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現在ニュースで騒がれてますけど
・・化成建材に関らず、これらのすべて、元請負建設(ゼネコン)等のチェックを通過し、検査済みで、杭打ち工事の受け渡しが完了しているものだと思うのですが
「データー偽装」というと施工業者の責任が問われている感じが強くありますけど、何か変に思えてなりません。設計図書とは明らかに異なるものなのかどうかのチェックは、終えてそう伝えられているようにも思えませんで、そういうやり方が業界全体で慣例化していたというニュアンスもありましたし、どうなっているのかと疑問視しています。
それでなくても、分譲マンションのトラブルは、土地が1つなので、価値とかに関ってくると、大変そうです。
そもそも、現場でデーター改ざんが行われてたならば、発注されたパイルが現場に到着した時点で、打ち込み長さや太さやタイプが異なっていた事になりますよね。?
目的として思いつくことは、自信の現われなのか、変更した事を分かり易くしたという以外思い当たりませんでした。設計変更があれば、設計者の了承も必要ですよね。
よくよく考えると、現場に搬入される材料の確認も元受けの建設会社は行っていなかったのではないかと思うのですが・・
データ偽装の目的や、過失の割合の考え方について簡単に教えてください。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
この件は、あちこちで報道され、正直、食傷気味ですが、独断と偏見で、少しだけ記載します。
建築の世界では、施主、建築設計事務所、施工者が構成要員です。
今回の杭業者は、施工者の下請け業者と言う位置付けでしょう。
1)緊張、牽制、是正、etc
大別して、建築設計事務所は、施主の利益の代弁者であり、施主、及び設計事務所と施工者の間には
緊張感、牽制作用が働き、設計事務所は、施主の利益を守るため、必要に応じて、施工者に作業の是正を要求します。
さて今回の場合、施主と施工者は同族関係にあり、(以下、未確認ですが)建築設計事務所は、施工店の一組織である可能性が高い。
皆、お仲間ではないか、と推測します。
お仲間に緊張、牽制、是正など、存在するのが難しい。
一方、杭業者は、施工店の下請け業者ですが、こういう大手の業者は、協力会社と言う概念があって、ファミリー意識が強い。
安定した仕事と確実な支払いが予想出来、当然、下請け業者は固定化されていきます。
つまり、ここでも皆、お仲間なのです。
当然、お仲間に「猜疑」と言う言葉は、生まれません。
2)各役割
下請け業者は、大抵、自己の業務が大過なく終了したことを証明するチェックリストを持っています。
チェックリストは、恐らく、施工店が定めたチェックリストで、それに従って記録を明示出来る、と言うことは、
適正に業務を行った証明にもなります。
施工店は対価を支払う以上、その証明を求めますが、同じ職種でも下請け業者は複数だと思いますので、共通の
チェックリストを用意し、証明を簡易化しようとします。
今回の事例は、この証明書が偽造された、と言う事例です。
しかし、本来の姿を考えると、施工店と下請け業者の間にも、緊張、牽制、是正が存在するべきで、それが適正に
機能すれば、杭の現物調査、納入伝票確認に始まり、打設時の立会い、計器確認まで、施工店の社員の工事管理者の
立会いがあったはずですが、今回は、お仲間なので、形骸化した証明書のみで、見逃した可能性があります。
最悪のケースでは、下請け業者に相談されても、誤った指示を出した可能性さへ、存在する、と思っています。
一方、建築設計事務所及び、工事監理者は、杭と言う工種が、建築の中で致命的に重要な工種であることを考えれば
現場に立会い、支持層が想定通りであるか、杭は支持層に到達したか、を現物確認するのが、人情ではないか、と
思います。
しかし、ここでもお仲間意識が出てきます。
杭業者が証明書を提示し、施工業者(場合によって同じ会社の社員)がそれを承認したのだから、それは信用できる、と
いった思いです。(ここでは、自己の責任は忘却されています。)
3)皆、真面目
建築設計事務所(施工業者内部組織)、施工業者、下請け業者が、とんでもない連中であるとの想像は
間違っています。
恐らく、皆非常に真面目で、仕事に熱心です。
知識も豊富で、技能も高い。
しかし恐らく、皆、自分は皆被害者だと思っています。
私がここで記載した理屈などは、皆、最初から分かっているのではないか、と思います。
理屈通りにしなければならないし、そうしたい、けれど、仕事量が多すぎる。
ここに本当の理由があります。
非常に忙しいので、業務の効率を図ろう。ついては、信頼できるお仲間の下請け業者なので、現場立ち合いを
省略し、その時間を他の打ち合わせに割り振ろう。
本来、現場で工事監理者として、支持層の確認をするべきだが、信頼できる下請け業者が施工をし、しかも
お仲間の施工管理者が現場で確認してくれているので、現場に行く時間をデスクワークに割り振ろう。
これこそが、今回の正体ではないか、と思っています。
4)改ざん
今回の改ざんは、正直、悪意がある改ざんだと思っています。
実際に、建物の沈下を発生させた意味は大きく、明らかに悪意があったか、無知であったか、だと思います。
一方、全国に散見される改ざんは、恐らく性格が全く異なります。
今回の改ざんをした人が絡まない改ざんは、恐らく、今後実質の被害は発生しないのではないか、と思っています。
「データーが取れないので、転用した」事と、「支持層に到達していないのを到達したデータに置き換える」とは
全く意味が異なります。
「データーの転用」は、データーが取れていないから、であって、支持層に到達していないことを隠す為では無い、と思われます。
転用するのは、「恐らく、大丈夫だと判断するから転用」するのであって、そこにはプロとしての判断があるはずです。
一方、今回の捏造は、到達していない事実を隠蔽するための転用であって、プロなら、その結果が、何を生み出すか
明白です。そして事実、沈下しました。
詰まり、プロとして明確な判断が出来ない、無知が生んだ事例です。
誰が怒ろうが、支持層に到達していない事を報告すれば、少なくとも、沈下は、杭の現場代理人のせいになりません。
工事管理者に責任が移るのです。
それが自分を守るための自然な行動です。
詰まり、沈下するかも知れないことを、プロとして、予測できなかった無知が原因であると、類推します。
少しの予定が、書きすぎました。
解説ありがとうございます。
支持層と一概に言ってみても、測定機器の精度や計測方法によっても、地下の複雑な地層・地質・年代では、偏差は出ると思われますけど、ちゃんと基礎下のデーター取ってるのかとか。
しかし、杭打ち段階でのボーリングで、規定の地耐力に達していない状態で受け渡す行為は可能性として、あるはずないと思いますけど、なので単に「下請負の悪意」ということなのですよね。
しかし、無知がリーダーなど任されるような小さな企業体ではないようにも思えてまして、お仲間説には同調します。現場は、悪い意味で穏やか過ぎたのかも知れません。昭和期に流行ってた、裏献金集めとかも関ってたのかも、建設事故の背景って、絵として、そんなものですよね~。
No.8
- 回答日時:
最近の風潮として何が大事なのかを見落としつつあるような気がします。
この偽装も担当者段階では判っていながら、工期が遅れるとかさらに費用が嵩むとかの理由の為、うやむやにしてしまったようですね。人間として、また業界人として専門家として企業人として大事なものが何か判らなくなってしまっている風潮は、いったい何処から生まれてきてしまったのでしょうね。回答ありがとうございます。
生き残りをかけてひしめきあう結果、高リスク物件が多く出回り、人材養成が整わない、技術者も業界から減ってる傾向というのもあるように思います。 昭和期はゼネコン汚職とか言われていたようですけど、巧妙で捜査当局にも実態がつかめていないような、業界を腐らせている要因もあるのかも知れませんよね。
No.7
- 回答日時:
> 元請負と設計者を交えた協議が必要になると思うのですが・・。
そうですね。
元受は施工を管理する義務もありますし。
ただ、力関係から、孫受けが元受に元受のミスを指摘できる環境が整いにくいのは・・・。
> 工期が不足するので、独断で図面通りに
其処も微妙。
設計図通りだから到達したと考えた可能性も否定することが出来ないのですよね。
現実的に、作業員の証言もそうなっていますし。
普通に考えれば、到達したという証拠が取れなかったからコピーを使用したと考えることになりますが。
> 地盤調査してから杭を発注してるのならば、工期延滞はないですよね。
地盤調査してから設計し、設計に基づいて工事を発注しているという流れですよね。
その発注に基づいて設計通りの資材を準備して工事を行う。
その流れの中で設計にミスがあったのに、なぜ設計のミスによる「工期延滞はない」という結論になるのか理解できませんね。
何処に硬い地層が有るか判らないから改めて調査し、設計の変更を行い、資材の発注をし直し、新たに工事を行う。
遅延が起こらないとする理由がわからない。
元々は数十本の杭を打つのに、3箇所の地盤調査では少なすぎて、固い地盤の変動を掴みきれなかった、調査費用の見積もりミスが根本原因とも思います。
もっとお金をかけて、元受が綿密に調査して設計をしていれば・・・。
そうすれば、それを元に正しく設計して、正しく資材を元受が発注し、下請けや孫受けはそれを埋めたり組み立てたりするだけでよかったのに。
回答ありがとうございます。
お話を簡単にまとめてみますと、準備不足のまま、時期尚早に設計済ませてしまった事が要因で、マンションの発注者と元請負と設計事務所までが、親族企業のような関係もあると、何かと手間が省け、保障面でのメリットもあるものの、油断していると今回のようなデメリットな面も発生し易いというような・・、十分な時間をかけて土地を調査し、将来的に安全かどうかの判断を誤らないようにする必要が欠落してしまった結果というような事みたいで、軟弱地盤・高層建築、馴れ合い要注意ですね。
No.6
- 回答日時:
>設計時に簡単な地質(支持層)調査しかされていないとなりますと、
>基礎が沈下した際には、瑕疵責任の転換など、
>大きな問題に発展しそうですよね~。
地盤沈下とボーリング調査は関係有りません。
地盤の調査は、もっと地表に近い部分
検査を主に行ないます。検査方法も全く異なります。
これにはさほどお金もかかりません。
但し、こちらでも手抜でトラブルが多く起きているようですね。
回答ありがとうございます。
セットバックが決まらなければ、高さも決められないし、基礎下の調査が出来なければ、設計図面も作れませんし、フーチングの設計も出来ないですよね。杭の施工図も作成できないのですけど、会見で歯切れが悪かったのは、それらが無なかったからかも知れませんよね。地質の把握と地耐力の把握は、年間通して様子みてないと、そう簡単ではない事もあるはずです。 瑕疵担保責任期間内だけでも、手抜き無くてもそれらの把握の仕方次第で、トラブルってつき物ですよね。
No.5
- 回答日時:
建物が傾いた原因はまだ検討中の段階ではないかと思います。
杭の長さがたりなかったのでは?と言われていますが、これはあくまで推定であって厳格には確認されていないと思います。書類のごまかし(データコピー)は業界に蔓延しているらしいと分かってきましたが、主な原因がプリンターの出力が(紛失も含めて)マトモに使える状態でないことだとすれば建物が傾いた原因につながらない可能性があります。(レストランでレシートを客に渡さないことがあると似た問題でしょう)
今後の検討を待ちたいと思います。
回答ありがとうございます。
元請負業者は、補償しない方針で会見してましたけど、行政は、建設業法違反の疑いで調べる旨いってましたし、杭打ち業者は、損害はすべて、うちで補償するとの内容でしたけど、そうしますと元請負は違反で裁かれるだけなのかなぁて、・・大企業ってすごいですよね~。 はじめからその段取りでやってたとすれば、まだ何か裏にあるのかな? とさえ思えてきした。
躯体(配筋・補強筋やコンクリートの強度不足)の強度不足も伴ってるのかなとか思えてます。
マスコミは、下請け攻撃姿勢ですけど、何か先走ってる感じしてます。いち消費者として、補償の行方や業者の責任負担の割合は気になってます。
No.3
- 回答日時:
行政の指導に従っていては利益が出ません。
どんな商品でも、見かけは同じでも、量を減らしたり材質を薄くしたりしています。
消費税の影響で、国民が消費を控えているので、業者はその分、安くしないと経営が成り立たない。
産地偽造でも同じ事、行政の指導に従って、高い値段で売り出したらすぐ倒産。
偽造で経営を続けるか、指導に従って売れずに倒産するか。
消費税が上がれば、こんな事が益々増えます。
回答ありがとうございます。
どの業界も、何十年、そういう厳しさを経過してきてますよね。
政府は、消費増税策と、大企業は海外で凌がせる方針みたいですから、ここへきて、本気で20%目指している様子も伺えてますから、庶民は治家の体裁やエゴのために、地獄みせられてる感じしてます。
はい、確かに、裏献金とかと一緒に増えそうですよね~。
No.2
- 回答日時:
> 設計図書とは明らかに異なるものなのかどうかのチェックは
今回は違うのですよね。
事前の調査ではもっと浅い所に固い地盤があると予想されたので、多少の誤差はあっても14mの深さの杭で十分に固い地盤に食い込むとして、14mとして設計されました。
工事もそれに基づいて14mの杭を用意して相応の穴を掘って埋めたのですね。
ただ、現実の固い地盤は16m下に在ったと言うだけ。
なので、設計図の杭の長さが3メートルほど足りなかったのですね。
杭を新しく調達すると最低半月、普通に作成するには一ヶ月ほどかかるし、実際の固い地盤の深さが判らないのでその調査も要る。
そうすると工事が一ヶ月以上遅延してしまうのですね。
孫受けが一ヶ月以上の遅延の責任を取らされるような事を上に上げる勇気があるのかとか、今後の仕事でもそ遅延の原因を作った会社を使ってくれるかとかの不安から、何も言わずに設計図通りの作業したのは責任の問題とは別に、心情はわからないでもないですね。
免責される事情とは思わないですが。
回答ありがとうございます。
施工時、設計図の寸法が不足していたのが判明したのだけど、図面通りに進めたというのは、まぁ、杭打ち業者の今の現状ですけど、そのようなリスクを考えると、元請負と設計者を交えた協議が必要になると思うのですが・・。
工期が不足するので、独断で図面通りに進める事にしたと言うのは、データー改ざんの理由にならないように思いますし、地盤調査してから杭を発注してるのならば、工期延滞はないですよね。
何か、巧妙な錬金術のような、別目的もあるのではないかとさえ疑えてますけど、そう考えると一蓮托生とか?、・・例を挙げますと、税金で作られるような建物で、杭地形は必要ない物件でも、水増しの為、杭工事を追加してるなんて事もあるのではないかとか・・いろいろと思えてきます。
No.1
- 回答日時:
>・・化成建材に関らず、これらのすべて、
>元請負建設(ゼネコン)等のチェックを通過し、
>検査済みで、杭打ち工事の受け渡しが完了しているものだと
>思うのですが
いいえ。ボーリング調査は一棟数ヵ所なので、
実際に必要な杭の長さにはバラツキが予想され
成功しない可能性は0ではありません。
完全を期すなら設計時、杭-本にボーリング調査ー本とすべきですが
杭をうつ際に確認した方がコスト面でずっと合理的です。
また仮に完璧な杭が渡されたとしても
施工の検査は必要です。偽って合格データを捏造したのでは
話にならないでしょう。
目的は勿論「楽」だから。
回答ありがとうございます。
予算的には確かに低コストですけど、後のリスクを考えると・・?。設計時に簡単な地質(支持層)調査しかされていないとなりますと、基礎が沈下した際には、瑕疵責任の転換など、大きな問題に発展しそうですよね~。施工だけの問題ではないという事へ・・
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回答くださいました皆様ありがとうございました。
別の杭のデーターが流用されているような事が業界全体に蔓延している様子は良く分かりました。既に沈下事故が発生している現場に関しては、設計図面や施工図面、業務日誌等、及び、建物が存在している状態では難しい事だとは思いますが、地盤の現状と杭の現状を調査しないとなんともいえない事など分かりました。杭が座屈破壊している可能性やパンチングシャーの可能性もあるのかも知れませんし、地上部の強度、断面不足も伴ってのことかも知れません。即時沈下はともかくとして、圧密沈下は結構長期に及ぶような事もあると聞いています。レベルが戻せないのならば最悪建替えなんて事もありそうに思います。元請けでも経営の危機、下請けだと倒産です。建設・不動産業界には、消費者への負担が発生しないように検討して頂きたいものですよね~。