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京都大学大学院教育学研究科の研究者養成コース臨床教育学専攻を志望しております。
もしこちらの学科を突破された方がいらっしゃいましたら勉強法についてアドバイスをお願いします。
英語は、なんとかなりそうなのですが論述など専門科目に対してどのように勉強されましたでしょうか?

また、募集要項などを拝見してよくわからなかったのですが、出願手続きの8番に記載されている提出論文というのは卒論ではなく研究計画書を指しているのでしょうか?当方、卒論を書かず単位のみで卒業したのですが、卒論がなければ受験できないでしょうか。

研究計画書は大学院受験では量的研究法でなければ受けいられないという噂を聞き、その手法で書きましたが、やはり質的研究法のほうが面白いですし、分析心理学をやってくうえでは質的のほうが有益であることが多いのではとも思い、書き直そうかと考えておりますが、どちらがいいなどとかありますでしょうか?もちろん内容の良し悪しだと思いますが。


最後に研究計画書はある程度テーマを決めた上で、研究室訪問のなかで具体的にどういったことを研究したいなど相談したあとで具体的に書いていったほうがよいでしょうか?


よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

英語は、なんとかなりそうとのことですが、甘く見ていると落とし穴にはまります。


当たり前の話ですが、難易度は京大入試の英語よりはるかに高いレベルです。
心理学関係の英語論文を、辞書無しで日本語の2倍程度以下の時間で読めれば大丈夫でしょうが、それ以上かかるようであればちょっと厳しいかもしれません。
心理学関係の英語論文を読んでおいて慣れておきましょう。

専門科目については、「臨床心理学」(教育心理学分野からも出題する。)ということで、オーソドックスに過去問を手に入れて、教科書を勉強しましょう。
過去問はコネを使って手に入れる方法もありますが、アマゾンで「京都大学大学院過去問題集 2015年度版―教育系・臨床心理系 (大学院入学試験対策シリーズ)」を買っても良いかも知れません。

論文については、当たり前ですが研究計画書では無く論文です。
実際の合否はここが最大のポイントです。
卒論である必要はありませんが、きちんと論文の形式が整っている必要があります。
すなわち、問題・目的・方法・結果・結論・考察の形ができている必要があります。

質的研究法が不利と言われるのは、多くの質的研究法が自分の考えの著述に終始していて、結論の普遍性を論理的に立証することに失敗しているためです。
例えば、「幼児期の母親との結びつきが、中学・高校生の不登校に影響を与えている」という仮説を立てたとします。この仮説を立証あるいは否定しようとした場合に、質的研究法を採用した多くの論文は著者の考えを述べることに終始してしまいます。
説得力のある実証的論証のためには、量的研究法がはるかに有利な手法です。

論文のポイントとしては、問題点の抽出、仮説の構築、仮説の証明あるいは棄却、の3点が重要ですが、自説を交えるのは最低限にしないと、論文としての形を成しません。
その意味でも、量的研究法がやりやすいということになります。

いずれにせよ、まずは京大であなたのやりたい仕事をしておられる先生に相談してみましょう。
本来は、入試説明会に参加するのがよかったのですが、本年度はもう11月だけですので、これでは論文が間に合いません。
とりあえずは河合俊雄先生か、皆藤章先生がお勧めです。
一緒に過去問・専門科目の教科書なんか教えてくれるかもしれません。
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この回答へのお礼

amazonで過去問が売られていたのは知りませんでした。有益な情報ありがとうございます。
たしかに英語は、やりこまないといけないですね。厳しいお言葉ありがとうございます。
河合俊雄先生のところへ研究室訪問してみたいと思います。


ご丁寧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2016/08/13 19:42

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