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鎌倉文化の南無阿弥陀と南無妙法連華経と座禅の一つ一つの意味といいところを教えてください。

A 回答 (1件)

簡単に説明すると


「南無阿弥陀仏」とは念仏で、法然の浄土宗、その弟子の親鸞の浄土真宗の念仏です。
「南無妙法蓮華経」とは日蓮の日蓮宗の「お題目」といいます。
これら3人はすべて天台宗の比叡山延暦寺で修行をし、それぞれがいわゆる「悟り」を開いて新しい仏教(鎌倉新仏教)を作りました。
既存の宗派からは異端とされ・・・何が異端かといえば、浄土宗や浄土真宗はどのような人でも「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば亡くなるときに西方浄土から阿弥陀如来がお迎えに来てくれて極楽浄土へ連れて行ってくれる(来迎と言います)という考えです。
このためにそれまではある種の特権階級のものであった「仏教」が庶民にも行き渡りました。
それまでの宗派はいわば、厳しい修行をし、お金もかかりましたが、その代わり仏教を「既得権益」として皇族や貴族などのものとしていました。
日蓮宗は法華経こそが再興の経典とし、ただひたすら「南無妙法蓮華経」と唱えれば良いとし、他の宗派を否定する過激なものでした。
ゆえに彼ら3人はそれぞれ流罪になりました。

現状を考えると、浄土宗も浄土真宗も日蓮宗も(創価学会含む)ちゃんと庶民に根付き、信者を拡大させてきています。
もちろん鎌倉仏教以前の真言宗や天台宗もそれぞれ格式が高い仏教として存続しています。

座禅はいわゆる鎌倉新仏教の中の栄西や道元によって・・・彼らも比叡山延暦寺で修行をしています・・・開かれた禅宗(栄西は臨済宗、道元は曹洞宗)で、座禅は禅宗の基本的な修行です。なので「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」の宗派では座禅は基本的には組みません。
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