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プレキャストと現場打ちのコンクリートについて、
図面上で凡例の使い分けはあるのでしょうか?
2本線、3本線と聞きましたが、どちらがどちらでしょうか?
よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

こんにちは。



2本斜線と3本斜線のことですね。

>図面上で凡例の使い分けはあるのでしょうか
図面の種類にもよりますが、原則的にはJIS(A0150)に準じているものが多いと思います。
http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html
一方、国交省が出している作図基準もありますが、微妙に違いがあるようですね。
http://www.mlit.go.jp/common/000038966.pdf

図面のスケールによって描き方が変わりますが、機械製図などに比して建築製図の場合は若干ファジーな運用がされているようです。
だからと言って、「いい加減」というわけではなく、文脈から都度使い分けているといった感じでしょうか?

3本斜線が現場打ち、2本斜線がPCというのを基本と考えても良いと思いますが、意味が伝わり易いことを優先して、微妙に異なる表現をしているケースも多いと思います。
例えば、現場打設でも押えコンや嵩上げコンを2本斜線で表すことがあります。
断面詳細などで、構造スラブと押えコン(嵩上げコン)が近接してある場合に、区別しやすくする意図で描き分けられているものと思います。このような場合は、斜線の向きも異なる方向にしていることが多いですね。
同様に、ハーフPCスラブやFR板スラブなどの場合は、PCを表現するなら(あえて表現しない場合もあります)その部分は2本斜線で表現することでしょう。

また、2本斜線はCBやALCの表現としても用いられることがあるので、PC外壁と混在している場合などは、「RCである」ことを表現するために、PC外壁を3本斜線で表記する場合もあるでしょう。
さらには、ディテールになると金属の断面(形鋼やFB等)が2本斜線で表されることが多いので、これに取り合うコンクリート断面はPCでも現場打でも3本斜線で表記されたりもします。

PCのなかでも、PC製の既製品(U字溝、縁石、桝などのたぐい)の場合は、基本的に2本斜線で表現されていることが殆どだと思います。(作図基準の念頭にあるのも、このようなPC製品ではないかと推測します。)


建物の図面は1枚だけを見て施工するということはありませんので、建物全体の構成をある程度理解している技術者が見れば誤解することがないことを前提に、1枚の図面の中での分かり易さを優先しているように思います。
それなので、単純にこの記号だからこの意味というよりは、文脈の中で理解するということが必要なのかも知れません。
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