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「~は禁止しています」「~はご遠慮ください」にはどのような違いがあるのでしょうか?

どちらも非推奨なのは言うまでもありませんが、禁止を破った場合はルール違反、遠慮を破った場合はマナー違反という認識です。処罰(注意)の違いなどについてもお教えください。

A 回答 (3件)

「禁止」は命令に近い表現なので、丁重,丁寧に「お願い/依頼」と言う形にしただけで、実質的にはほぼ同じと考えますが。



あるいは、そもそも禁止と言うのは、基本的には法令とか、施設や土地などの所有者が持つ管理権限に基づき、法的根拠が伴う前提で使用される言葉です。
法的根拠が無ければ、そもそも禁止することも出来ませんから。

一方、「~はご遠慮ください」は、ご遠慮願う根拠が省略されており、厳密には根拠の有無が不明です。
従い、「喫煙は禁止しています」を、「喫煙はご遠慮ください」と言い換える場合、たとえば「館内は条例により禁煙です。おタバコはご遠慮ください。」などと言う方が正確ですね。

なお、根拠が無い場合でも「お願い」なら可能ですが、根拠がなければ、質問者さんの仰る「マナー違反」と言う解釈で妥当かと思います。
無論、マナー違反では、処罰の適用は不能です。

とは言え、少し上でも触れましたが、施設や土地などの所有者には管理権限がありますので、施設管理者からの依頼や要請には、概ね法的根拠があると考えて良いでしょう。

すなわち、「ご遠慮ください」に対し、「いやだ。私は遠慮しない!」みたいな屁理屈で、施設管理者などの依頼や要請に応じない場合、その施設などから追い出されても文句は言えないし。
損害などが発生すれば、賠償責任も生じるし、退去にも応じず居座れば、不退去罪など、より明確な法令違反になります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>あるいは、そもそも禁止と言うのは、基本的には法令とか、施設や土地などの所有者が持つ管理権限に基づき、法的根拠が伴う前提で使用される言葉です。
>法的根拠が無ければ、そもそも禁止することも出来ませんから。

そうだったのですね。
この質問をした理由は、とある競馬場でエリアによって「ここでの場所取りはご遠慮ください」と「ここでの場所取りは禁止しています」と二種類の張り紙が貼ってあったのがきっかけです。
同じ施設なのに、なぜ場所によって表現が違うのかな・・・?と。
禁止のエリアの場所取りについては、もしかすると明確な不利益が生じるのかもしれません。
遠慮については、禁止とは言わないけどその気になれば訴えることは出来るんだよ、ということだったのですね。

とても参考になりました。

お礼日時:2016/07/03 15:49

「禁止を破った場合はルール違反、遠慮を破った場合はマナー違反」なかなか上手い言い方ですね。


 「(駐車)禁止」は、条例などで決められたもので、違反が見つかると「罰金」を取られます。
 「(駐車を)ご遠慮ください」は人の出入り口など、駐車されると困る時に張り紙などに書く文句です。法律や条令で決まっていないので、罰金は取られませんが、同じ行為が繰り返されますと、警察などに訴えられて結局金を取られることもあり得ます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

禁止については法的措置が取れるのですね。
ご遠慮くださいについては法的措置が取れないとのことなので、
営業妨害などによって合理的に罰することが出来るよう予め「ご遠慮ください」と記載しているのかもしれませんね。

お礼日時:2016/07/03 15:40

>禁止を破った場合はルール違反、遠慮を破った場合はマナー違反


単純に言葉の意味としての理解なら、そんなところでしょうが。
実際の場面ではほぼ同じです、客相手の商売では、従業員にはお客様は神様、その神様に禁止なんていえませんね、ご遠慮願います(普通なら、やめろ!という場面でも)、単純に周知だけなら、禁止ではなく、ご遠慮ください。
役所なんかだと、禁止もあり得ます、最近はやや変わったかも?。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

意味が違うというよりは、婉曲表現なんですね。
おっしゃるように、役所のような公的な場所ではしっかりと禁止と書かれている気がします。

お礼日時:2016/07/03 15:34

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