が発生して相続人に売主の権利義務が承継された」旨の覚書は、実務上作成する必要があるのでしょうか?
相続は法律行為ではなく、当然に起こるものなので不要とも考えられますが、そうすると売主の相続人は契約書に一切出てこない状態となってしまうので、実務上どのように処理されているのかが知りたいです。
お解りになる方がおられましたら、宜しくお願いいたします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
売主の相続人が契約書になくても、登記上相続人の所有名義となり、その者から買主に所有権移転する際の原因は、相続前の年月日が登記されますから、おのずと経緯はわかります。
他に現在では「登記原因証明情報」を作成する関係でつながりは明らかなので特に問題はないです。
従って「覚書」など作成していません。
ありがとうございます。
>>その者から買主に所有権移転する際の原因は、相続前の年月日が登記されますから
↑これは良く解りませんでした。残金を支払うまでは通常は所有権は移転しないので、売買の原因日付は相続の後の日付ですよね?
No.2
- 回答日時:
>↑これは良く解りませんでした。
残金を支払うまでは通常は所有権は移転しないので、売買の原因日付は相続の後の日付ですよね?相続人は被相続人の権利義務を承継します。
そのために、売買の日は相続の日ではなく、被相続人のした売買日となります。
当然ながら、売買日は、相続した日より前です。
引き渡しは、残金受領後です。
ありがとうございます。
tk-kubota様が言っておられるのは、所有権が移転した後に登記だけしないで売主が亡くなった場合の話ですね。実務上、お金を受け取るまで所有権は移転しないので、そのようなケースは殆ど起こりません。また、その場合は相続登記も必要ありません。
質問の文に書いてあるように、通常の契約には所有権移転時期の特約「売買代金の全額を買主が支払い、売主がこれを受領したときに不動産の所有権が移転する」という特約が99.9%付いているので、お金を払った日が登記に出てくる原因日付です。
売買の所有権移転の『登記原因日付』は『残金決済の日』です。当然相続より後の日付です。
お答え頂いて恐縮ですが、『所有権移転後に売主死亡』の場合と、『所有権移転前に売主死亡』の場合を混同されてるように見受けられますので、確認されてみてらいかかでしょうか。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 相続・譲渡・売却 不動産売買による所有権移転登記手続きは、自分でできるのでしょうか。 3 2022/12/22 22:19
- 相続・譲渡・売却 【不動産】家の売買 不動産の契約について ややこしくてわかりません 詳しい方 9 2022/09/18 22:32
- 弁護士・行政書士・司法書士・社会保険労務士 行政書士試験の民法についての質問になります。 解除についての質問になります。 問 Aが、その所有する 2 2023/07/18 17:33
- 相続・譲渡・売却 不動産の売却原価の算定 4 2023/03/27 15:17
- 所得税 相続した家が売れた時の確定申告 2 2022/10/29 17:46
- 相続・譲渡・売却 不動産売買、不動産識別情報紛失 2 2022/04/30 23:26
- 相続・譲渡・売却 換価分割による相続について 2 2022/12/29 13:02
- 弁護士・行政書士・司法書士・社会保険労務士 行政書士試験の民法についての質問になります。 留置権についての質問になります。 ①不動産がAからBと 3 2023/05/09 20:09
- 相続・譲渡・売却 登記識別情報の原本が手元にない状態での登記の名義変更手続きについて 1 2023/03/14 07:34
- 相続・譲渡・売却 親族間の不動産売買における費用負担について 6 2022/09/05 20:08
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
相続のお礼
-
日本人は歴史的に、血統より家...
-
父親死亡→書庫証明の手続きにつ...
-
旧法下における養子縁組について
-
被相続人が外国籍の場合の相続...
-
相続分不存在証明書(特別受益...
-
不動産売却の契約後 決済前に...
-
遺産分割協議書と戸籍謄本
-
会社に提出する、自分の持家で...
-
法人の役員任期、「再任を妨げ...
-
営業所や出張所は登記する必要...
-
閉鎖登記簿謄本
-
「順位1番目の登記を移記」って...
-
法人登録をせずに「会社」を名...
-
業務執行権とは
-
古い未登記の建物を登記するには?
-
複数の土地の上に一軒の家を建...
-
法務局で店名などから調べられる事
-
議事録で「氏」を使うのって…
-
監査役の報酬について
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
父親死亡→書庫証明の手続きにつ...
-
相続分不存在証明書(特別受益...
-
商標登録を相続する方法教えて...
-
在日韓国人の車の名義を変更す...
-
民法902条と908条の違いがわか...
-
被相続人が外国籍の場合の相続...
-
旧法下における養子縁組について
-
相続のお礼
-
胎児は生前贈与を受けれますか?
-
自己破産と相続登記について教...
-
遺産相続に必要な書類を教えて...
-
子供が先に死んだ場合の財産相続
-
知的障害があり判断能力のない...
-
不動産売却の契約後 決済前に...
-
特別代理人は誰がなりますか?
-
リース契約の連帯保証人が死亡...
-
母死亡後の預金引きおろしor解約
-
個人から法人への相続
-
遺産分割協議書と戸籍謄本
-
宅建試験で質問。非摘出子の相...
おすすめ情報