最速怪談選手権

ゴータマは 《めざめた》あと 言い切ったそうです。:

▲  Majjhima Nikaya  ~~~~~~~~~~
https://suttacentral.net/pi/mn26
26  Pāsarāsisutta (Ariyapariyesana Sutta)

‘Sabbābhibhū sabba­vidū­hamasmi,
Sabbesu dhammesu anūpalitto;
Sabbañjaho taṇhākkhaye vimutto,
Sayaṃ abhiññāya kamuddiseyyaṃ.

Na me ācariyo atthi,
sadiso me na vijjati;
Sadevakasmiṃ lokasmiṃ,
natthi me paṭipuggalo.

Ahañhi arahā loke,
ahaṃ satthā anuttaro;
Ekomhi sammāsambuddho,
sītibhūtosmi nibbuto.

Dhammacakkaṃ pavattetuṃ,
Gacchāmi kāsinaṃ puraṃ;
Andhībhūtasmiṃ lokasmiṃ,
Āhañchaṃ amatadundubhin’ti.

▲ MN(Majjhima Nikaya) 26  ~~~~~~~~~~~~
Ariyapariyesana Sutta: The Noble Search
translated from the Pali by Thanissaro Bhikkhu 2004
http://www.accesstoinsight.org/tipitaka/mn/mn.02 …

'All-vanquishing,
all-knowing am I,
with regard to all things,
unadhering.
All-abandoning,
released in the ending of craving:
having fully known on my own,
to whom should I point as my teacher?

I have no teacher,
and one like me can't be found.
In the world with its devas,
I have no counterpart.

For I am an arahant in the world;
I, the unexcelled teacher.
I, alone, am rightly self-awakened.
Cooled am I, unbound.

To set rolling the wheel of Dhamma
I go to the city of Kasi.
In a world become blind,
I beat the drum of the Deathless.'

▲ マッジマ・ニカーヤ(中部経典)第26経 ~~~~~~~~~~~
 △ 仏教の開祖 ゴータマ・ブッダ略伝
http://www.geocities.jp/avarokitei/go-tamaryakud …

 「わたしは一切に打ち勝てる者、一切を知る者である。
  すべてのものに汚染されず、
  一切を断つ者となり、渇愛が滅したとき解脱したのである。
  自ら知ったのであるから、誰を師とあげようか。
  わたしには師はいない。わたしのような者は存在しない。
  神をふくめた世界において、わたしと肩を並べる者はいない。
  わたしは世間で尊敬されるべき者であり、
  わたしはこの上ない師である。
  わたしは唯一の正しく目覚めたものであり、清涼であり、
  安らいでいる。
  法の輪を転ずるためにカーシー(=バーナーラシー)の都に行く。
  無知の闇にしずむ世界で不死の太鼓を打ち鳴らすであろう。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ そこで:
(あ) その《さとり》の中身は 何か?
(い) こういう宣言をしたことについて どう受け取りどうお考えになるか?

(あ)について和訳資料に 宮本啓一の解説が引かれています。参考に。:
▼ (宮本啓一の《ブッダ(目覚め)》説) ~~~~~~~~~~~
 § ゴータマ・ブッダ さとりを開く   ⑪
 §§ 5.「さとり」と「ブッダ」<その3>

ゴータマ・ブッダの真理の核心は、
(う) 苦である輪廻的な生存を引き起こす究極の原因は 根本的な生存欲であり、
(え) それを滅ぼすものは智慧であり、
(お) そのためには、輪廻的な生存にまつわるあらゆる経験的な事実が構成している因果
関係の鎖を徹底的に観察、考察しなければならない、というものである。・・・。

(か) これこそゴータマ・ブッダがはじめて発見したものであり、ここにこそ、ゴータマ・
ブッダの本当の独創性がある。仏教はこの独創性を根拠にして開かれたものである。

(き) この独創性をじかに表現したものが十二因縁観と四聖諦説であり、
(く) それに教育的な配慮が加わって出来上がったのが、戒定慧の三学という仏教独自の
修行体系である。
(け) そして、この独創性を補完するものが無常観であり、その無常観をさらに補完する
ものが非我観である。
(こ) これに経験的に知られる事実のみを直視すべしというゴータマ・ブッダの基本姿勢
である経験論が加わり、形而上学的な問題への関与の拒否(十難無記)が出てくる。

(さ) おおよそこれで、最初期の仏教は骨太の体系を完成したのである。・・・。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

質問者からの補足コメント

  • HAPPY

    では こんなことを宣言する人間は 阿呆だということですね?

    ゴータマ=大馬鹿者説に賛成ですか?

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/02/16 08:10

A 回答 (6件)

~~~~~~~~~



(け) そして、この独創性を補完するものが無常観であり、その無常観をさらに補完する
ものが非我観である。

~~~~~~

宮本啓一は非我説ですね。

あれ、宮元啓一では?



あとasmiとかahaṃとか

そのような「私」は否定しないのでしょうか。

特にasmiですが、たとえば

cogito ergo sum

そのsumとasmiは仏教ではどのような扱いになるのでしょうか?
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この回答へのお礼

x 宮本啓一
○ 宮元啓一

お礼日時:2016/02/16 11:43

bragelloneさん こんばんは



非我観を豚語では、
「自分探しの旅にでよう、青春18きっぷ」

ふ~ん、自分は旅に出て探せばあるのか???
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この回答へのお礼

てふ_てふうさん お早うございます。ご回答をありがとうございます。

そうですね。旅もいいんですが。

アン-アートマンは 無我あるいは非我と訳してどちらもいちおうきちんと
した意味で捉えられているかと思います。

非我説は アートマンを《おのれ・わたし》として捉えている。
いわゆる五蘊(色受想行識ですね)は 仮りにそのように身や心として成
っているのであって 仮りの現象に過ぎないと言う。

すなわち 申し訳ないですが 旅に出ようとか自分を探そうといった思い
(想)や判断(行)は 仮りのもの。だから そのように振る舞うことは
《非我 すなわち わたしではない》と言っている。

無我説は そのように《非我説として 身(色)も精神作用(識)もわた
しではない》と言っている主体だと見なされる《わたし》は 無い。存在
しない。と言っている。というのが ひとつの見方だと思います。

これは 理論として成り立たないと見られます。
なぜなら わたしは無いと言っているわたしが つねにいるからです。無
限に追求して行かねばならなくなります。

アン-アートマンを無我と捉えるもうひとつの見方は アートマンを霊我と
想定している場合です。

つまり 梵我一如とも想定されているのですから 宇宙の主宰神であるブ
ラフマン――つまり 神としてその霊――と一体と成るとされる霊として
のわれです。

つまり そんな霊などは無いというのが もう一つの無我説だと見られま
す。
ほかの何ものにも依ることなくみづからに拠ってのみ存在しひとり満ち足
りている存在――《実体》――などは無いと言っている。

ほかでもなく 《無い神》を想定している無神論としての神論です。

ゴータマが ブラフマン=アートマンの霊なる存在を否定したかたちでの
《無神論なる――けっきょくは――信仰》だったとすると のちのブディ
ストたちは じつは・じつに神を立てました。

アミターバ・ブッダあるいはマハーワイロ―チャナ・タターガタ(大日如
来)という名の神です。その神の霊に呼応するのは 言わずと知れたブッ
ダター(仏性・如来蔵)です。

つまりは 梵我一如と同じかたちであり こちらは 仏仏一如だというこ
とになります。
ちなみに ゴータマの場合は 無梵・無我一如というかたちで やはり同
じ類型として 信仰のかたちを示しています。

お礼日時:2016/02/18 06:05

似非ゴータマ=大馬鹿者説に賛成です。



理解は理性
感解は感性

理性は制約が不可欠。
不自由ですね。

感性は制約無し。
ヒラメキをも受信します。

ぶらじゅろんぬさんはまだヒラメキを体験されていないようで・・・
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この回答へのお礼

ヒラメキを得ました。

○ 中部(マッジマニカーヤ)仏典 26 聖求経

けっきょくここでは おれは目覚めたのだと言ったもん勝ちになっています。そう
画かれています。《ニセ・ゴータマ》さんが。

でも経典に伝えられている内容が インチキだと言ってそれが通るのなら その手
は どこにでも使えますよ。

都合のわるいところには それは 《似非ゴータマ》だと言って話を切って捨てれ
ばよいことになります。

あぁ・・・。


ご回答をありがとうございます。

お礼日時:2016/02/17 06:33

確か、四諦と八正道には“わたしはこう思う”と言った表現は無かったはず。


全くゆらぎのない言葉です。凡人にはキツく感じもしますが真実だから仕方なし、と説得されます。

これに対して“思念=私念”の匂う言葉は釈尊の言葉だとは思えません。
たぶん釈尊に傾倒する者の思いが詰まっているんでしょう。
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この回答へのお礼

いま その経典を読んでいます。

○ 中部(マッジマニカーヤ)仏典 26 聖求経
・ 中部(マッジマニカーヤ) 後分五十経篇II (パーリ仏典 第1期6)
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E9%83%A8-%E3%8 …

☆ これは キサーゴータミ―の説話などとは違って きちんと編まれた経典の一部
ですから 無かったことにすることは出来ないでしょう。

そして だからこそ 《天上天下唯我独尊》といったことが 当然のごとく話になる
くらいなのではないですか?

★ 釈尊
☆ というものが・そしてそれをゼッタイ守るということが すでに条件反射のごと
く身についているのでは? 考えを俟たずに行動しているのでは?

わいわいえいとさん 現実を見てください。

お礼日時:2016/02/16 13:53

nibbuto



unbound

安らいでいる


ニッブトですね、という話しはどうでもよくなった。

別の箇所が
気になってサンスクリット文とパーリ語文を調べていた。
大変だった。

疲れた。もはや教えてくれないからなあ。
あっているかどうかは知らない。

~~~~~~~~~~~~

Verse 4.4.22:

sa vā eṣa mahānaja ātmā yo'yaṃ vijñānamayaḥ prāṇeṣu


22. That great, birthless Self which is identified with the intellect and is in the midst of the organs,


The Brihadaranyaka Upanishad
The Bṛhadāraṇyaka Upaniṣad (with the Commentary of Śaṅkarācārya)

http://wisdomlib.org/hinduism/book/the-brihadara …

~~~~~~~~~~~~~


sadiso me na vijjati;

vijjati: exists; to be found. (vid + ya)
https://suttacentral.net/pi/mn26



存在について、見つける、見つけない
認識する、認識しない

ということになっているのではないだろうか?

だから認識されないものは存在しないことになってしまう。

ブリハドアーラニヤカ・ウパニシャッドの引用した箇所ではアートマンは認識される存在

だとすると、無我であるとすればゴータマ・ブッダはアートマンを認識しなかった、
認識できなかった。ということになるのか?
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何度も何度もわたしはと言っているので、悟り人のことばではありませんね。



悟った人はわたしは、わたしは、なんて言いませんから。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

ご回答をありがとうございます。

それは 翻訳の所為でしょうね。言いかえると サンスクリット語の平俗になった
パーリ語では つねに文の主語は明らかにしますから 一人称ならやはり《わたし
は・わたしが》と言うことになります。
(動詞の活用の中に 一人称を示す標識がついているかたちです)。

和訳も それに倣っただけではないでしょうか。

それより
▲ 自ら知った。・・・師はいない。
☆ という表現のほうが問題になるのではありませんか? 問題がないとなれば そ
れは何を意味するのか?

★ 悟り人のことば
☆ は決まっているのですか? そのように翻訳すればいいってことになってしまい
ませんか?

お礼日時:2016/02/15 15:29

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