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Hier ist noch genug Platz fuer neue Tomaten.
Warum schon wieder Tomaten?
Diesmal nehme ich die kleinen,die passen so gut zum Salat.

上記の会話文があります。「今回はサラダにとてもよく合う小さいトマトを植えるんだ」の文で、dieという関係代名詞に導かれる副文の定動詞は最後に来るべきではないのでしょうか?

関係文の前後は必ずコンマで区切られ、定動詞は文末に位置すると覚えていたのですが、上記のような文も間違いではないのでしょうか?

A 回答 (2件)

こんにちは。


このdieは関係代名詞ではなく、指示代名詞です。つまり、関係代名詞で結ばれた主文、複文ではなく、二つの文章が並列しているだけです。これは、8月にお出しになった御質問、「ドイツ語 指示代名詞で受けるべきか、人称代名詞で受けるべきか?」の復習になります。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9054466.html

Diesmal nehme ich die kleinen, die passen so gut zum Salat.

つまりこの文は、構造としては下の文と同じです。

Diesmal nehme ich die kleinen, sie passen so gut zum Salat.

この文章全体からわかる状況は、

1.新しいトマトを置く場所がまだ十分ここにある、と誰かが言う。
2.すでにトマトはあるのに、なんでまたトマトが必要なのか?ともう一人が尋ねる。
3.今回買ったのは小さなトマト。この小さい種類こそ、サラダにぴったりだ、と説明する。

もうお分かりでしょう。ほかの(大きな)トマトではなく、小さなものの方がサラダには合う。ほかのトマトではなく、直前に言った「die kleinen (Tomaten)」の方を強調して指し示すために、単なる代名詞sieではなく指示代名詞dieを使っています。
文法的には、関係代名詞を使った複文として、定動詞を後置する形も可能です。その場合は、単なる「客観的説明」です。日常的な会話文としては少し硬いと思います。指示代名詞を使った方の文章は、「気持ち」や「主張」の表現になります。

関係代名詞を使った複文
Diesmal nehme ich die kleinen, die so gut zum Salat passen.
今度はサラダにとてもよく合う小さいトマトを買います。

代名詞を使った文
Diesmal nehme ich die kleinen, sie passen so gut zum Salat.
今度は小さなトマトを買います。それはサラダにとてもよく合います。

指示代名詞を使った文
Diesmal nehme ich die kleinen, die passen so gut zum Salat.
今度は小さなトマトを買います。この小さいのがサラダにとてもよく合うんです。
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この回答へのお礼

Tastenkastenさん、こんばんは。どうも指示代名詞に弱くて、前回もご説明いただいたのに、関係代名詞だと思い込んでいました。お恥ずかしい限りです。(汗)ドイツ語の文はコンマでどんどん繋いでいくのも何だか不慣れです。英語ならプンクトになるところだと思いますが・・・似ていて、そうでないところも多々あるのですね。ありがとうございました。愚問を恥じております。
ついでと言っては何ですが、不定関係代名詞についてちょっとお尋ねしたいと思います。
wessenという関係代名詞は普通に使いますか?
例えば Wessen Hand kalt ist, dessen Herz ist warm.という文をおぼろげに覚えているのですが、wessenは今も普通に使いますか?altmodischではありませんか?もし、そうである場合、現代風の言い方は「冷たい手を持っている人は心am Herzenは暖かい」と言えばいいのでしょうか?

お礼日時:2015/10/26 21:25

前回回答したとき、念のために指示代名詞について確認したのですが、文法書では指示代名詞はあまり詳しく取り扱われていないと書いてあるのを見かけました。

Diesmal nehme ich die kleinen, die passen so gut zum Salat.のような文は、ごくシンプルな口語表現なのですが、文字でだけ見て会話で聞いていないとピンとこないのかもしれません。話すときは、指示代名詞にはアクセントが置かれます。強く発音され、音高も高めに、長さも伸び気味になることがあります。dieなら「ディ」ではなく「ディー」と強く長く発音します。Der Mannという場合も、derが単なる定冠詞ならMannの方を強く発音しますが、「その」男、と、特定の男を限定、強調する指示代名詞である場合は、derの方を強く発音します。これが文字だとわかりません。前回書いたように、文字間を開けたりイタリック体や太字にすることはあります。

>wessenという関係代名詞は普通に使いますか?

関係代名詞としての用法は古いです。ごくまれにみることはあります。

Der Mann, wessen Gesundheitszustand kritisch ist, wurde vom Rettungshubschrauber ins Krankenhaus geflogen.
その、健康状態が危険な男性は救助ヘリで病院へ搬送された。
(ルクセンブルクの警察署のホームページ)

こういう例は少しありますが、wessenではなくdessen(女性ならderen)を使うのが普通です。wessenそのものが古いというわけではなくて、「誰の」という意味では常用されます。

Wessen Buch ist das?
これは誰の本だ?

wessenを使った現代文の例を検索すると、みなこのような「誰の」という意味での用法です。

http://wortschatz.uni-leipzig.de/cgi-portal/de/w …

Wessen Hand kalt ist, dessen Herz ist warm.という文ですが、これはたぶん外国人によって書かれた文です。この文をネット検索で検索して出てくるのは、日本語と中国語のホームページが4つだけです。古い言い方だとしても、こういうことわざがもともとあるのなら、ドイツ語のホームページに出てくるはずですので、こういう文は、ドイツ語のオリジナルとしては最初からないと思います。現代的な普通の言い方なら、Wer kalte Hände hat, hat ein warmes Herz.という形がすぐ思いつきます。これを検索すると結構たくさん出ますので、格言としてはよく使われるもののようです。

https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei …

なお、「心が暖かい」というのはein warmes Herz habenで、am Herzenとは言わないと思います(ネットには一つ例がありましたが、正しいドイツ語かどうか疑問です)。am Herzenは、jm. am Herzen liegenという言い回しで、「ある人の心に掛かっている、関心事である」という意味で使われます。
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この回答へのお礼

いろいろご丁寧な説明をありがとうございました。wessen Hand・・・の文は昔、どこかで見て、とてもピンとこない文だったので暗記していましたが、もしかして記憶違いかもしれないと思います。なんだかすっきりしました。

お礼日時:2015/10/27 21:55

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