街中で見かけて「グッときた人」の思い出

先日、ある講演会で国立大学の教授が「地球と月は惑星・衛星の関係ではない。実は連星である。これは国際的な常識なのに、日本は未だ誤りを教えている。韓国は直ちに教科書を訂正した」と発言しました。私としては連星は恒星同士の関係と理解しており、地球と月の関係は基本的に惑星と衛星であり、冥王星とカロンのように「二重惑星とする説もある」という認識でした。

素人なのでよく分からないのですが、地球と月は本当に「連星」の関係と見なすことができるのですか。さらに、それが国際的常識であり、韓国ではそれが定説として教科書に記述しているのでしょうか。私が英語版Wikipediaを読んだ限り、地球と月の関係について日本とほぼ同じ認識のようでしたが、件の大学教授が言っていることは本当なのでしょうか。

自分なりに調べてみましたが、やはりその大学教授の説は誤りのように思いますし、講演の主催が仮にも県庁所在地の自治体だっただけに、真偽がとても気になります。また、その大学教授の話を鼻で笑った自分がもしかしたら失礼だったのではないかと思い、自治体に対して未だに「あれはウソではないか」と問い合わせることもできずにおります。

どうぞ、悩める私に地球と月の関係を教えてください。お願いいたします。

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    質問の内容を絞らせていただきます。
     
    「地球と月が連星」とする説は国際的常識である―という某教授の主張については、大半の回答者様がご指摘のように誤りであろうとほぼ確信いたしました。もう1点の疑問、韓国では教科書の記述を直して「地球と月は連星」と教えている―という部分について、何かご存知の方はいらっしゃいませんか。

      補足日時:2016/04/04 23:00

A 回答 (14件中1~10件)

さっきテレビジョンで見ました!地球と、月は、京大らしいです。

おおきなてんたいがしょううとつしていまにいたってるらしいです。このらしいは、なのゆえらしいとゆうと、りゆうがはっきりしないらしいと、すうがくのいしおかせんせいいのでんじゅ。
「地球と月の関係について」の回答画像14
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ジャイアントインバクト説のことかと存じます。月は不思議ですね。

お礼日時:2016/04/09 21:17

【訂正】



前回回答の(5)の中から「惑星が連星系を成したのが二重惑星である。」を削除します。


これは元の英文では、連星(恒星2個)を中心とする太陽系に属する惑星、というような意味らしい。「連星系」という言葉を殊更(ことさら)に推すのをやめ、「共通重心」に立ち返ることにする。
共通重心が星の外部(宇宙空間)に位置するなら連星・二重惑星で、内部に位置するならそうではない、という定義は確定していない。そんな状況で「地球と月は連星ではない」とこだわっても、定義次第の話に過ぎないだろう。
それよりも、共通重心の位置を方程式に代入して計算し、観測データと突き合わせて食い違いがあれば方程式を再検討し、例えばコリオリの力を考慮に入れて修正する、などというのが科学の勉強だと思う。ちなみに、私は学生時代にコリオリの力の計算ができず、今ではそのほかのことも忘れてしまった。
まあ、大先生は「惑星・衛星の関係ではない」と逆方向のこだわりを見せていたそうだけど。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。センセイがどうしてテーマとまったく無関係の「地球と月」を持ち出し、「定説・常識を疑え」とばかりに連星説を唱えたのか謎でしたが、彼の過去の講演録を見つけて合点しました。どうやら、話題の引き出しが極端に少ないようです(パワポで作成したスライドの内容がほぼ同一でした)。今回は新たにタイヤがルーローの三角形になっている自作ラジコンカーを例に出し、「これはスムーズに走るか」と聴衆に問い掛けていましたが、いったいどういう返事を期待していたのでしょう。それとも、肝心の事業のほうはスムーズに進んでいるかもしれないし、スムーズに進んでいないかもしれないって暗喩ですかね。

お礼日時:2016/04/06 00:40

2回目の回答なので、私なりの結論から申し上げると、その教授はいわば「ハッタリ大先生」だと考えられる。

そして、教授 vs. ご質問者は一勝一敗に見える。私も大先生を弁護する気はなく、その点でご質問者の方が正しいと考えるのだが、ご質問者も戦略上のミスをしているので、一敗ではないだろうか。
それから、円運動じゃなくて楕円である。高校でケプラーの法則を習ったと思う。

(1) ドクター中松

有名なハッタリ先生といえば、まずこの人だろう。東大工学部は出ているが、本当の博士ではないらしい。それでも、どこかの大学から(寄付と引き換えに)名誉博士号は受けているかも知れないし、「ドクターはペンネーム・芸名」と言えば、肩書詐称ではなくセーフなのか。
フロッピーディスクの発明者というのもハッタリで、本当の発明者はIBMである。中松が発明したのはナカビゾンというシロモノだった。(書き込みヘッドの方が)回転する記録媒体ではあるが、フロッピーディスクからは程遠い。とは言えIBMは最大手企業として、起こりうるパテント訴訟の芽を摘むため、ナカビゾンのようなつまらない特許にも注意を配って、中松に幾ばくかのお金を握らせもした、というのが真相らしい。
つまり中松は、違法すれすれの誇大広告というか、ほら吹きだがウソつきではないというか、意外と巧妙であって、ずさんではないのだった。

(2) ∀文と∃文(∀は全称記号、∃は存在記号)

問題の教授は本当の博士で、(1)のドクター中松とは一緒くたにできないが、全称命題と存在命題のハッタリをかましていると思う。例えばの話、「アメリカの牛は空を飛ぶんですよ」と言えばウソになるか。
これは、「アメリカのすべての牛は空を飛ぶ」の意味ならウソである。しかし、「アメリカでは牛が空を飛ぶことがあるというのは有名な話ですよ」の意味ならウソではない。同国ではしばしば竜巻が猛威を振るい、牧場を襲えば牛も空へ舞い上がって、(ローカル)ニュースになっている。
同様に、教授が講演会で言ったことは、「地球と月は、実は連星系である。これはアメリカの有名な大学教科書などでは当然の知識として扱われているのに、日本の教科書を二、三見てみたらそうではない」の意味と考えれば、誤りではないだろう。ただし、それを「惑星・衛星の関係ではない」とまで言い切ると誤りで、冒頭に書いたように「その点でご質問者の方が正しい」。

(3) 世界はアメリカ

日本の大学の、特に理系の先生は、米国留学経験のある人が実に多かった。ノーベル賞受賞者・フィールズ賞受賞者を見てもそうだ。そんな賞には縁のない普通の先生でも、授業中の雑談で米国留学の思い出をポツリポツリと話してくれるのだった。
昨今は自虐史観ならぬ自慢史観(または自慰史観)の風潮で、日本を誇りアメリカを軽侮する人が多いかも知れないが、戦後何十年もアメリカの影響力は絶大だった。世界は米国だけじゃないのだが。

(4) ファインマン物理学

ハッタリ大先生が言う天体物理の「国際的な常識」とは、アメリカのある有名大学教科書などを念頭に置いていると思われる。その教科書などで常識とされている事柄、という意味だろう。アメリカの大学教科書をことごとく調べたとは思えないが、そこが(2)の「∃文」たる所以(ゆえん)である。
具体的には『ファインマン物理学』が挙げられるだろう。これはアメリカ人のノーベル賞受賞者ファインマンによる物理教科書で、出たのは半世紀前だが、いまだに日本の理科系学部などでも物理の副読本として指定されることが多い。そのまま教科書とせず副読本にするのは、秀才でないと消化できないからだろう。カリフォルニア工科大学の1、2年生を対象にした講義録というが、易しい話から説き起こしてどんどん高度な内容に及んでいく本である。私も学生時代に読んだが分からなかった。アメリカの一流大学って優秀なのね。
この名著が、最近同大学のサイトで無料公開されている。下記ページの「Fig. 7–5」をご覧ください。

The Theory of Gravitation - ファインマン物理学第1巻第7章、カリフォルニア工科大学
http://www.feynmanlectures.caltech.edu/I_07.html
〔引用開始〕
Because the earth does the same trick as the moon, it goes in a circle around a point which is inside the earth but not at its center. The moon does not just go around the earth, the earth and the moon both go around a central position, each falling toward this common position, as shown in Fig. 7–5.
〔引用終り〕

つまり、地球と月を連星系として扱っている。

(5) 定義の陥穽

ファインマン物理学に固執しないとしても、アメリカのいくつかの大学のサイトで「連星」の扱いを見るならば、ご質問者のように「連星とは恒星であって、惑星は決して連星ではない」とまでは言えないようだ。目に付くのは連星系(binary star system)という考え方である。惑星が連星系を成したのが二重惑星である。恒星と惑星の中間のような「褐色矮星」が、連星系を成すこともある。小さな恒星と巨大惑星とが連星系を成すこともある。
一般に、学問の基本は学術用語を正確に定義することであって、例えば法律を見ると、第1条でその法律の目的、第2条で用語の意義を定めていることが多い。しかし天文学の場合、「連星」や「二重惑星」の基本は「複数の星が共通重心の周りを回っている」ということであって、それ以上の定義はあいまいである。
なぜ、科学ともあろうものが、定義があいまいなのか。科学とは、例えば法学よりも融通が利かないくらいの、きっちりしたものではないのか。
それに対する答は「実証主義」だろう。科学理論は常に観測事実と突き合わせて、事実に合わないなら理論を修正しなければならない。いわば「靴を足に合わせて何回も作り替える、精度を高めていく」のが科学と思う。実証できない科学理論は空理空論である。一方、法律は強制力を有しているから、多少は「足を靴に合わせる」ことを強制できる。

地球と月に話を戻すと、ファインマン物理学が述べるように、「The moon does not just go around the earth, the earth and the moon both go around a central position」という考え方をしないことには、事実ときっちり合わず、十分な精度が得られないのである。つまり連星系と考えなければならない。
これに対し、「連星系であっても連星ではない」、「starではない」などと定義に拘泥しても、空理空論の嫌いがある。要するに、ご質問者は上手(うわて)に出過ぎなのではないか。それを戦略上のミスと申し上げた。
私ならもっと下手(したて)に出て、「月は衛星としては(地球に比して)やけに大きくて、連星のようなものだという話も聞いたことがある」という。実際、「地球と月は連星のようなもの」と解説する天文サイトは、少数だが見つかる。ただし、少数を「国際的な常識」というのがハッタリ先生である。

(6) 日本の大学物理教科書と、韓国のそれ

日本の大学1年生向けの力学の教科書は案外薄い場合があって、それでも二体問題は載っているが、地球と月の共通重心の件は載っていない本があったと思う。薄い教科書を採用するのは、先生が教科書と首っ引きで授業するのではなくて、ご自分のノートを見ながら演習問題を黒板いっぱいに書いて解説したりするのだった。学生は休まず出席して板書を克明にノートしなければ、試験直前に教科書だけ読んでも点は取れないというシステムである。
しかし、ハッタリ先生は薄い教科書を二、三冊チェックして、載ってない、日本の一般大学では教えてない、本当のことを教えず謬見を教えているのだろう、などと言っているのではないか。
また、韓国の歴史を振り返ると、宗主国日本が去ったあと、遅れた農業国として出発したのだった。ソウルなどは都会だったとしても、ほかは田舎が多く、むしろ北朝鮮の方が発達していた。朝鮮半島北部は地下資源が豊富で、日本統治時代に重点的に開発されたのである。
かてて加えて、朝鮮戦争で甚大な被害を受け、戦後の復興も進まず、日韓交渉もまとまらず、日本による援助開始は1965年まで遅れた。工学ならともかく、基礎科学は貧弱な時代が続いた。結局、韓国の天文学研究が本格的になるのは、何と1970年代まで待たなければならなかったという。
これからあとは私の想像だが、近年まで韓国の天文学者による本格的な教科書などは少なく、アメリカの大学教科書をろくに翻訳権も得ずに訳したのをコピーして配って、テキストにしたりしていたのではないか。あるいは翻訳さえせず、英文教科書の海賊版を使うとか。別に韓国のことをバカにしてるわけじゃないけど。そのような場合、怪我の功名というか、彼らは「The moon does not just go around the earth, the earth and the moon both go around a central position」ということを学べたわけである。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。相変わらず言葉足らずで申しわけありませんが、お礼かたがたお返事いたします。

月と地球は「連星のような関係ともいえる」との表現であれば、私もこれほど固執はしなかったでしょう(比較的、物事を柔軟に考えるほうだと思いますし、両者の不思議な関係には以前から興味があります)。ところが、例のセンセイはわずか数十秒程度の解説、地球の軌道を大ざっぱに描いた図1枚を示して断言されたたので、「ちょっと待てよ。それは本当か」となったわけです。
 
残念ながら、私にリンク先の内容を理解するほどの英語力と教養はございませんが、「The moon does not just go around the earth, the earth and the moon both go around a central position.」は感覚として分かりますし、そういう見方・視点はとても大事だとも思います。しかしながら、センセイの話はまったく逆方向からの決めつけ、「お前ら市民ごときに俺たちの始めた公共事業の何が分かるのだ」と聞こえたのも事実です(学生相手の講義ではなく、公共事業の成果報告会の席で事業の可否を判断する審議会の長として発言しています)。
 
韓国の教科書の現状については、おっしゃる通りかもしれません。ただ、急いで結論を求めているわけではないので、現地で実際に教育を受けた方(例えば日本留学中の韓国人の学生さん)が現れるのを気長に待ちたいと思います。

お礼日時:2016/04/06 00:23

地球と月との関係は連星とは言えないと思います。

連星であるためには一方の星が他方の星の重力の影響を受けた円運動を行っていなければならないはずですが、月は地球の重力で円運動を行っていますが、地球は月の重力の影響で運動する軌道がありません。地球の自転速度(回転速度)には影響を及ぼしているかもしれませんが、月の影響で運動している軌道は無いはずです。それに二重星でもありません。
二重星とはわれわれが地球から見て非常に近くに見えている星のことで、実際に近くにあるかどうかとは無関係です。何光年も離れているのに地球から見て同じ方向にあるので二重星と呼ばれている星だってあるのです。
それにこれらはすべて恒星どおしの関係を表しています。なぜなら恒星でなければ観測できなかったからです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。連星・二重星・二重惑星については、私もほぼ皆さんが指摘されている通りに理解しておりました。月はその誕生からして謎に満ちていますが、しかしながら「地球とは連星の関係」という主張は初めて耳にしましたし、その根拠をほとんど示さぬまま「韓国では教科書の記述を訂正した」では、信じるに足る学者ではないと感じた次第です。

お礼日時:2016/04/04 22:47

はじめまして、元大学関係者です。



連星というのは既に多くの回答がでているように、ふたつ以上の恒星が重力相互作用でお互いのまわりをまわるというものです。ですから月と地球は二重惑星というのならばまだ理解できますが、連星とはいえません。その教授は言葉を間違っています。

多くの大学教授とおつきあいをさせていただきますが、専門分野で素晴らしい業績を残していても他分野では素人同然です。私もなんどか「え?こんな事も知らないの?」と感じることもしばしば。しかもこういう人に限ってブライドが高くなかなか扱いにくい…おっとっと脱線してしまいました。

地球と月が連星などというのは聞いたことがありませんし、国際的常識でもなんでもありません。また、「韓国で直ちに教科書を修正した」という話は聞いたことがありませんね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。大学で教えている知人・友人は割と身近におりますので、おっしゃることはよく分かります。やはり、地球と月を連星とする説は国際的常識ではなさそうですね。月は確かに不思議な存在ですが、チェリーピッキングで珍説を組み立てるのは似非学者のやることだと思います。なおかつ、韓国が教科書の記述を直したという話は、彼の国の教育レベルを侮っているようにも聞こえ、逆に心配になったくらいです。

お礼日時:2016/04/04 22:35

非常に遅い周期速度であるならば連星である可能性はありますが、観測方法が思いつきませんね。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。しかしながら私が知りたいのは可能性云々ではなく、「月と地球は連星である」が国際的常識か否か、韓国はそれを事実と認めて教科書の記述を訂正したか否か、です。

お礼日時:2016/04/02 21:26

これはただ単に言語の問題で、議論は無意味です。

恒星だけを連星と呼ぶのも変だし、
二重惑星など聞いた事も無い。
確かに地球と月は異常でこんな質量比を持つ惑星は太陽系内には他に冥王星とカロン
だけですが、両者とも小さい上に、こいつらは太陽系が最初に生じたときには無かった
可能性もある。
#7様がおっしゃった「定数」と「常数」ですが、学部の物理化学の最初に「化学屋は
定数と呼び物理屋は定数と書いてもじょうすうと呼ぶよ、さらに量子論で化学屋は縮重
と呼び物理屋は縮退と呼ぶが、全て無視して良いそんな事にかかずらわる奴はまともな
大学を出ていない」と教えられました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。私は天文学について詳しくありませんが、人並み以上に興味を持っているほうだとは思っております。そして、今回の疑問は月と地球が「惑星・衛星か、連星か、二重惑星か」という定義や、地球と月・冥王星とカロンのサイズが異常(そもそも異常とは何かという話になってしまいます)かどうかではなく、「地球と月が連星であるというのは国際的常識」「韓国は教科書を訂正している」が事実かどうかです。
 
私は地球と月が連星という主張を初めて聞きましたし、ネット上を調べてみてもそうした説は見当たりません(あるとすれば、その先生の講演資料のPDFくらいです)。つまり、先生のいう「国際的常識」の裏付けは取れませんでした。先生はおそらく「世の中の常識を疑いなさい」と言いたいがために、講演の主題とまったく関係のない連星の話をしたのだと推察します。だからこそ「知性の象徴である大学教授が言うのだから間違いあるまい」というのは思い込みではないかと疑い、こちらで質問させていただきました。

お礼日時:2016/04/01 17:11

私はアカデミズムとは無縁の素人なのに、知ったかぶりで回答するんですけど。


「計算材料学」とは、新分野というか学際的分野ですよね。また、一般に理系は「物理学帝国主義」という伝統があったんです。それらを組み合わせると、「旧帝大の計算材料学の教授なら、旧帝大の物理学科出身のケースが多いかも」という推測が導かれます。
つまり、その先生は「計算材料学が専門だから天文学は大ざっぱ」というより、「わたしゃ旧帝の物理の出なの。天体物理学の難しい計算などもガンガンこなしたもんさ」と鼻にかけている可能性があります。すなわち、二体問題、三体問題とかいうやつでしょう。
「月は地球を中心として回っている」では素人で、「地球と月は共通重心の周りを回りあっている」として方程式を立てるようです。つまり連星(と言って悪ければ二重惑星)です。さらに、地球も月も太陽に引かれているので、三体問題です。そのように複雑な計算をしないことには、例えば「うるう秒」なども決められないわけでしょう。

また、大学の先生は高校レベル以下のことには無関心な人も多いですよね。私は大学に入り、講義で先生が「定数」のことを「常数」とおっしゃるので、面食らった覚えがあります。高校の教科書には定数と書いてあるよなあ。大学レベル以上では常数ということが多いらしいのだった。
高校以下の教科書なら、「月は地球を中心として回っている」でよい。しかし、ご質問に出てくる教授は、「大学教科書たるもの、たとえ1年生向けでも、『月は地球との共通重心の周りを回ってる』と書かなければならない」とおっしゃりたいのかも知れない。うーん、「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」というか何というか……。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ただ、2つの星が共通重心を回っているという考え方をするにしても、そこには主従の関係があると思いますし、それをして惑星・衛星という概念が存在すると私は理解しています。また、センセイがおっしゃりたかったのは「世間の常識を疑ってみましょう」という点に尽きるという印象です。もちろん「地球と月を連星とするのは世界の常識、韓国は教科書を訂正した」という説明が真実ならそれでいいのですが、とても信じられないので質問した次第です。

お礼日時:2016/04/01 00:18

連星も二重惑星も国際的に明確に定められた定義が


あるわけではありません。

似たような質量の小惑星同士が互にに回っている場合も
「連星」と呼ぶことがあるとか。その延長で
連星=二重惑星 の意味で「連星」といっているのかも。

ニ重惑星の定義も曖昧で、質量比や半径の比、
共通重心の位置が惑星内にあるか否か などがありますが

地球と月は

質量比 81
半径比 4
共通重心の位置 地球の内部

で、半径比を根拠に二重惑星ではないかという
議論があるようです。でも

冥王星とカロンの場合
質量比 9
半径比 2
共通重心の位置 冥王星の外

でも2重惑星(ニ重準惑星?)と呼ぶことは未だに
認められていないそうです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。おっしゃる通り、どう呼ぶかは基準次第だと思います。にもかかわらず、一般的ではない珍説を国際的常識と主張されたばかりでなく、韓国では教科書を改訂したとまで言われると、実際にどうなのかと考えてしまった次第です。

お礼日時:2016/03/31 11:30

>地球と月は本当に「連星」の関係と見なすことができるのですか


 ・「連星」は恒星同士に使う言葉で、地球・月の関係に使う言葉では無い
  基本的なことを理解していないので、教授といっても他分野の基本を知らない教授でしょ
 ・>冥王星とカロンのように「二重惑星とする説もある」
  ・冥王星は準惑星に格下げになったので、今はどうゆうのかな
>真偽がとても気になります
 ・>地球と月は惑星・衛星の関係ではない。実は連星である
  上記は100%間違い・・嘘です(地球と月は恒星では無い)
  せいぜい、非公式で二重惑星(公式には惑星と衛星)
>講演の主催が仮にも県庁所在地の自治体だっただけに
 ・主催者と教授の発言の真偽は別では
  そもそも教授は何の教授なのですが
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この回答へのお礼

ありがとうございます。連星の意味を勘違いしてるか、ざっくり捉えた上での形容なのかと思いましたが、何せ配布された資料(パワポで作ったもので、スライド内容のダイジェスト)にハッキリ「月は衛星ではなく連星」と書いてあったので戸惑いました。
 
ご本人は計算材料学の権威らしく、Wikipediaにも名前があります。ただし、ページ自体は特定の人物が作成・編集しており、宣伝や権威付けを目的に慌てて作ったようにも見えるんですよね。実際、他の方から「大言壮語記述を中立的記述に。出典なき予定記事の除去。出典なき記述の除去、過剰な赤リンクの除去」を求められ、何度も内容を書き換えた痕跡が残っています。

お礼日時:2016/03/31 12:01

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